2005.01.30

取るに足らない悩み in 職場

 何だか休み無しの日々だったので、本ブログもまた断筆期間が出来てしまいました。ま、最近、休み休みの進行ではありましたが。
 
 さて、この場では趣味と個人的な興味をベースに書いているもので、仕事等の話はいっさい無しで来たんですが、最近ちょっとした仕事の悩みがあるんです。いいアイデアがあったら誰か教えてください。
 
 
 え~、今の職場には元々同姓の人が結構いて、特にAという苗字の人は3人もいます。仮に、A1、A2、A3さんとしておきましょうか。どうやら近くに異動があって、一つの係のメンバーにAさんが集結するそうです。マトリックスのエージェント・スミスみたいに係にAさん増殖。「ナニナニ係のAさん」って聞かれても、「全員Aですが?」となるわけですね。
  
 そして、A1さんの後に、新たなA、A4さんがやって来るそうです。Aさんの後のAさん。2つの係のチーフが両方Aさん。おまけに片方は前任も後任もAさん。う~ん、ややこしい。皆、近い場所に固まって座るんですよ。「Aさん!」と呼ばれると、4人が一斉に振り向きそうです。
  
 さらに、A4さんとA3さんは名前のつづりまで全く同じです。下の名前で呼んでも、区別がつきません。電話がかかってきた時の対応が苦しいところです。どうしたらいいんですかね?「ミドルネームでも付けたら?」というふざけた意見もあったんだけど、こういう時はアメリカのニックネームで呼ぶ風習って便利だったなと思ってしまう今日この頃です。

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2005.01.15

隣の受験生は何食う人ぞ

 巷で話していると「息子(or娘)が今年受験でねぇ...」とシーズン到来な今日この頃、受験なんて遥か昔の話で最早感慨も無いぜと思っていたけれど、よく考えてみたら数年前にアメリカの大学院受験でバタバタしてたんだよなぁ。と、日本の受験風景とアメリカの風景がリンクしないところもあり。
 
 さて、日本にいなかった間にこんな話が産まれて、定説に近いぐらい流通するようになっているんですな。
 
 
  キットカットで、きっと勝つ 受験生に大ブーム!キットカット
 
 
 ネスレが今年大々的に打つキャンペーンを見て知ったんだけど、売り上げも急増だそうで。他の会社も2匹目のドジョウを狙ったりしていて笑える。
 
 
  サンクス 受験生フェア
 
 
 ロッテも必死。「パス」はアリな商品名だけど、「幸運のコアラ」話のおかげか引っ張り出された「コアラのマーチ」、「寝てても落ちない!」って今さら努力を否定されても何かと思うわけですが。そもそも、「キットカット」も最後の「ト」の行方がどうなのよと気になる性分なもので、「カット」じゃ「足切り」につながんないの?と嫌なことを言ってみたり。
 
 
 さて、gooの「受験生の願掛けランキング」なるものによると(孫引き:club mik
 
 
 受験生ジンクス ランキング
 
 1位 手に5を書く
  (←5を書く=ゴヲカク=合格)
 
 2位 佐川急便のトラックの飛脚マークのお尻に触る
  (←昔の幸福になる噂の変形バージョンか)
 
 3位 右から
  (←鉛筆を取る時右からとか、同じ方向から全て動作するということの様子、
  こんな感じか
 
 4位 受験校の前で5回手を合わせる
  (←何だか社寺と同格化しているお話、神頼みってか)
 
 5位 試験前日にスパゲティを食べる 
  (←試験に「パス」た?)
 
 
 関連アイテム ランキング
 
 1位 キットカット
  (←既記の通り)
 
 2位 赤いパンツ
  (←めでたい紅白色ってことなのかな?)
 
 3位 5角鉛筆
  (←5角=ゴカク=ゴウカク)
 
 4位 タコのグッズ
  (←オクトパス=置くとパス)
 
 5位 スパイクのピン 
  (←「スパッと行く」ですか?こういう駄洒落、苦手です)
 
 
 
 やはり、キットカット強し。でも、何と他のはほぼ全て知らん。元サイトには「昔ながら?」なんてコメントもあるけれど、本当に知らんです。パスタなんて、カツが昔は縁起物って言われていたけれど、実は胃に負担がかかるから、消化のいい麺類に無理矢理移行したのかな?って気はするけどね。タコのグッズって「置くとパス」だけど、当日は変なもの机の上に置けないよな~。受験前までの机の上に置くのかいな?
 
 
 元々、"jinx"は「縁起の悪いことの言い伝え」ながら、日本語の「ジンクス」としては「縁起のよい迷信」も含んだ意味にシフトしていて、上の「ジンクス」が全てポジティブな方向の話というのも面白いところ。昔は「滑る」「落ちる」を受験生の前では言ってはならないといったネガティブな「ジンクス」の方がメジャーだったんじゃないかな。僕は知らなかったんだけど、「富士山が見えると試験に落ちる」というのもあるらしい。
 
 
  はてしない日記 さん 「カルシウム不足」
 
 
 コレ、一瞬「そもそも富士山って縁起物じゃないの?」って思ってしまうところがミソで、東京じゃなく、大阪や名古屋の言い伝え。つまり、「新幹線で上京」→「富士山脇を通り抜ける」→「この時期天気が悪いことも多いので、確率の低い方=不吉」となったって辺りか。今だと「飛行機で上京」ってパターンもありそうだから、少し前に発祥がありそう。新幹線を含めて、車窓からの眺めがベースにあるんだろう。
 
 しかし、ついでに見つけたこの1行エントリーが面白かった。
 
 
  AnotherDaysDiary さん 「ジンクス」
  
  試験の前に「がんばって」と云われたら試験に落ちる。
 
 
 ほぼ確実に言われる気がするんですが......
 
 
 さて、こうしたネガティブ・ジンクスに対してポジティブなものが目につくのは、時代の流れというのもあるかなと。先に挙げた「滑る」等の忌み言葉というのは、特に結婚式のスピーチ(切れる)あたりで有名かと思うけれど、最近昔ほどに厳しく言われなくなって来ている気もするし。記録が残っている量が少ない古代のイメージから、激しく移り変わる言葉や風習の流動性を忘れがちだけど、あまり合理的とも言えない風習はゆっくり廃れていくんですかね。
 
 一方で、禁忌というのは民間信仰と結びついて伝承されて来た息の長い部分もあって、御伽話の中の異種交配のタブー(「浦島太郎」「鶴の恩返し」等)とか、養蚕業者は卵を食べないとか。時代をさかのぼり、人間の生活のベースが低次のレベルにあった頃から最近まで、原始的かつ根源的な欲求である「性」や「食」に禁忌が集中しているというのも自明なところ。
 
 そういう意味では、「食」のジンクスであるキットカットも自明の流れなのかな。「受験」のような社会的制度が背景にある迷信が広く流布されるというのも時代の移り変わりを思わされるけれど、逆に昔から登用試験みたいのがあったってことは同じような迷信も存在していたのかとも思える。こんな感じに、現代にもつながっていく言葉の迷信があればちょっと面白い。
 
 脈々と続く禁忌ということで言えば、「デジタル、ネットワーク時代の禁忌」として「見てはいけない開かずのページ、30年に一回ご開帳されるご本尊ページもアイデアとして悪くない気がする。」と書かれる時点で、もう既に幾つもの「見てはならない呪いのサイト」が存在しているわけだから、人間の考えることなんて大して変わらないし、だからこそ、周期的にいろいろなジンクスが発生していくのだろう。
 
 
 さて、もう一点面白いのが、キットカットというお菓子にまつわる迷信であること。日本でコンビニの棚で覇権を争う飲料や菓子の業界は、激しい淘汰に晒される市場の上に成り立っているため、マーケティングもかなりの手際が必要。火が付き始めたジンクスに油を注いで売り上げにつなげる手際といえばアッパレではないですか。
 
