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2004.06.04

経済オンチ、米紙を読む

 日本同様、アメリカでも新聞の勧誘は盛んで、「電話勧誘お断り」サービスに登録しておかないと、定期的に電話がかかってくる。2週間タダにしてなし崩しに購読を開始させようというパターンが主流。アメリカに来てすぐの頃、なぜか勝手にOakland Tribuneが配達を始めて、その後、「無料期間が終わったので、支払いヨロシク」との通知。こちとらは取る気ゼロなので、「取りませんし、頼んでません、だから払いませんよ」と答えたのはいいが、いつまで経っても配達が続く。その後、定期的に「まだ止まっていませんけど」と電話をするんだけど、「分りました」と言って配達が続く。こらが半年以上続いたかな。
 
 ま、そんな感じで、その後、日経取り始めたら、いいお値段なもので、アメリカの新聞はフリー紙やたまに買う程度だったんですがね。ケーブルTVには、ニュース専門チャンネルが幾つかあるし。でも、卒業式が終わってから、時間に余裕ができたので、アメリカの新聞も買って読んだり。ちょっと面白かった記事(古いです)。
 
 
[San Franmcisco Chronicle 5/17: Technology]

 少し前に サンフランシスコで"NextFest"という催しがあって、要は「未来展」みたいなハイテク集結ショーケース。結構、エンジニア界隈では話題だった様子で、友人が「チケット取ろうとしたけど、売り切れだった」とぼやいてた。紙面上では、東京大学出品の「光学迷彩」がトップに。あの「攻殻機動隊」に出てくる奴が実現か?と数年前から話題の一品。アシモなんかにも記事中で触れられている。アメリカ人も興味津々ですな。
 
 
[USA Today 5/28: Money]
 
 日本ではちと高すぎる感のあるGAP。アメリカではもう少しブランド・イメージが下なので、日本の値段を付けたら売れないだろう。そのGAPと同じ企業系列にOld Navyというさらに激安の衣服屋がアチコチにあって、近所じゃ"Old Navy"のロゴが胸にあふれているわけだが、テレビを見ていると水着の広告を盛んに流し始めている。USA Todayによると、2003年度の水着売り上げは、女性で$2,200,000、92,056着、男性で$511,644、36,857着。いやぁ、販売に力が入るのも分るわ。しかし、圧倒的に女性対象市場。
 
 ラジオを聞いていたら、アイスクリーム・シーズンも到来の様子。アメリカの消費量、こちらももの凄いらしいです。そういえば、家の周りをピンクの超小型バンがウロウロ。でも、何だか甲高い音楽流して、超高速移動なんですよ。誰か買ってるの見たことないし。昔、サザエさんにあったみたいに石焼イモを追っかけるの図がそのまま当てはまるようで、車のCMで似たようなのをやってたりもする。売れるのかな?
 
 
[USA Today 5/28-31]
 
 同時に旅行シーズンも到来。5/31のMemorial Dayから9/1のLabor Dayまでが、小中高が休みに入ることもあって、人の移動もすごい。夏季限定の催しも多く開催されるし。と、同時にガソリン消費も急増するので、ガソリンの値段も徐々に上がっていくのが通常。でも、今が既に馬鹿高い状態になっているので、どうなることやら。
 
 USA Today一面によると、ガソリン値段高騰で、スタンドの売り上げが20%近く落ち込んでいるとのこと。興味深いのは、ガソリン自体から来る収益はわずかリッター当たり1セント以下という点。アメリカのスタンドには、大抵コンビニのようなのがくっついているので、そちらの売り上げが基本ということなわけ。ガソリンの値段が上がって、その分、客は店での買い物を控えて、店主は苦しいという話。う~ん、それで田舎に行くと、給油だけだとトイレを使わせてもらえないようなスタンドもあるわけか。納得。
 
 
[USA Today 5/26 & 5/28 : Life]
 
