2004.03.20

映画で旅するSFベイエリア(3): グーニーズ

 このブログも隔週ぐらいのペースにまで更新が滞っております。試験勉強が少々厳しかったものでして。やっと待望の1週間のSpring Break!でも、学期後半に向けて課題山積なので、週の前半だけ小旅行をして、後半は今まで通りリサーチに没頭する予定。
 
 さて、以前Doblogで書いていた頃は毎日更新が当たり前だったので、ネタが切れないようにいろいろシリーズものを考えて書いていたのですが、今では途中のままのエントリーも多いですね。反省しつつ、たまには引き続き書いて完了させていきたいものです。ということで、今回はこのシリーズ
  
  
  映画で旅するSFベイエリア(1)
  
  映画で旅するSFベイエリア(2)
  
  映画で旅するベイエリア: 番外編 ~ SF舞台のTVドラマ ~
 
 
 以上は、一気に10編もの映画をリストアップする形式でしたが、これからは一遍ずつネタを取り上げていきましょうかね。その前に番外編の方の追加話を一つ。
 
 先週からアメリカのケーブルchで、"Touching Evil"というドラマ・シリーズが始まって散々CM打っているんですが、たまたま見てみたら、コレが何かいい感じです。異常犯罪者を追う特別捜査チームという、「羊達の沈黙」以降、ありがちな設定なわけですが、主人公が冒頭で何者かに頭を打たれて職場に復帰という部分が少し新鮮。どうやら収容施設にもいたようで挙動もおかしく、相棒のエリート女性刑事達が振り回される展開で、何だか破滅的な感じ。犯罪者の心理を細かく説明するような、プロファイリングがメジャーになってからのパターンと異なり、登場人物の行動があんまり説明的でないのが独特な雰囲気を出してます。しかも捜査の行方に霊感的なひらめきが絡むことも多いし、主人公が激情的な行動をしてバタンバタン筋が進む一方、全体的に陰鬱な感じで、アメリカのTVドラマっぽくないところがナイスだな~と思ってたわけです。
 
 「プロデューサー=ブルース・ウィルス!」というのを広告で打ち出しているので、あのハゲやるねぇと思って調べてみたら、コイツ、イギリスの90年代からのTVドラマのリメイクのようなんですよ。原題も同じ。NHK衛星放送で日本でも放映していたようですね。題名が「捜査官クリーガン」。う~ん、「刑事コロンボ」みたいなタイトル。ちなみに、主人公の名前 Creeganがアメリカ版でも使われているので、リメイクと見て間違いないでしょう。
 
 どうりで、あの独特な暗さ・・・イギリス譲りだったんですね。脚本がよくできている感じがするので(オリジナル版でも複数のライターが提供している様子)、今後に期待です。オリジナルが前編・後編の繰り返しだったのに対して、アメリカ版は1回枠で一気に毎週放映なので、映像やキャスティングのクオリティから言ってもロー・バジェットな映画のような感じ。金もかけているのか週に何度も再放送しています。
 
 長々と書いてしまいましたが、こいつの舞台がサンフランシスコ・ベイエリア。どうも、他の場所でロケしているようにも見えますが(何だかカリフォルニアにしては陰鬱すぎるので、東海岸っぽい)、事件現場=Vallejo、バイオ企業に勤める犯人の居住地=Berkeley、主人公が寝泊りしているモーテル=SFO(サンフランシスコ国際空港)近くといった設定。今後、どこが舞台になっていくのかよく分りませんが、サンフランシスコ界隈がまた登場するのかもしれません。
 
 
 さて、本題。今回は懐かしい映画"The Goonies"。80年代のハリウッドはスピルバーグ周辺の映画の隆盛のおかげで、「お子ちゃま仕様」と揶揄されることも多かったわけで、スピルバーグも微妙な映画を撮ったりしてます。その後のオスカー指向&露悪指向(「プライベート・ライアン」等)は時代の趨勢ですかね。この「グーニーズ」、スピルバーグがプロデュースしていますが、80年代の空気が色濃く出た映画。懐かしくて涙が出てしまいますが、ご都合主義の突っ込みどころ満載の展開な映画です。
 
 
 マヌケな悪役3人組
 →刑事は残酷に殺しているのに、子供は中途半端な縛り方等で海へドボン。
  殺す気があるんだか、何をしたいんだか分りません。
  (しかし、このストーリー展開、「トム・ソーヤの冒険」からの伝統ですかね。
  インディアン・ジョーには凄みがあった気がしますが。)
 