 元来、クリスチャンの祝い日であって、風習も本来は異なるクリスマスやバレンタイン・デー。どちらも日本で派手に定着させるようにしたのは菓子業界の業績ですからねぇ。新たに受験シーズンに狙いを定めて、商売の種にしようという根性は大したもの。
 
 大枚をはたかなければならない入学祝いを控えて、手頃に買えるプレゼントの価格帯というのもいいんですかね。こうなるとダメージを受けるのは、絵馬や学業成就守を売る神社・寺?その内、今度は手を組んで、お菓子とお札のコラボ商品とかも出てきたりして。
 

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2005.01.08

福島の新聞は偉いのだろう

 読んでくださっている方々、長い間更新をさぼっており、すみませんでした。今さらながら、本年もよろしくです。
 
 さて、高校までで歴史の試験勉強のために覚える年号の語呂合わせ。「鶯鳴くよ(794年)平安京」とか、「いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府」とか。コレって、作者の名前は後世に残っていないけれど、語り継がれる名作かと思うわけです。
 
 そもそも、そんなくだらん暗記問題はでないとか、アメリカでは自国史の勉強しかないから覚えるような年号も多くないとか(昔書いた関連記事)は置いておいたとして、アメリカではどうやって数字の配列を暗記するのでしょうか?
 
 アメリカへ行くと、「ココへ連絡」というような広告上や緊急連絡先の電話番号が、例えば、000-WXYZ-WXYZのような感じで書いてあったりします(実際はもっと意味をなした単語です)。何も知らないと、ソレが何を意味するのかピンと来ないかもしれないけれど、携帯電話を取り出して電話をかけようとすれば、意味も分かります。電話のプッシュボタンに振っている番号で暗号が解読できるわけですね。WXYZが当てられているのが"9"のボタンだから、正解は000-999-9999。

 この例から分かるように、アメリカでは日本語的な音を当てる数字の覚え方とは違って、一種のコード変換表を使った暗号解読方式が普通なんですね。この方式だと、電話番号のように必ず電話という変換表を見て操作する場合にはいいけれど、歴史の年号のような数字配列を暗記するのにはあまりよくありません。どうしても頭の中で変換しなければならないですから。「いい国」みたいなのは、同じ数字に対して、3=「さん」「みっつ」のように異音同義語がいろいろある日本語ならではの方法なんですよね。
 
 日本での電話番号の覚え方というと、関東圏の人間ならば、ハトヤとかになるんですかね。やっぱり、アート引越しセンターのように各地で0123のような特徴的な番号を押さえるとなると、お金のやり取りで番号を買い取ったりもしなければならないので、皆、あり合わせの電話番号に何とかゴロ合わせして、歌を作ったりCMで連呼したり、商売ってのは大変なもんです。
 
 そうした中、ここ最近でウザイのは東京新聞ですかね。「お風呂でキュッキュッ、東京新聞」とか、どう考えても新聞と関係ない電話番号当て読みして涙ぐましいんです。センスの悪いTVCMで連呼されて、何で「お風呂なんだよ?」とイライラ感倍増のなか眺めているわけですが、番号を一度決めてしまうと変えるわけにもいかないから、あの路線なんでしょう。強引な勧誘で名高い新聞購読勧誘ならではのセンスだな~と、何だか2つがダブルところもあるところです。
 
 さて、長い振りでしたが、最近福島に行くようがあって、テレビを眺めておりました。すると、福島民報というローカル紙でも似たような勧誘CMをやっていました。
 
 
  0120-373-437
  
  
  皆さん、読みな
 
 
 
 何で命令口調なんですか?高飛車過ぎます。2チャンネラーかと思いましたよ。
 
 
 くだらんですが、個人的な初笑い。ちなみに、職場の上司に「お前が上司になった悪夢を見た」と言われました。人の初夢に登場ですか。自分は夢も見ない大人になってしまいましたがね。

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2004.12.21

AERAの「思いっきりミステリー映画」に突っ込んでおくか

 最近あざとい路線の記事が目立つAERA、買う気がうせて来る。週刊誌なんてそんなもんだよと言われそうなのは分かるけれど、俗っぽいテーマで気を引くのはまぁアリとしても、3人ぐらいの専門家でもない一般人(もしくはちょっと詳しい程度の芸能人)に話を聞いて、「Aさんはこうだ~Bさんなんかもこんなに~戻ってAさんも~詳しいミュージシャンのCさんに言わせると~Bさんはこう思う」みたいな記事でハイ1本ってのが多いのは雑過ぎるでしょ。
 
 昔から新聞、一般紙の文芸欄のお粗末さにはちょっと閉口するところがあって、特にカウンターカルチャーとかになると、少しは勉強するか、詳しい奴を呼んで来いと思ってしまうわけだけど、今週のAERAでもミステリー映画のベスト記事をやってて、これが少々お粗末。苦言を書いておこうか。
 
 海外の雑誌でも毎月のようにベスト100企画をやっていて、大抵皆の意見など合いっこないので、いろいろあーでもないこーでもないというのが面白みの一つでもあるのは重々承知。でもねぇ。
 
 「読者と通とアエラの独断で選ぶ決定版」ということで、「隠れた傑作、佳作を救済するため」と仰っておりますが、「編集部の推薦点」って何ですか?「ネットで男性306人、女性260人からアンケート」という雑なランキング(年齢層や男女比を考えてないんですか?)のことは置いておいても、編集部の調整が1/3ってのは......しかも、結果的に挙がって来ている映画って、結構名の通った作品の気がするんですよ。
 
 
 「探偵スルース。実は担当者も知らなかった、本格ファン、つまりオタクのための映画だ。」 
 
 
 確かに一度見損ねたので中古ビデオ屋とかで探したりもしているところなんだけど、「スルース」っていろんな賞を取った舞台劇が元のはずで、映画も結構有名では?少し前に日本でも野口五郎か誰かが出る舞台がかかっていた筈ですぜ、旦那。
 
 
 「残念と言えば『天国と地獄』(中略)、読者投票ではこのモチーフを丸写しした『踊る大捜査線』どころか、がっくり度の高い続編にまで引き離されてしまった。」 
 
 
 なぜか記者氏が「天国と地獄」に何度も粘着しているけど(確かに名作だけどね)、あれはパロディでしょ。元映画の題名まで言う丁寧さだし。そもそも、「羊達の沈黙」だって元ネタになってる気がするんですけど。
 
 
 「現代のアクロイド論争 ユージュアル・サスペクツ」
 
 
 最悪のネタバレ。紹介記事でありえねぇ。
 
 
 「『セブン』(中略)~(監督の)フィンチャーもブラピもその後の作品はパッとしないのに」
 
 
 えぇ~~~?「ファイト・クラブ」見てねぇの?
 
 
 「綾辻行人さん推薦の『サスペリア PART2』はゲテモノホラーである『サスペリア』の続編ではない。(中略)日本では不当に低い評価を受けているが、内容は玄人好みの犯人探しのスリラー」
 
 
 確かに未だにハリウッド等からリメイクのオファーが来ている名作なんだけど、アルジェント監督作ですぜ。相変わらず必要以上に残忍な殺人シーンは「ゲテモノホラー」チックだし、「アルジェントにしては」ストーリーがしっかりしているだけで、おかしいところ満載なんですが(そこがイイんだけどね)。そもそも、再発されてビデオ屋にもあるし、あちこちで言及を見るってことはそんなに「日本では不当に低い評価」ではないんじゃないの?
 
 
 「鈴木清順さん推薦の『恐怖奇形人間』は、江戸川乱歩の『パノラマ島奇譚』を下敷きにした怪奇ミステリーだ。」
 
 
 確かに最高な映画だけど、観た人なら言える。あれは「ミステリー」の傑作ではないです。しかし、鈴木清順、先のアルジェント監督作でも高迷作度の「インフェルノ」がベスト2!あなどれん。記者氏、こちらには言及なしですか?
 