 日本でも上映されているのかな?地球温暖化パニック映画"The Day After Tomorrow"がかかるということで、一面に。「環境政策後進国のアメリカで政治的な議論に、ワシントンはその映画の客の入りを静かにうかがっている」とのことだけど、あの「インディペンス・デイ」の馬鹿エメリッヒ監督作だよ。何だかシュール過ぎ。
 
 ま、あのエメリッヒ作品の馬鹿馬鹿しさがアメリカの本質の一つであるような気もするのだけれど、その後の記事によると「1998年のゴジラで、2週間後に海の底に沈んでいるエメリッヒ」、案の定、お寒い入りのスタートの様子。観に行ったアメリカ人は「怖いねぇ」とか言ってたけれど...
 
 それにしてもアメリカ人、映画好きです。ニュース見ていたら、ベイエリアの南の方の街で「チケットが$10を超えた!」とニュースになってたのも、日本の値段を知っていると笑えた。確かに、ベイエリアは高い方だけど、普通は$7とか$8ぐらいで観れる。この前、友人とMichel Gondry監督の"Sunshine Always..."を観に行ったら、時間帯悪いのにもかかわらずソコソコ客が入っていて、人それぞれ別の場面で好き勝手に受けているのがいい感じだった。く~、安いのに映画館にもほとんど行けなかったぜ、チクショウ!

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つれづれ 3弾

 契約解除等々で電話かけまくりなわけだが、日本でも最近の報道等で知られているように、アメリカのコールセンターは海外転出がはなはだしい昨今。ベイエリアでいろいろな国の人の訛りに慣れて来たとはいえ......先ほどの所はインド訛りが凄過ぎ。アメリカ人ならばしないような不可思議な単語の言い間違いをするのは、手元のマニュアル文章でも読んでいるのだろうか。
 
 ところで、別件で「日本への転送手続きを受理しながら、やっぱり無理でした」というお詫びの電話がかかって来たのだが、こちらもアチコチかけまくっているので、どこの会社からの電話か混乱。最後に確認。
 
 
   「ところで、どこからかけてきているんですか?」
 
 
 向こうは、「何でインドからかけて来ているんだ」と文句でもつけられると思ったのか、しばし沈黙。こっちの聞き方も言葉の選び方が良くなかったので、ビックリしたのかもしれないけれど。

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つれづれ 2弾

 かなり前にテレビを見ていたら、前に紹介したことのある、アメリカでも放映されて人気だった番組「風雲たけし城」「料理の鉄人」がどうやらアメリカ・オリジナル版の放映を始めたようだ。
 
 
 「たけし城」>> もともとラストの城前バトルをカット、外人挑戦者スペシャルの回を勝手に「アメリカvs他の国」に変えたりと何だかなぁという感じがあったところ。あの~、イタリアの国旗、フランスのと間違ってますけれど... 
 
 もともと最後にアメリカ側製作陣の名前だけデカデカと出るけれど、大したことやってないでしょ?ってな感じのわけだったが、尺が足りなくなったのか、日本版のフィルムにアメリカ新録をツギハギするという荒業発動。しかし、アメリカ版セット、せまいしショボイです。谷隼人じみた衣装も用意して、稲川淳二っぽい変なアジア人を配しているところは面白いけれど、80年代の日本の映像と現在のアメリカの映像をつなぐの無理アリですよ。
 
 
 「料理の鉄人」>> "U.S.A."の名前を冠したスペシャル版なのかな?フレンチのサカイ対アメリカ版鉄人、NYかどこかの日本人シェフ対アメリカ版鉄人らの2回。鹿賀丈史役が、マーシャルアーツやるようなアジア系アメリカンで、やっぱりアクが弱い、キャラが立ってない。オープニングで何かかじったりはするけれど。その弱さのせいか、進行役にもう一人、他の番組を持っている料理評論家みたいなのが加わる。コイツ、感じが悪いし、元番組の大仰なアニメ風演出に合わないと思うんだけど。
 
