ブログ周辺散歩
昨日は過去のエントリー「日本の音楽産業の将来展望」をあちこちでリンクしていただいたお陰で、アクセス数が自ブログ内プチ・バブル状態(訪問者数:約1400/閲覧数:約1500)でした。取り上げていただいた場所が、
「カトゆー家断絶」(何と言ってもココの威力は凄まじいです)
「choiris~ちょいりす~」
「iPod Style」
「OTO-NETA」
その他、数々のブロガーの皆様、この場に挙げ切れず申し訳ありません。どうもありがとうございました!
しかし、ちょいと複雑な気分なのは、このエントリーが少し前に書いたものな点。実はDoblogで書いている時にアップして、その後、ココログへの引越しで移した内容です。引越しの際、尻切れトンボだった最後に文章を加えただけでその他はほぼ変らない内容なので、サービス間の環境の違いを思うと感傷的になるってもんなんですよ。切込隊長BLOG曰く
NTTデータ様が渾身の力で繰り出し目下閑古鳥絶賛合唱中のBLOGサービス「ドブログ」
とのことですが、ブログ「クネアシ」のエントリー「ブログ支援サービスを行っている所の会員数」によると(元データは「フジサンケイ ビジネスアイ(2004年3/22)」、16日現在のデータ )
はてな(開始 2003年1月) 30,000
Doblog( 2003年11月) 6,300
ココログ( 2003年12月) 21,000
ライブドア( 2003年12月) 12,000
エキサイト( 2004年2月) 9,600
JUGEM、MyProfile辺りがないし、会員数が指標として必ずしも正しいとは言えないとは思いますが(Bulkfeedsのような別の指標も統計データとしてアリ)、う~ん、Doblog、寂しい限りです。開始時期が時期だけに痛いですね、特にエキサイト辺りと比べると。うまく行っていないサービス例のケーススタディとして興味深いところがいろいろあるのですが、ここでは詳細を置いておくことにします。でも、会員数とは別に、システム的な問題点であるサービスエンジンの来訪率(はてな、ココログに比べると明らかに低い)による会員間コミュニティ外への窓構成~アクセス数レベルへの影響が非常に大きいですね。
というのも、昨日の本ブログの閲覧数1500弱とDoblogの24日付アクセス数ランキングNo.1=1307件とを比較すると......しかも、Doblogのアクセス数は、ロボット来訪・閲覧のための月間記事移動・カテゴリーによるソート等々の全てをカウントに入れた上ですから。何か古巣だけにもっともっとハッスルして欲しいんですよ。そこでブログを書いている方々のコンテンツにはいいものがあると思いますし。Doblogのシステムではアクセス数ランキングのプレッシャーがあるので、中心メンバーの更新率(月平均40件とか)とコミュニケーションにかける情熱はなかなかなものですしね。その分、早く燃え尽きてしまう傾向もあるようですが。
さて、こんなことをツラツラ書いているのも、ちょっと興味深いエントリーを見つけたからです。TB先はTristarさんのブログ「CONCORDE」の「ウェブログに向く記事、向かない記事」。ブロガーなら誰しも悩む内容、「何を書くか?」「どうやったら読んでもらえるのか?」というテーマ。Tristarさんの仰っていることはよく分かるんですが、最近の自分の考えが少し違うので、少しまとめてみます。ちなみに、元記事は次のような内容です。
向く記事
広義の時事ネタ。ニュース、およびそれに対するコメント。昨日か今日見つけたどこかのブログ記事への反応、"今日のリンク"。日々の記録。「今日」見たもの、感じたこと、思ったこと。"今日の一言"、もしくは"今日のネタ"。
明日にはもう見向きもされなくなり、明後日にはすっかり忘れられても気にならない、もしくはそうなる性質を持つもの。
向かない記事
しばらく、あるいは長時間考えた、あるいは考えていたもの。主義主張の類。数日またはそれ以上前のブログ記事への反応。「近頃の流れ」から感じた、あるいは考えたこと。
書いた者が今日明日やそこらでは(少なくとも当人がそれを考えるに至る、もしくは書くのに要した時間程度には)色あせてほしくないと思っているもの。
上に書いた古巣のDoblogのシステムでは、ココログ以上に「新着一覧」の威力が強く、「アクセス数上等度」も高いので、ココログに移って来てTypepad・MoveableTypeベースにやっていると「向く記事」「向かない記事」の傾向というのが余計に違った観点で見えて来ています。MoveableTypeのシステムというのは記事毎がセパレートされている度合いが強いので、個々の記事へのコメントやトラックバックへのアクセスがしやすくなっている点が大きいですね。確かに「過去の記事に今さらコメントやTBするのもなぁ」と思うことが少なくはないのですが、「最新のトラックバック」「最新のコメント」表示のお陰で著者と過去の記事についてコミュニーケーションを取ることが何時でも可能ですし、サーチエンジンのお陰で過去記事のアーカイブにやって来る方々も一定の割合で存在しますので。最初に書いた自記事のアップ後1ヶ月以上経ってのブレイク事例が示唆的だと思います。