 
 「どれもマニアックな感じの作品だが、『サブウェイ・パニック』はニューヨークの地下鉄ジャックを描いた隠れた名作で、」 
 
 
 我らが町山氏のご登場!なのだが、「サブウェイ・パニック」も「隠れて」はいない気が...
 
 
 「ご自身の作品を。(中略)もっとも『シベリア超特急』シリーズは『水野さんのフェロモン過剰な演技にはグッときます』とみうらさんも惚れ込んでいるし、」
 
 
 記者氏は「シベ超」人気の理由を知っている上で書いているのか不安でいっぱい。
 
 
 「中野裕通さんの期待はずれは『ロスト・ハイウェイ』。『わけのわからないところがいっぱいあって、脚本の不備を感じる』というのが最大の理由だ。」
 
 
 リンチ監督作品の話としてくくって書いているのだけど、あの監督の話をするのに「わけがわからないから期待はずれ」って、じゃ何を期待するんですか?と問い詰めたい気がする。
 
 
 大体、「識者」「通」に「おすぎさん」、「美保純さん(女優)」~誰ですか?、「石川三千花さん」とか入っているのは置いておくとして、「フローラン・ダバディーさん」トップってナニゴトですか。
 
 そもそも、「ミステリー&サスペンスの決定版」って、そのジャンルを定義してないのが大問題。識者の皆さん、「ブレードランナー」とか「ダイ・ハード」とか「フェイス・オフ」とか堂々ランクインですから。確かに名作だし、ジャンルを飛び越えた作品をそっとしのばせるってのも面白みの一つだけどね。ちゃんと主旨を設定して説明しろって、悪いこと言わんから。
 
 
 「『シックスセンス』が98票獲得したが、やはりミステリーに『あっちの世界』の超常現象が出てきてはまずいでしょう、ということでベスト10からは除外させていただいた」 
 
 
 あの~、「通」のセレクション結果で「デッドゾーン」取り上げてますが。先生!ボクは超能力は「超常現象」だと思いま~す!確かに名作で、途中のエピソードに異常殺人鬼探しがありますがね。
 
 
 「この点、乃南アサさんは『ポワロのようなインテリぶった探偵は嫌いですが、コロンボは飄々としていて好きです』。」
 
 
 あの~、「刑事コロンボ」に至っては「映画」ですらないと思うんですが...
 
 
 とにかくハチャメチャという点では面白いのかな。確かにセレクションにいい作品がいっぱい入っているとは思うんだけどね。
   

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ボランティアに出かける

 先日、機会があって新潟へ日帰りボランティアに行って来ました。報道熱が冷めると僕らの注目も冷めがちですが、まだまだ人手が要るのは確かのようですね。地震の数年後、親戚がいる神戸を訪れた時に、復旧していない地震の爪痕が予想以上で強い印象を残しましたが、やはり新潟の復旧もこれからの部分が多いのでしょう。
 
 新たな年が被災地の皆様にとって良い日々であるように祈りつつ、つつましい金額ながら募金を送っておきました。

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2004.12.18

会社名の語源学

 元ネタのサイト様を忘れてしまったのですみませんが、「会社名の由来」についての記事をどこかで見ました。
 

   社名の由来
 

 サントリーとブリヂストンぐらいなら知っていたんだけど、ここまで揃うと目からウロコな話も多いです。個人的なヒットといえば
 
 
  セガ = Service Game
  オルファ = 折る刃
  小岩井農場 = 創業者の小野、岩崎、井上3氏
  キヤノン = 観音
  ロッテ = 「若きウェルテルの悩み」の主人公
  ボブソン = ボブ(アメリカ人)に損させる
 
 
 上の後半、凄過ぎです。
 
 さて、コンピュータ市販部門の売却が話題の「ビッグブルー」 IBM が International Business Machines の略だなんていうトリビアならあったので、海外企業のネタを探してみました。
 
 
  List of company name etymologies
 
 
 さすがWikipedia。個人的なヒットは以下の通り。

 
  Atari = 日本語の「当たり」
  DHL = 「小岩井農業」式の創業者イニシャル取り
  エプソン = Son of Electronic Printer
  Esso = 社名の略S.O.の読みの並べ替え
  Kinko = 創業者のあだ名(赤い巻き毛に由来)
  Mercedes = 初期の社員の娘の名前
  Oracle = CIA のプロジェクトのコード名
  Volvo = ラテン語で "I roll "(私は転がる)、最初はベアリングの名前
  Xerox = Xer がラテン語で dry、古い印刷技術の wet copying に対して
  Yahoo! = ガリバー旅行記の中で登場する造語
 
 
 へぇー。
  

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2004.12.16

ドンキホーテの火災

 
 ドン・キホーテ2店で相次ぎ火災、4人不明 さいたま
 
 
 一言コメントスタイルが好きではないのだけど、今回だけ例外。非常に痛ましい話です。
 
 10年ぐらい前から住まいを転々とすることが多くて、北浦和から少し行った所に住んでいたことがあります。この全焼した店にも歩いて行けるような距離だったので、夜中にウロウロ出かけたりしてました。
 
 そこに集う客層の様子を眺めたりするのも面白くて、もう1箇所の大宮大和田店の方にも車で行ったり。休日の渋滞で両店とも有名でありましたが。
 
 よくつるんでいた北の方に住んでいる友人が遊びに来ると、一緒にチャリを漕いで深夜に出かけたり。引っ越してすぐにも六角レンチを買いに2人で出かけたのが何だかすごく記憶に残ってます。少し前(火災のかなり前)に海外に行ったかで連絡が全く取れない友人のことを思い、感慨にふけってしまいました。
 
 自分がその場にいたらと思うとリアルさも増します。何だかいろんな意味でやり切れない話です。

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2004.11.28

あやうし!ドナルド! (本名 ロナルド・マクドナルド)

 TV番組の「なんでも鑑定団」とかを見ていると、企業の商品キャラって人気あるんですよね。アメリカでは Trade Character とか言うんだっけな?日本でも、それ専門の販売業者がいるようです。
 
  
  Pop-Up Toy
  Kiarry's
  RPM    
 
 
 日本にいるとあまりおなじみでないキャラとかがいて面白いんですが(ツナ缶のイルカ→イルカの愛護団体からクレームが来たとか言う記事を読んだ記憶も)、そうした古いグッズを集めたこの本がお気に入りだったりします。
 

  

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 さて、少し前に、こうしたアメリカの企業キャラの人気投票が行われた様子です。結果はこんな感じ(Yahoo! presents AdWeek NYC)。
 
 
 AMerica's Favorite Icons: Top 5
 1. M & M Characters®
 2. AFLAC Duck®
 3. Mr. Peanut®
 4. Pillsbury Doughboy®
 5. Tony the Tiger®


 粒チョコキャラに次いで、保険屋アヒルが人気とのこと。CNNも皮肉な調子で、このネタを取り上げています(22004.8.20 "Advertising builds character - Even failures take up brain space")。
 
 
 And though I'm sure his ubiquity has improved the company's visibility, I don't know anyone who likes the Ditech Guy.

Lovable advertising characters may be a thing of the past. Looking over the Yahoo! list, the only creations I see from the 1990s or later are the AFLAC duck and the M&M Guys. The majority of them date from 1975 or earlier -- in some cases (Mr. Peanut, the Michelin Man, the Coppertone Girl) much earlier.

 
 コカコーラの例等を挙げつつ、「キャラの人気が商品の成功に結びついていない」と書いているのですが、特に上に引用した部分では「過去のキャラに人気アリ」との現状を語っています。ちなみに皆の嫌われ者の "Ditech Guy" ってのはやたらにCM売っている胡散臭い金融関係(だったかな?)のCMに出てくるオッサンのこと。
 
 前段の部分でコンテストの紹介を枕にしているんですが、

 
 Recently, some of the most notable figures in popular culture gathered in New York to solicit votes.

 They were not political candidates, athletes, movie stars or rock musicians.

 Try advertising icons.