 中継アナウンスはまぁオリジナルに近い感じかな。セットは日本の方がちょっと上。アメリカ版鉄人、料理のレパートリーが出せないのか、皆、青服~~。演出とか日本のを踏襲すればいいのにね、アメリカ人にも受けたんだから。対戦結果は2戦ともアメリカ鉄人の勝ち。最弱鉄人が日本代表だったからかな、道場を出しなさい!とは言え、どう見ても、盛り付けやバラエティで日本側の方が上だろ。こういうところが、アメリカの嫌われる大人げの無さ。同時に視聴者集計もやっていて、視聴者は圧倒的に日本鉄人勝ちに票を入れていたのがちょっと笑えた。
 
 アメリカ鉄人は、やはりといった感じでクレオール&ケイジャンのニューオリンズ基盤の料理人。アメリカの料理って、おいしいと言われるのここぐらいなんだよなぁ。Emerylという同じケーブル局に番組を持っている料理人も、やはりニューオリンズ出身で人気者。ニューオリンズへ行った時に、彼のレストランに行ってみたかった気も少しする、ミーハーだが。

 ******
 
 転出の手続きで郵便局へ。郵送物無くす、勝手に日本に返送する、みたいなのが日常茶飯事の彼ら。行列ができているのに、案の定、4人が集まって何かを協議中。いいから少なくとも2人は早く窓口に回りなさい。
 
 
 「外国に転出するので、住所変更したいんですが。」
 
 「外国、どこ?」
 
 「日本へ帰るので...」
 
 「外国の転送はダメ、できない。」
 
 「(ならば、何で国名を聞く?) いや、できるはずですよ。」
 
 「絶対だめ。」
 
 「事前にeメールで問い合わせしたら、ウェブではできないので、こちらへ来て書類を提出しろって言われたんですけどね。」
 
 「ダメ。」
 
 「ここにプリントアウトして来た、このメールを見てくださいよ。」
 
 「ダメ。」
 
 「ほら、書いてあるでしょ。」
 
 「ナニ、ダメって書いてあるじゃないか。」
 
 「イヤイヤ、それはウェブ上ではダメという話で、後半に書いてあるでしょ。できるって。」
 
 「海外はダメ。」
 
 「絶対できるって知ってるんだよ。」
 
 「向こう行って上司に聞いてくれ。今、上司いないから聞けないけどな。」
 
 「俺は知ってる。絶対できる。」

 「ダメだ、絶対ダメ。」(横を向いて、隣の女性に)「外国への転送ってできるようになったのかい?」「えぇ。」
 
 「そんなの知らなかった。」 (あの~、かなり前からその筈なんだけどねぇ。)
 
 (横を向いたまま、ポイと書類を投げてよこす) 「ハイ、次。」
 
 
 もうこんなのにも慣れたんで、絶対引かないけれど、日本に帰るとこういうのがちょっと懐かしくなるのかな?

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つれづれ 1弾

 昨日、インターン身分で内部に入り込んで研究をしていたサンフランシスコの機関で最終プレゼン。英語はまだまだ悲惨なものだけど、英語プレゼンにはようやく慣れてきましたなぁ。ま、それなりに評価してもらった様子。少々専門外の情報系、プログラミングの方向にも向かってしまったので、言語の勉強を一から始める羽目になったのは、ほぼ卒業に関係ない単位に対してどうかというところだったけれど。プレゼン出席の偉い人がしきりに「教授にAつけてもらったのかい?」とジョークを飛ばしてたのも、何だか皮肉。
 
 しかし、教授もしれっと成績も確定&卒業式終了後に、どんどん追加課題を投げてくれるから、何ともはや。教授自体も多忙で、ミネソタからコンサルの仕事で帰って来たと思ったら、翌朝に2人で打ち合わせして(同時に子守)、プレゼン終わったらすぐまた空港へ、というスケジュールだから、こちとらも文句言えないけれど。
 
