自販機のひみつ
一つ前の記事で日本に帰って来て感じたことなど書いていたわけだけど、他に些細な感動があったのがジュースの自動販売機。
白物家電の世界で今IT技術導入の綱引き等々あるわけだけど、日米の家電は恐ろしく違う。ゴツイ、必要最小限の機能。「細かいニーズなんて知らん!洗濯機は洗えりゃいいし、冷蔵庫は冷えりゃいいんだよ」の精神の元、「激しくかき混ぜられ痛む衣服」「凍りつく食材」なアメリカ製家電達の精神が象徴する通り。
アメリカの自動販売機も同様の精神の元、1ドル札以外お断り、紙幣もなかなか飲みこまねぇし、壊れたまま放置、補充されてない、甘ったるい炭酸飲料ばっかなのに吐き出されるボトルは激しく振り落とされたお陰で絶対に泡が吹き出すあんばいの3重苦。そもそも壊されて金を奪取されるから、街角に置いてないんだけどね。
そこに来て日本の自販機。久しぶりに戻って来たら、紙パックジュースの自販機の新型をよく見かけるわけ。こんな感じの、まぁ昔からあるタイプ。
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昔ながらのタイプっていうのは菓子パンの自販機と同じで、前の押さえ金具を外す→後ろから押す→ポテッと商品が落ちる、という仕組みが大半だったと思うのだけれど、新型は押さえ金具の部分がプラスチックの小さい部品で、歯車がカタカタと回って跳ね上がる→後ろから押す、ここは同じ。でも、前に商品のところまでキャッチするキャリアが動いて行って受け取り、下まで持って行ってから落とすという過保護ぶり。パックの変形を防ぐという配慮ですかね~商品が出てくるまで時間がかかり過ぎる気がして、いいから早く落としてくれイライラというのが大半の反応の様子なんですが...
日本でのワールドカップ開催時の各国報道とかでも、サッカーそっちのけでウォシュレットを見て笑い転げる外国人という絵図があって、昔から日本の「要らん機能の過剰搭載ぶり」が外人にとっては「クールさ」と「笑い」の境界線上にある魅力に映る様子だったわけだけど、この新型(既に新型ではないのかも?)自販機は日本お馴染みの「バカハイテク」だと、海外へ動画配信したくなったところ。
しかも、2列ある商品配列が見た目の配慮だけでなくて、機構が引っかかってスタックした際にはもう一つの列から商品を取り出すという冗長系!この2重系ぶりには感心したんだけど、結構、スタックしているのかなぁという感も。
てな感じで、おまけに自販機についてちょっとしたトリビア。実は、日本のジュースの自販機は2社の寡占状態。その片方のHPに飛んでみませう。
富士電機リテイルシステムズ(株)のホームページ
上記の自販機の歴史や構造説明のコーナーは結構へーって感じ。「1.自販機のルーツ (紀元前~)」曰く、
聖水自販機
上部の口から硬貨を投入すると、その重みで受け皿が傾き、硬貨が落下して受け皿が元の状態に戻るまでの間、出口の栓が開いて水が出る仕掛け。
ま、諸感こもごもですが...... 続く、「2.双方向自販機の登場」では、
下のイラストは、平成9年8月に横浜で開催された産業技術歴史展~テクノフェスタ21会場において日本自動販売機工業会が展示した「クリニック・ベンダー」です。患者がディスプレイに現れたドクターと交信し、問診に応えると症状に適した薬が販売されるという未来の自販機システムです。
とか、ドンキホーテvs厚生省の馬鹿げた泥試合の遥か先を行くビジョンがそこにはあるではないですかっ!
~ おまけ ~
「自販機」で画像検索をかけてみた際に引っかかった画像。
自動販売機inアントワープ
これはこれで、何ともはや。「コンビニ・イン・ベンディングマシ~ン」と来たら、日本も負けていられんのではないでしょうか。
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