 There they were, the creme de la creme of American (and a little European) creativity: Mr. Clean. Michelin Man. Mr. Peanut. Chiquita Banana. The Kool-Aid Pitcher (aka The Kool-Aid Guy or "Hey, Kool-Aid!"). Ronald McDonald. Green Giant. Tony the Tiger.
 
 
 とまぁ有名キャラを羅列。そうここで気付くではありませんか。全世界で名の通ったアメリカ企業ブランド、マクドナルド。このキャラはやっぱりトップ5に残らない程度の人気なんですね。
 
 
  pict/mcd

 
 日本のネット界隈ではいじられキャラとして特殊な人気を博しておりますが。ちなみに、日本名ドナルドも、本名 Ronald McDonald なので、実際はロナルドの方が正確なわけです。同じような例では、日本リーバの柔軟材白クマ・キャラの「ファーファ」。日本リーバのホームページによると、
 
 
 テディベアのキャラクターでおなじみの柔軟仕上剤「ファーファ」。タオルや肌着にも安心の、肌にやさしい成分配合で、心地よいふわふわな仕上がりが魅力です。親しみやすく、柔らかな語感の名前は、日本オリジナル。白いテディは同じでも、アメリカでは「スナグル」、台湾では「バウバウ」、ブラジルでは「フォフォ」と呼ばれています。日本では、1986年に発売されました。  
 
 
とのことで、アメリカ他海の向こうではもともと"Snuggle"って名前(商品名と同じ)なんです。しかし、台湾の「バウバウ」ってのは......
 
 さて、話を戻して、ロナルド・マクドナルド。CNNの記事にもあったように、キャラの知名度と広告による知名度向上が一致していない例の一つのような気もしますが、最近のニュース(オリコン、Yahoo!発信「女子高生にウケた日本マクドナルド新CM」)によると
 
 
 また、女子高生から高い支持を集めたのが日本マクドナルド「トマトマックグラン」の2篇。このところ「マックシェイク」などでコミカルなテイストを打ち出してきたマクドナルドが、ファッショナブルな手法でインパクトを与えることに成功した作品だ。(中略) マックグランの高級感を外国人モデルの洗練された雰囲気を通して表してもいるのだろうが、商品のイメージに合わせて、硬軟織り交ぜるアプローチは、店舗のバラエティ性も高め、何が待っているか分からないワクワク感をユーザーに与えるはず。ポッキー同様、こちらも見事と言えるだろう。(この調査は、10月28日~11月2日まで、女子高校生300人、男子高校生300人、計600人にインターネットで調査したもの)。
 
 
 ドナルドのキャラをモデル風に演じたCMを指しているんですが、日本では好感度が高いってことでしょうか?どちらかと言えば、個人的には、あのCMを除いた最近のマックCMは日米折衷の感覚の何だかウザいトーンが気になるんですがね。
 
 昔、深夜のランキング番組で、女子高校生他中心の聞き取り調査の結果、「一番おいしいハンバーガーといえば?→1位マクドナルド」となっているのを見て少し脱力しましたが、流行の音楽と一緒で、最も近くに手に届くようなものが結局「好き」ってなるんでしょうか。調査元がオリコンってのも何か象徴的です。でも確かにこうやって見るとおいしそう。
 
 
  「ハンバーガー大好き!」さん (マクドナルドのエントリー) 

 
 でも、人気があったとされるのはモデル化したドナルド君。つまり、元キャラとのギャップが受けたようでもあるので、好感度の高かったCMと大きく異なる元の方は、やっぱりちょっと人気者ではないのでしょう。上のオリコン記事をもう一回眺めてみますか。
 
 
 キャラクターを人間で表現していて本当にインパクトがあったし、おしゃれだと思うから」(神奈川県 16歳女性)
 
 「今までのCMとはちょっと違う感じで、オシャレでよかったから」(神奈川県 16歳女性)。
 
 
 
 どうやら、ドナルド氏は人間ではないらしいです。
 
 
 
 確かに、ネット上のドナルド人気というのは、あれだけ著名なキャラクターでありながら、何か可愛げのない不気味さがあるところに発しているようで、「ドナルド、怖い」ってところにポイントがある様子です。
 
 
 小鳥さん 「ドナルドの等身大フィギュア」
 
 KAIZUKA-DO FREE SOULさん 「最強キャラ」
 
 
 小鳥さんの付けた画像コメント ドナルド:「ふぅ、なんかいいことねえかなあ」 に当時大爆笑でしたが、「あれだけメジャーなキャラなのに何だよソレ」ってのが皆心に抱く感想なのでしょう。ちなみにイギリスのマクドナルドでは、どうやら新たに子供向け別キャラを投入したようです。
 
 
  Yum-Chums
 
 
 一応、with 愉快な仲間達といった感じで、ドナルド殿も健在ではあるようなんですが...... しかし、新キャラも微妙だぜ。
 
 
 
 ドナルドの怖さというのはイコール、ピエロの怖さでもあるわけだけど、先の「最強キャラ」にもある通り、人間であるようなのに何を考えているのか分らない不気味さ、外見と内面が明らかに異なりそうな二面性の部分にあるかと。ホラー映画のキャラが「13日の金曜日」「テキサス・チェインソー」等々、仮面を被っているように、表情から感情が読み取れないことというのが異常性とリンクして怖さにつながるのだと。能面メイクというのは仮面よりも更に人間もどき寄りに近くなるので不気味さも倍増というところでしょうか。
 
 そういったピエロの本質的な部分を扱った作品というのも、古くはオペラの名作「道化師」(愛憎劇の中、錯乱したピエロ役がナイフで2人を刺殺する)、S.キングのホラー「IT」(姿を変えて現れる得体の知れない化け物がよくピエロの姿で現れる)等あるし、「キラークラウン」とかいうB級ホラー映画もあった気が。
 
 加えて、実在の殺人鬼ジョン・ゲーシーが地域の慈善活動でよくピエロの格好をしていたというエピソードは、上の「IT」等のホラー映画にインスピレーションとして反映されているようです。確かに、少し前にベストセラーになった「FBI心理分析官」に載っている、ゲーシーが獄中から送った自筆のピエロの絵葉書というのはかなり不気味な印象。
 
 
 

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記
ロバート・K. レスラー トム シャットマン Robert K. Ressler Tom Shachtman 相原 真理子

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 Opus One -鯖ニュース- さんのエントリーで初めて知りましたが、「道化恐怖症(coulrophobia)」ってのがあるらしいですね。ウェブ上の辞書で調べると、道化師の語源は古くギリシアまでさかのぼれるようなので、恐怖症自体も古くからある話なんでしょうか。調べてみると面白そうです。
 
 
   X51.Org さん 「笑顔か、あるいは狂気か - 道化恐怖症とは」
 
 
 他には、あの黄色と赤と白の異様な色の組み合わせのインパクトも、ドナルドの不気味さに色を添えているのでは。元々、マクドナルドの企業カラーであるこの色の組み合わせ自体、「客に不快感を与えて回転率を上げようとする企み」とされていて、マクドナルドにまつわる都市伝説としては欧米で「ミミズバーガー」と並ぶくらい古典的なもののようです。
 
 
  Wikipedia "McDonald's urban legends"
 
 
 大抵、シェル石油等の例を挙げて、「目立つ色として採用する企業は少なくない」と反論されるのですが、感覚的に「普通じゃない色彩」という印象を与えているということになるんですね。
 
 次のように都市伝説のようで本当にあったらしい話もあったりして...
 
 
  Quad-City Times 2004.9.15
  "Camanche road sprouts Ronald McDonald dolls" 

  翻訳版: Tokyo Fuku-Blog さん
  「恐怖!! 深夜道路上に500体のドナルド人形が…」
  
 
 この不気味さもキャラの負の魅力あってですかね。
 
 
 
 個人的にも子供の頃TV CMに現れるドナルドを見て、「何だ、この気色の悪いのは?」と思ったわけですが、商品との関連性や好感度を与える愛らしさといったキャラ設定の背景が見えてこないのも、不気味さの理由の一つではないかと思うわけです。
 
 マクドナルドのサイト「ドナルド・ルーム」には子供用の絵本「ドナルドをさがして」というのがあって、正体不明のドナルドを追いかけるストーリーなんですが、主人公が毎回会った人に尋ねます。
 
 
  ねえねえ、ドナルドって、どんなヤツ?
 