 帰り際に、駅まで追っかけて来たIT担当のおっちゃんにつかまって、作ったプログラムのインストール・トラブルをケア。結局、朝から晩まで拘束の1日でありました。「ゲストだからよ」と言ってペプシをおごってくれて、気がよかったのでちょっと面白かった。「ダイエットだけど、いいのかい?」とか。
 
 ようやく懸案事項が終わって、3割方残っている撤退事務手続きに専念。でも、荷造りも...憂鬱だ。嬉しいことにいろんな方との送別食事会もあって、これからが過密スケジュールの勝負どころです。こんなブログを書いていていいんでしょうか?
 
***

 帰り際に裏道を歩いていたら、裏庭から突き出たビワの木を、棒で突いている泥棒ガキンチョ2人組を発見。何か、日本と変わらぬ風景だなぁと少し感心。
 
***

 近所で車を走らせていたら、何やらでかい猫がノシノシ道を横切る。よ~く見ると、アライグマでありました。ラスカル殿も薄汚れてくたびれた感じで、少し幻滅。鹿やリスは何度も見たけど、ラスカル君は最初で最後かな。マウンテンライオンやスカンクにはついに遭遇せずじまい。近くの山にいっぱいいるらしいんだけれど。

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2004.06.01

長いお別れ

 え~、ご無沙汰しておりました。1ヶ月も更新をさぼって、どうもすいません。そんなに経てば、間にいろいろありましたよ。
 
 
 
 1. 存在を隠して来た本ブログの存在を知る人が周辺に発現。
 
 2. こんなことも。
 
       grad.jpg
 
 
 
 日本でも院の卒業式を経験したけれど、こっちの方が感慨深かったかな。このために、ここ1ヶ月ぐらい必死だったわけだけど。何だか、未だに試験受けていて気が付くと時間が足りなくなっている夢を見てうなされます。夢なんて見ないような大人になっているんですがね。もう勉強なんてご免って感じだけど、教授からもらった研究課題がまだ残っているんです。ギリギリまで引き継ぎ残すような、夏休みも最後の夜にヒイヒイ言うようなタイプだからなぁ。
 
 いろいろ事情もあって、卒業後は日本でサラリーマン生活に復帰です。もともとアカデミックなキャリアは考えていなかったし。New Mexico辺りを放浪しに出かけたり、書き忘れたアメリカ生活ネタ等々がたまっているので、とりあえず帰国後までまたがってそうしたネタを一掃しようかと思ってます。その後はタイトルを「東京の空の下~」に変えるのかと言えば、どうかな。看板に偽りありだけど、「加州」を見てカナダ在住と思われた方も前にいらっしゃったぐらいだし、最近の内容もアメリカ生活ネタ激減だから、このままのタイトルで少し続けようかと思ってます。フレーズに愛着も湧いてしまったので。
 
 あと10日間ほどでアメリカ&学生生活もお別れ。今は残務処理が山のようで実感無いけれど、少し寂しい感じはあります。昨日もこちらの友人カップルと夜まで過ごしてたけれど、英語の会話力は未だに恥かしいレベルで終わっちまったなぁ。ヒアリング力は昔のお寒い状態から格段に進歩したんだけれど。何だか日付が今日に変った帰りの夜道をドライブしていて世界が少しセピア色に見えました。年とったら、家族で住んだ家とかキャンパスを訪れて涙するのかな。今は血も涙も無いような人間だけどね。
 
 ここに書いても見ている人はいないだろうけれど、苦しい暮らしを支えてくれたかみさん、友人、知人、親戚には感謝してもし切れないです。と感謝の気持ちを残してペンを置いておくことに。時間が無いので、帰国前に記事を書けるかな......ちょっといろいろ書きたい気分なので、やること放り出して雑文を垂れ流すかもしれません。

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