アメリカでのブログ草創期や僕がDoblogで経験したサービス草創期を見ると、時事的なニュースが流れた時点ですぐにピックアップ、短いコメントを付けたエントリーを大量に流すといったスタイルが主流だったわけですが、そういったスタイルは時間が過ぎるに従って廃れていくように思えます。短文で誰もの目に触れるような題材を扱う場合、桁違いのセンスがいるんですよね、抜きん出るためには。僕にはそんなセンスなど無いので、長文でギッチリ詰め込むのがまず最初のごまかし。普段楽しんで読ませていただいているような、本ブログと桁違いの人気を集めているブログに共通するのも、圧倒的な情報量と深い知識、もしくは鋭い切り口・特殊な観点、大抵は両方の場合が多いですね。
ブログを始めてすぐの時点で「新着一覧」が唯一のチャンネルというのはよく分かるのですが、ココログの場合、サーチエンジン等々での来訪率も少なくないですし、すぐに幼年期は終わって、内容を問われる時期がやって来るように思えます。長いスパンで見ると、ブログを始める際のアドバイスとしてよく挙げられる
「自分の好きなこと、知識を持ち合わせていることを書け」
「そうすれば苦にならないので、長く続けられる」
「その内、書いてくれることを気に入ってくれる読者が集まり出す」
というのが何となく真のように思えます。ということで、自分の場合の戦略の一つには
「人が他に書きそうにないことを書く」
→コレについては非常に困難です。そこで、
「1つでは多くの人が書いているようなネタでも、それを3つや5つより
合わせれば、今まで書かれていないようなネタになる。おまけに
幾つもの選択という部分で、何を選ぶかの個性が強く出せる。」
というのが方法論。関係無さそうなジャンルを組み合わせるというのも手で、普通組み合わさらないジャンルを組み合わせることで独自性が出せるかな、と。ブログ内でいろいろなことを書くことが個人的にはバーンアウトの防止にもなっていますし、読者の反応を探るのにもいいですね。ただし、これは大抵の場合は逆効果なので、テーマを絞った方がターゲットがはっきりしてアクセス数も上がるというのが一般的でしょう。それが本ブログの限界でもあるのは見て分かる通り。
結局、読者層を考えたマーケティング的な部分と自分が続けていくための情報の保有量・熱意の総量(切れればバーンアウト)の相反する2要素のバランスを如何に保つかに鍵があると思います。テーマは絞り過ぎず、でもコアとなる分野はハッキリさせる、といったところ。
どちらにせよ、僕は読者としても書き手としても、「当人の思い入れ」、重要だと思いますよ。即時のレスポンスを期待せず、ユルリと自己満足ベースでやって行くと同時に、読み手の立場に一度はなってみる客観性も必要があると思いますが。「明後日にはすっかり忘れられても気にならない、もしくはそうなる性質を持つもの」でないものが、最終的にはコンテンツとして残るのではないでしょうか。ブログの性格上、良質なものを供給し続けなければならないという更新サイクルが通常サイトより短いという呪縛があるとは思いますが。
※追記(03-25-2004 @06:30 AM)
アクセス数=読者数でないのは、だらだら長いココのようなブログの問題点かな。そこは自己満足を戒めなければならない部分。
最近、MyBlogのMyClipがちょっとした話題ですが、「向く記事:広義の時事ネタ~」といった内容がMyClipのような形態に集約していくのかもしれません。あくまでも内容のしっかりした本体コンテンツに対して、軽く両脇に掲示するぐらいでいいのかなという具合で。
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Comments
ふむ。わたしもそろそろdoblogから引っ越しでもしようかと思います。自分でサイトを立ち上げるのは、仕事が増えるからやめたい(人のサイトを立ち上げる仕事はしているのにね。あはは)。
そこで、どこにいこうかと思うのですが基本形のところでないと、他のサービスとリンクできないということが多々あり。
doblogってそこがだめですよね。「囲い込み意識」が強すぎるのかもね、基本設計の部分が。
Posted by: miyakoda | 2004.03.25 at 13:32
Doblogが始まってつい最近まで、適度に大人、でもいろいろなジャンルを面白がって付き合うようなスモール・コミュニティがいい感じだったんですけどね。利用者が良かっただけに、サービス業者側のスタンスの問題点が目立ったような気がします。自分も引越してしまったので余り言えないですが、どんどんメンバーが抜けて行くのは寂しいものです。
Posted by: bluegold | 2004.03.26 at 13:39