 
 結局、ドナルドはスーパーマンのように万能でどんな人にいい影響を与えて去っていくというお話なんですが、扱い方に何となく得体の知れないキャラの感じが出ている気がします。個人的には以下のパートに苦笑しました。
 
 
 つぎに出会ったのは、小さな赤ちゃんを抱いたお母さん。

 「彼はきっと、笑顔の魔法使いね。彼の笑顔には不思議なパワーがあるの。いつもちっとも泣き止まないうちの子も一目見たとたんにたちまち笑顔。つられて私まで、ほらね・・・・・・・・・」 
 
 
 
 絶対、泣くって。負のパワーでしょ。
 
 
 無駄話はさておき、企業自体に結構紆余曲折な歴史を持っているマクドナルド、キャラ自体も面白い経歴を持っているんです。
 
 
  McDonald's, McDonaldland, and McDonaldization


 要は最初に販促用に演じていたローカルなピエロキャラが徐々に、ロナルド・マクドナルドというキャラに置き換わっていったんですよね。しかし、他のキャラ達の由来も面白いです。
 
 
 グリマス
 シェークを模した、元々悪玉キャラ。昔は手が8本。(証拠映像
 
  
 ビッグマック・ポリス
 世界で使用停止。「マクドナルド・ランド」には悪い奴はいないからとか、「警察官のイメージが悪い」とか。(関係サイト
 
 
 
 ということ。笑えるパロディながら、ここでのキャラの出身地は本当の出自とは関係ありません。

  
  機械手帳さん 「スティール・ボールラン 記者会見」
 
 

 ところで、最初の英語サイトに戻ると、実は面白いところに気付きます。
 
 
  A Brief History of Ronald and his Battle with Speedee the Clown by David Boje 2004
 
 
 そう、ドナルドが世界を支配する前には、別キャラがいたんですよね。その名も "Speedee"。カリフォルニアのマクドナルド兄弟の店がそのスピードで人気を博したことから、フランチャイズを持ち替けた創業者により全米へチェーンが広がって大成功、現在の礎となったというマクドナルド本体の歴史を思うと、意味深なキャラ名です。外見的には微妙なんですが。
 
 このキャラ、冒頭に紹介した "What A Caharcter" という本でも取り上げられていて、ハンバーガーに目のついた60年代の "McDonaldland Hamburger" というキャラと一緒に載っています。 "McDonaldland Hamburger" の方が何だかキャラっぽくて可愛いんですが。何となく、今は亡き Sheriff Big Mac の先祖ってな感じもします。
 
 上の記事"Brief History ~"にある通り、この大元祖キャラのスピーディーが Wal-mart と組んでのして来ているとか。その内、ドナルドの時代も終わってしまうかと思うとほんのわずかだけ寂しい気もしますね。
 
 ちなみに記事にはこんな情報も。
 
 
 Ronald is still being strategically re-fashioned. In 1998, McDonald’s ad agency, Leo Burnett, hired LA stylists to refashion Ronald’s hair and spent months studying whether to increase the width of the red stripes on his socks (Hume, 1998; Leung & Vranica, 2003).
 
 
 「ドナルドの靴下の縞の幅を変えるか数ヶ月検討」って、ほんとかよ?という気もしますが、そんなことより先にキャラ自体を変えてしまえということなのでしょうかね。

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2004.11.24

雨が降ったら走るべきか

 ネット上では古いネタが周期的に脚光を浴びたりするわけだけど、これは一つに、世の中に面白いネタの数など限られていてゆっくり増えるだけだから、忘れられた頃になると注目に値するネタが繰り返し取り上げられるという点があると思う。そして、そのネタが本質的に普遍的な興味深い対象を含んでいるということも大きな理由だろう。
 
 ということで、
 
 
  知識の泉 Haru's トリビア さん 
  「雨の中は走った方が濡れないか?走っても同じか?」
 
 
 この他にも、
 
 
  TABASCO PEPPER さん
  「傘をささずに同じ距離を移動したならかぶる雨の量は同じ?」
  
  焚書官の日常 さん 「まして雨の中となるとなおさらだ」
 
  Ideal Break さん 「傘がないときは走ろう!」
 
 
 と、あちこちで取り上げられている。どうやら、Gooやはてなで質問が上がっていた様子。自分でも考えてみたのだけど、改めて眺めてみるとコメントや記事中に同じ回答が既にあったりする。とまぁ、納得できる答え自体があるようなのだが、あちこちで興味を引きつけるのは、科学的アプローチの本質的部分が問題の中に含まれているからではないのかな。
  
 僕も中学生の頃か、ブルーバックスの類の本の中で「走ろうが歩こうが濡れ方は変わらない」という解答を読んで納得いかなかった覚えがある。それが古典的な正解であって、通常の「雨が降ったら走って帰る」という行動感覚と矛盾していたので、パラドックスとして広まった問題な気がする。
 
 少し前にはこんな記述もあって、トンデモぶりが僕も好きではない番組「あるある大辞典」で実験をやって、「濡れる量は同じ」と結論付けているとか。(足場の悪い場所に水溜りをいっぱい作り、走る場合は避けずにバチャバチャやった結果で、衣服の含水量を計測する。)番組のページを見ても該当する回が見つからなかったのでこれが本当かどうかは分からないけれど、似非実験を「科学実験」とする、あんな番組ではさもありなんといった気がする。

 一方で、アメリカのDiscovery Channel でも、都市伝説等を検証する"Myth Busters"という番組で、入り組んだ通路中を歩いたり走り抜く実験を繰り返し、含水量を計測した様子。こちらも自分の眼では未見で、ホームページ上にも情報がないので何だが、少しはまともそう。ただし、実験結果がどうだったのか定かではないので、あまり役に立たない知識。
 
 以上を含めて、ほとんどの議論がコメントのやり取りで網羅されていて面白いのが、
 
 
  Acts of Volition "A Math/Physics Word Problem"
 
 
 数式も織り交ぜて侃々諤々の議論が繰り広げられている。(これも今年の10月のエントリーなので、世界的に流行しているんですかね。)
 
 科学というのは、1. 現実を単純化して重要な要素を抽出するモデリング → 2. 現実と一致しているかどうか検証する理論解析や実験 → ダメな場合は1へ戻って修正、というパターンが本質にある。今回の雨の問題でも、いかに前提条件をおくのか(1)、それが現実と一致しているのか(2)を考えるプロセスの面白みが、これだけ人の興味を引き付ける根底にあるんだろう。そこがオカルトと科学の違いでもあるんだけど。
 
 で、結論はどうなのか。最初に考えなければいけないのが、止まっている場合と走っている場合の差。上記の諸サイトの回答で何度か眼にするのが、
 
 
 「歩くスピードが無限小の、立ち止まった状態を考えれば、走る場合との差は明確。立ち止まっている方が濡れるだろう?」
  
 
との内容。この内容からも明らかなように、動くことによって雨は斜めに吹きつける場合と同じになる。
 
    answer02.jpg

 従って、止まっている場合は頭に降る雨を考えればよいのに対し、動いている場合は体の前面に吹き付ける雨を考えなければならない。すると、さらにいろんな問題が出てきて、前提条件の仮定がポイントになってくる。特に、最初に頭に浮かぶのが、
 
 
 「止まっている場合は頭のてっぺんしか濡れないのに、動いている場合は体の前面という広い部分も濡れるので、止まっている方が濡れない筈だ。」
 
 
との議論。つまり、「雨が降りつける表面積をどう仮定するのか?」という話につながるわけだ。残念ながら、今回の議論は歩くか走るかという議論なので、止まっている場合というのは例外的な状況になる。「歩いている状態の方が立ち止まっている状態に近いので濡れない筈だ」というのは一種の思考の罠で、速度ゼロの立ち止まった状態がその前の歩いている状態から連続的につながっていない状況下では成り立たない論理ということ。
 
 他にも面白い議論が出て来て、幾つかの考慮すべき条件に思い当たる。
 
 
「体を傾けるのはどうよ?」: 雨の振りつける方向に体を傾ければ、立ち止まっている状態と同じで、雨に対する表面積の増加を抑えられる。ただし、現実には雨の方向も完全な平行でないから、全く前面を濡らさないわけにはいかない(これは立ち止まっている場合も同様)。体の角度の調整も難しいから、ここでは、垂直に立っている状態を仮定する。
 
「濡れるって?」: 頭が濡れたら、重力で水がそこから垂れ出す。これで濡れる場所が広がるのでは?という質問も。これは上のTV番組の実験例のように、衣服が完全に水を吸収する素材と想定して、「濡れる量」=「衣服に含まれる水量」と仮定すれば問題ではなくなる。「一度雨水が当たったところに、また雨水が当たったら?」という質問も同様(これを2度目はカウントしないと仮定すると、もう少し難しい確率の問題に化ける)。
  
「傘さしゃいいじゃん!」: 「傘させばいいだろ」というオチの回答もあるようだけど、これも面白い要素を含んでいる。
 
  answer03.jpg

 傘の大きさが十分であるとすると、立ち止まった状態でさしている場合にはある程度の余裕があるが、斜めの雨に対しては守るべき表面積が増えるため余裕代が無くなる可能性が高い。動くスピードが上がると傘をさしかけるコントロールも狂いがちになるので、傘のガードを超えて雨が降りかけることが多くなるという論理付けはどうだろう。これは確率的な前提を置くことで吟味できそうだけど、ま、傘無しの仮定の方が問題の意図には則しているだろうから、この問題はパス。
 
「走ると泥水を跳ね上げるだろ?」: もしも同じように水溜りに足を突っ込むのであれば、走ろうが歩こうが濡れる量は変わらない筈。でも実際には「勢いよく突っ込んだ方が濡れる」というのは、ズボンの裾等、体の上部にかかった場合の方がインパクトが大きいところにある。つまり、靴底や靴の高さレベルに跳ね上がっても濡れたとカウントされないということ。となると、ある一定(例えば靴の高さとする)以上に水を跳ね上げた場合のみ濡れるとなるので、一定スピード(=一定の運動エネルギーを持つ場合)より下ならば路面の水が問題なく、以上ならば影響するという不連続関数の問題になる。単純化するためならば、「走る」「歩く」速度の両者が基準以下とするべきか。
  
 
 さて、以上の前提を踏まえて考えてみる。頭が混乱しがちなのは、主に2つのメカニズムを考えなければならない点にあるのかな。絵を書くと考えやすい。
 
 
   answer01.jpg
 
 
 体の前面に当たる雨は、霧のような状態、もしくは次のように考えればいい。あちこちに枝の突き出た森の中の小道を走リ抜ける。前方の道にある枝の数は同じなので、走ろうが歩こうがぶつかる数は同じ。つまり、通り抜ける体積、表面積が一定なので、移動距離に比例する。
 
 これだけを考えてしまうと、「走っても歩いても、同じ行程距離ならば変わらない」となってしまうが、実際は上面に当たる雨がある。こちらは、雨滴が頭(上面)の高さに降りかかる瞬間に頭が無い限り濡れることはない。つまり、一定面積に雨の落ちる確率によるため、走ろうが歩こうが濡れる量は一緒で、時間が長ければ濡れる量も増える。移動時間に比例するというわけ。
 
 ということで、常識的に考えれば与えられた問題は一定距離を走る場合と歩く場合の比較論と想定できるので、前面が濡れる確率は一緒、早く移動すればするほど移動時間が短くなるので、走る方が上面の濡れる量が少なくなるというロジック。つまり、走った方が濡れない。

 なお、パラメータを変えて濡れる量を計算するプログラムなんかも落ちてた。> DC Physics
 
 
 
 P.S. 勉強・仕事を通じて理系サイドの人間と思いつつ、理系人間を名乗るにはおこがましい気がするんですが、こんなエントリーもアップしたことですし、「自分はどちらかと言えば理系だと思う方」とのことなのでついでに宣言 ~ 理系BLOG宣言。ブログ内容は全然理系じゃないのは重々承知ですが...
 
 
 

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2004.11.07

日本復帰ついでにブログも復帰?

 え~っと、アメリカを後にして早5ヶ月弱。生活復帰&仕事でバタバタ等々、この弱小ブログも放りっぱなしでした。おかげでコメントスパムも激しくなってます。空き地に生える雑草の如し。草刈りをして全部削除したけれど、海外からのカジノ広告ですな。とりあえずエロ・スパムは無かった様子。
 
 コメントいただいた方々、どうもありがとうございます。更新さぼっていてすみませんでした。激しく休止中な状態継続半年近く。ネット接続がトラぶっていて、つい最近までインターネット・ゼロの生活を送ってました。
 
 最近、企業広告のチャンネルとしても企業の宣伝費がTV 7%減 → ネット 1.1%増だそうでありますが、まだまだTVは何気なく見ることがあっても、ネットを見なくても何とかなってしまうのが普通なんだろうなというのが個人的な実感です。こうやって久しぶりに昔毎日のように見ていたサイトを一つ二つ覗いてみたりすると、それはそれでへーッということも多いのですが。
 
 
 平日の更新はキツイのかなというところなので、週末進行ぐらいの緩やかペースで書いていこうかなと思っておりまする。何を書くのかが問題ですが。

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2004.04.25

お家の事情

 最近、週刊ペースでしか更新できていなかった本ブログですが、ちょっと事情がありまして......「本業の方が忙しくて~」という言い訳はあまり好みではないのですが(何か「本業」というと大した偉業でも成し遂げようと頑張っている?というか、「サイトは所詮、手遊びだよ」みたいなニュアンスも漂うのかなと思ってしまうので)、今現在、自分の乏しいキャパシティに対して、いろいろとオーバーフロー状態なんですよ。
 
 今月に入ってから半ばそういう状態でしたが、これから数週間、さらにキツキツです。なので、今後2週間程、一旦、ネットから離れます。そこら辺の事情も含めて、再開時にはお届けできるかと思っています。書きたい話が無いわけではないので、細々でも書いて行けたらいいのですが、それすらもちょっと無理な状態もので。
 
 というわけで、申し訳ありませんが、少々お時間をください。2週間前後、5月中旬頃には再開できると思います。それでは、しばしご機嫌よう!

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2004.03.25

まだまだ世界は広いです

 旅行から先ほど帰ってきたところで少々フラフラなものでして、紀行文とか新ネタはまた後ほど。
 
 孫受け子受けぐらいの紹介になってしまうかもしれませんが、面白いサイトを教わったので、早速試してみました。元ネタはwolfyさんのblog@wolfy経由、世界の訪問国・地域を塗りつぶした地図の自動作成サイト。
 
 
 まずは、全世界。アフリカ、中近東、南米、ロシアと、治安が良くない界隈が真っ白。ペルー、トルコ辺りにはぜひ行きたいと思っていたのですが、その後、治安が悪化したものでして。過去に文明が栄えた国々を尋ねていることの方が多い気がします。
 


 
 
 このサイト、欧州・アメリカ・カナダだけは更に地域を細かく塗りつぶせます。アメリカ在住の自分にとっては面白いけれど、欧州各国と米加各州が同じ配分っていうのはちょっと何な気が......意外とアメリカも広くて、まだまだ白地が多いです。西海岸から東海岸へはちょっとした旅行だし。
 


  
 
 おまけにカナダ。山間部にスキーに行きたいものですが、極めて順当な訪問地ばかり。しかし、カナダの地図作るよりはアジア版を作った方が面白い気がします。東海岸のPrince Edward Island地域が赤くなっているのは見えますでしょうか?



 
 
 散々たるヨーロッパ訪問国。結構、休みにアメリカの学生は格安チケットでヨーロッパへ行っているようですが、自分の場合、アメリカ巡りに時間を費やしてますね。西海岸からの場合、ヨーロッパは遠いですし、何と言っても、住んでいるのでなければわざわざ行かないような土地が多いですから。日本から同じお金を払うならば、間違いなく歴史の遺産と文化を楽しめるヨーロッパを旅行先に選びます。ということで、二度とその土地を踏まないんだろうなと思いつつアメリカを旅しています。
 


 
 
 もっと赤い部分を増やしたくなってきましたが、一山当てた老後の財産で世界一周の豪華客船に乗りでもしない限り、ほとんど潰れないのかな。若い頃は時間があっても金が無い(と言うか、行動力が無い)、年を取ると金はあっても時間が無いというジレンマが...
 
 
※あらら、確認画面で見た時は切れてなかったのに、アップしてみると地図の右側が切れてしまってます。ツールバーのせいかな?カナダの島とアメリカ NY州、日本界隈の極東が被害を受けてますね。画像を保存してアップした方がよさそう。

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2004.03.20

メア

 小ネタです。あしからず。
 
 英語に比べると日本語の方が圧倒的に同音異義語が多いです。例えば、「はし」=「橋」「端」「箸」。ただし、英語にもたまにあることにはあって、例えば "knight" と "night"。ハイテクカー大活躍のTVドラマ「ナイトライダー」の「ナイト」がどちらかと言われると分らない方も多いのでは?
 
 さて、"mare"という単語があります。「雌馬」という意味なのですが、"nightmare"の省略形として使われることも多いです。「悪夢=ナイトメア」の意味の方が日本では一般的でしょうか。つい最近まで、これの語源が
 
   night(夜)+mare(馬、夢の中の悪いものの象徴)=nightmare(悪夢)
 
だと思っていたのですが、間違い。調べてみると、以下のような感じ。しかし、etymology(語源学)なんて単語、このお陰で覚えました。アメリカの生活で使うことも無さそうですが。
 
 
  mare(雌馬): 12世紀辺りに出現、ドイツ語→英語、
 
  nightmare(悪夢): 13~14世紀に出現、英語のnightとmareの結合
              ※mare自体は、spirit(魂・霊)を表わし、そこから夢で悪さを
               するゴブリン(小鬼)、インキュバス・サキュバスを表す語と
               となったそう。
  
 
 全く語源が違うわけですね、勉強になりました。英語の単語には、ラテン語経由の南欧系のものとドイツ語等の北欧系のものがあったりするので、さもありなんなのですが、ネット掲示板等を見ていたところ、ネイティブの間でも同様の勘違いが少なくないようです。さて、何で勘違いしていたかと、こういう有名な絵が頭の中にあったわけでして...
 
 
      Fuseli.jpg


 フュースリ(Fuseli)という18世紀のスイスで生まれ、その後、イタリアとイギリスで過ごした画家の作。違う構図で何度か似たような絵を描いているらしく、タイトルもそのものずばりの"nightmare"。「夢判断」のフロイトがこの絵を気に入って、部屋に飾っていたという話も何箇所かのサイトに書いてありました。K.ラッセル監督の映画「ゴシック」(←廃版らしいので、リンク先小さなジャケット写真でごめんなさい!)のイメージはこの絵から来ている感じもしますが、元々女性の胸に乗る悪鬼というのは、昔の版画によく見られる使い古されたイメージでもあります。
 
 絵を見れば分かる通り、悪夢の象徴として、インキュバス(=古語のmare)、馬(=mare)の両方が同時に登場しているわけですね。どうも、雌馬の方にも中世辺りから、夢における性的なモチーフとしての迷信が付け加わっていったらしく、いつの間にか元々異なる単語のmareどうしが「夢」というキーワードでつながったわけです。それが、更に絵画表現として、強固なイメージとして結び付いたという結果。フュースリがどういう意図で絵を描いたのか?神秘主義に傾倒した彼の経歴を追ってみるのも面白そうですが、どうも意図を読み解く決定的な資料は無さそうです。
 
 「中世辺りから両者の迷信が混合されて、mareの語源に対する誤解が生じた」としているサイトもありましたが、2つの"mare"に関して、悪夢に対する迷信と伝聞がどんな風に形成されていったかを調べてみると、面白いエッセイが書けそう。その内、時間が出来たら、趣味でトライしてみますか。

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2004.03.10

もやしっ子な日々

 ココログに引っ越すと同時に、ブログ書きのサイクルも少し伸ばそうとは思っていたのですが、ちょっと最近伸び過ぎ。一つには学校が中間試験期に突入したこと、もう一つが2つほど抱えているリサーチのプロジェクトのせいかな。僕は基本的にハード屋さんのバックグラウンドを持っているんですが、片方のお陰でプログラムを組まなくてならなくなって四苦八苦中なのです。昔の専攻の頃とか仕事している頃にいじったりしたりはしてたんですが、最近のオブジェクト指向とか.Netとか今さら勉強するには全く面倒くさいです。
 
 ここ1週間、カリフォルニアも春を迎えて少し暑いくらいの日差しが降り注ぐ日々なのですが、通学以外の時間にお天道様を拝んでいません。このままだと、やばい位まで「もやしっ子度」が加速して行きそうです。ということで、申し訳ありませんが、ちょっくらゆっくり目の更新になりそうです。たまに数エントリー、一気にアップするかもしれませんが。
 
 
 さて、唯一の外界との接点、通学時の話。今日はたまたまドライブ通学だったのですが、家の近くの交差点。ふと目をやると、若い女性が肩に白いものを乗せて立っていました。これが子猫サイズぐらいの白いオウム。女性はじっとたたずんで公園越しに遠い空をオウムと一緒に眺めていましたが、何がそこにあったのやら。
 
 ハロウィンの時、海賊船長の仮装して、本物のあんなオウムを肩に乗せてたら、拍手喝采なんだろうなとボンヤリ考えてました。のどかな昼下がりです。

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2004.02.23

我が家の食卓にまつわる雑感とクエスチョ~ン

【過去のTB元】 [三角食べ] 
 
 
 Tweetyさんの「何から先に食べるか」へのNewellさんのトラックバックへトラックバックです。TBにおけるカリフォルニアン・コネクションです。
 
 さて、お題の話「食事の順番」にコメントを付けようと思ったのですが、いろいろ何か心に疑問が生じてきたので、雑感をズラズラと。どうでもいいんですが、そう言えば、20年くらい昔にTVで食事の順番を当てるクイズ番組があったような気がします。汁物、料理等々、どの順番で食べるか当てるみたいな、今考えるとくだらない奴。誰か詳しく覚えてないかな?

 さて、子供の頃、我が家の家訓は「弱肉強食、早い者勝ち」だったので、大皿料理は一気に攻撃しないと勝負に負けでした。ということで、未だに一点集中型から抜け出せませんね。自分の場合、
 
 (付きだし →) メイン → 煮物系 → ご飯完了 → サラダ → 汁物
 
です。現在、まず汁物が冷えるので怒られます。次には食べ方が「ガキっぽい」とクレームをつけられます。でも、ふと思うんですよね、学校で教える「△食べ」の理論的根拠って何?
 
 恐らく「好きなものだけ食べてお腹いっぱい→残す、はダメですよ」ってことなんだろうけれど、自分の場合、基本的に大食い&好き嫌いなしなもので、一点集中攻撃で必ず全ての砦が陥落します。文句言われる筋合いはないと思うんですが。第一、フランス料理等を考えれば、一点集中の方が通常モードじゃないですか!味を混ざらせない方がグルメなんじゃないですかという思い付きもチラリ。
 
 夫婦どうしって、結構、違った家庭のバックグラウンドが食卓でぶつかり合うんですよね。Tweetyさんは「好きなものを後に取っておいて、他人にさらわれる」経験について書かれていますが、僕は結構後者側のジャイアン・タイプのようです。基本的に「食べ物を残す」ということが好きじゃない方なので、何か残りそうな場合(女性には食べ切れない場合も多いので)、結構かっさらって行って文句を言われます。口で聞くようにはしてますが、取り分ける場合とか、余りに長い時間残っていると「あぁ、もう食べないんだな、あの皿片付けないと」って気になってしまうんですよね。う~ん、貧乏性なのかな...
 
 ちなみに、小学生の頃、「好きなものを先に食べるか後に食べるか」という議論で、
 
 「でも、今、大地震が起こって逃げ出さなきゃならなくなったら、その残しておいた好物食べられなくなるんだぜ」
 
という意見が最強だった気がします。誰も反論できないというか。「アタシは持って逃げる!」とか言う人もいそうですが。
 
 後、もう一つ気になるのが、「汁物最後」に関した部分。僕は食事中に水分補給をあんまりしない方なので、我が家で食卓の準備をする際に「何で飲み物を持って行かないのよ!」と怒られます。そこで、小さい頃、家では食後に飲み物を飲んだりするけれど、食事中には食卓にコップは無かったよなぁと思い起こします。これに関しては、「レストランに行けば、普通、ドリンクをオーダーするでしょ」という、さっきのフランス料理の意趣返しが待ち構えているわけですが。
 
 かなり前にどこかで、「最近の世代は食事中に飲料補給するようになったため、唾液の分泌が減って胃腸の消化能力への負担が増加した」といった研究報告を読んだ気がするのですが、記憶違いかな?日本の家庭の場合、古くは食後にお茶、夏ならば食前に麦茶・ビール、でも食事中はお味噌汁だけってイメージがあるんですけれど、「サザエさん」で丸いちゃぶ台の上にコップがあったっけ?「巨人の星」で一徹がひっくり返すちゃぶ台の上にはビール用以外のコップがあったかな?等々。
 
 とまぁ、いろいろ考えてしまいました。
 
 
 
【過去のトラックバック】

今明かされる、一点集中型の理由


【過去のコメント】

[Newell] [2004/02/22 04:06] [ MyDoblog ]
食事の順番を当てるクイズ番組。かすかに記憶があります。確か、食べる人は芸能人だったと思います。
それと、B&GさんのBlogを読んでいるうちに、自分の食事の順番が何に基づいているのか気が付きました。これは後ほどトラックバックとして私のBlogで書かせていただきます。

[myu] [2004/02/22 04:12] [ MyDoblog ]
こんばんは。
・食事の順番を当てるクイズ番組があったような。・
萩本欽ちゃんがメインの番組でやってたような気がします。

[MediHen] [2004/02/22 10:28] [ MyDoblog ]
私も順番に食べていくほうだったのですが、
やはり「食べ方が幼い」と女房に矯正されてしまいました。
でも、いまだに汁物は最後です。これだけは直らない。
満遍なく食べる、というのは、「お膳」という形態から
来ているのかなぁ、と思っております。
 
 
[blue&gold02] [2004/02/22 10:48] [ MyDoblog ]
Newellさん>
後ほど、読みにうかがいます。子供心に何故か好きだったんですけど、マイナーっぽい番組だった気がするんですよ。

myuさん>
こんばんは。コメントありがとうございます。似たような番組が幾つかあった気がするんですが、頭に浮かんだのは何かもう少しマイナーな芸能人が出てきてたような感じです。記憶も定かでありませんが。
 
MediHenさん>
矯正されましたか(w。自分と同じく、汁物最後という人に出会ったのが初めてな気がします。猫舌というのも一つの原因なんだろうな、と今気付きました。
 
 
[boo] [2004/02/22 12:20] [ MyDoblog ]
ウチはあんまり気にしたことはありませんでしたが
好きなものに関しては
・夫→先に食べる
・私→後にとっておく
・・・というタイプなので、「なんだキライなのかぁ?」ってオットに食べられちゃったことが何度か(笑)。
お味噌汁は最初に飲んで、中間でおかわりして最後にしめる
・・・といったかんじです。
 
[blue&gold02] [2004/02/23 01:35] [ MyDoblog ]
夫強奪はウチと同じですね。味噌汁は、それが多分ノーマルなんだと思います。

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2004.01.18

はとわ

 幾多のブログを徘徊していたり、知り合いからのメールを見ていて思っていたのだが、「こんにちは」→「こんにちわ」もしくは「こんばんは」→「こんばんわ」という表記が多い。これ、結構おもしろい現象だな、と思ったが、ネット上にも結構な言及がある内容のようだ。
 
 
  こんにち○を検証する
 
  こんにちは、こんばんは
 
 
 以上の2箇所が結構よくまとまって書かれているようだ。特に上の方は、その名も「こんにちわ撲滅委員会」という名前で、そのものずばりの内容だけを扱ったサイト。しかし、いろいろなミクロな話題を扱ったページがネット上には転がっているもんですなぁ。これらのサイトでも触れられているように、「今日は(よいお日和で)」等が省略されて「こんにちは」となったので、「は」の方が正規な表現ということ。ドラえもんでのび太が「は」を「わ」と書いて恥をかくエピソードもあるとかで、面白いものです。英語の場合、主語が省略されて「Good evening」、日本語の場合、主語の方が残って「今晩は」というのもちょっと興味深い。
 
 僕が興味があるのは、何故これだけ「は→わ」が普及したのかという点。今、「わ」の方がマジョリティかというぐらいよく目にするので。これについても、上に挙げたサイトで「パソコン通信時代にHAと打つよりW→Aと打つ方が早かったため」という説が挙げられており、少し「へぇ~」というところ。ただし、それだけではこれだけ使用が普及しないと思うので、決定的な要素ではないだろう。しっかり調べれば面白いエッセーが書けるぐらいのテーマなので、「わ」表記を使っている方に、経緯・経験談を寄せていただきたいところ。
  
 ちなみに、ここに挙げているサイトを選んだのも、そこで書かれている方々のトーンが「誤用を責める」といったものでなかったという理由もある。僕は「乱れた日本語を嘆き、正しい日本語の使用を訴える」人々というのがあまり好きでない。というのも、一つが「標準語という定義が難しい」という理由にある。東京弁イコール標準語ではないし、「BBCの英語が標準語」というような目安に対しても「NHKのキャスターの日本語が正規」というのはちょっと違うかなと思う。言葉の場合、何が正しいかというのは微妙な問題でもある。
 
 それももう一つの理由、「言葉は生き物」という点に通ずる部分。古語の例にもあるように、言語の歴史を辿っていけば誤用が定着して本来の意味や用法を駆逐する例も少なくないはずだから。異言語間でもnaive→「ナイーブ」のような変化もあって(純真という大元の意味は近いが、英語では「世間知らずのバカ」という否定的なイメージ、日本語では「文学好きの美青年みたいな、繊細さ」という肯定的なイメージ)、時間的・空間的な意味変化って面白い現象だと思う。決して否定すればいい話ではないだろう。
 
 他にも「全然すごい」みたいな表現、最近定着しつつある気がするのだが、これも「正しい日本語」を叫ぶような人々には気持ち悪い誤用なのだろう。が、逆にその違和感がさらに「全然」の度合いを強調して、意味を強めるような効果もあるような気もしてしまう。どちらにせよ、この場合、時間が経つ内に間違いなく正規の用法として固定する感があるのだが。「こんにちわ」がちょっと問題なのは、「全然」の用法が口語主体という点で、「わ」と「は」の方は書き言葉、特につづり方というもっとフォーマルな用法上であるという点。しゃべるようにメールを使う時代ということで、口語と書き言葉の差が消えつつあるのだろうが、「全然」の場合に比べて今後定着するのかという点では時間を要しそうな気がする。

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