 やたらに沢山子供達 
 →キャラ多すぎ、かぶりすぎ。「スタンドバイミー」他を見ても分る通り、群像もの
  ならば4~5人が限界では?しかし、サウスパークよろしく、オツムの足りない
  他のメンバーがウンザリするようなデブ少年というのは、キャラ構成のパターン
  なんですかね。

 一人だけのアジア系
 →とにかく白人だけの登場人物。今ならば、ポリティカル・コレクトネスで間違い
  なくラティーノ(家政婦がそうですが)かアフリカン・アメリカンが入っている筈。
  その中に一人だけ妙ちくりんな発明オタクのアジア系が混じっているのが(
  その後、「魔宮の伝説」に大抜擢)カリフォルニアの様子を醸し出してます。
 
 紐と木でできた大昔の仕掛け
 →今動くわけないじゃん!「インディー・ジョーンズ」とかでは、スピード感で
  上手くそう感じさせないようになっているんですが。
 
 カリフォルニアに海賊の秘宝
 →そもそもココに無理あり過ぎ。
 
 "スロース"
 →外見に問題があるけれど、「気は優しくて力持ち」なキャラクターとして
  登場するんですが、今じゃ日本のTV放映時に引っ掛かるのかな?
  アメリカでは「ミニーミー」他、背のかなり低い方々が結構普通にバラエ
  ティに出て来たりして、障害のある方の扱いも少々異なりますが。
 
 年長組、いちゃいちゃし過ぎ
 →あの年代の普通のアメリカンってことなんでしょうが、周期的に繰り返す
  もんで緊迫感も全く無しです。
 
  
 とにかく、いい意味で涙が出てくるぐらい、いい加減なストーリ展開なわけですが、そこがポップコーン片手に楽しむには最高なんですかね。いい意味でも悪い意味でも80年代的な映画です。でも、何となくアメリカの平均的なガキどもの暮らしが感じられるのがいいです。今は、もっと荒んでいそうだけど。
  
 少年達が集まっている家や、冒頭の刑務所脱走シーン等々の街はオレゴンに今も残っている模様。後半の海岸(といってもラストまではセットが多いですが)風景が、ナパと並ぶベイエリア北方のワイン産地として有名なソノマ・カウンティ(=「郡」)の海岸です。カリフォルニアの海岸線には1号線という、ハイウェーに比べると時間はかかるけれどドライブに最高なルートがありますが、そこら辺でああいった景色を堪能できます。ちなみに、このブログの右肩の写真もそうした箇所で撮った写真、小さいですがね。絶壁の高台に上がったり、原生林があって小動物が出てきたり、湾になっていたり、ビーチが広がっていたり、遠くに見える小島の岸壁にアシカがいっぱいいたり、防風林が化け物のような形で並木を形成していたり、と変化があって飽きさせないルート。北カリフォルニアの心象風景といえば、個人的にそういった風景かな。
 
  
おまけ:

・ファミコンで出ていたゲーム版も、「スパルタンX」程ではないものの映画のストーリーを適度に無視した名作でした。今じゃ話題にも出て来ないから、隠れた名品なのかな。

・主題歌を歌ったのがシンディー・ローパー。映画中でも、TV画面内で歌いながらの登場ですが、意外と名曲な感じ。「グーニーズはグッド・イナフ」。馬鹿っぽいタイトルがいい味出してますね。でも、ベスト盤等には入っていないから、消し去りたい過去なのでしょうか・・・

・デブ・キャラクター「チャンク」を演じた俳優は、成長して、SFベイエリアにある大学、UCバークレーに入学していたようです(もう10年近く前)。劇中のイメージとは大違い。ここら辺も含めてベイエリアと縁がある映画です。

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2003.12.16

映画で旅するSFベイエリア(2)

11. ファインディング・ニモ 

 またまた少し反則かな。日本では今公開中なCGアニメーション映画。当然、映画内に登場するわけではないが、製作の今をときめくPixar社はBay Bridgeのふもとにある小さな市Emeryvilleにある。独自の作品では興行的失敗続きのディズニー、唯一の頼りは配給を手がけるこのPixar作品のみ。ま、クリエイティビティの無い会社は、そうなって当然だが。
 
 設立者はルーカスのスタジオ、ディズニーに所属し他後、このPixarを創設。今やCGに関しては世界の最先端技術を保有するということで、大学でもコンピュータ系や電気学科の卒業生には憧れの就職先。日本人的な感覚だと、そういうジャンルで働いているエンジニアってなかなか想像できないけれど。

 
12. 恐怖のメロディ 
 
 C.イーストウッド作品はリストに多いけれど、彼はかなりベイエリアにゆかりのある人間でもあるので。これは監督業に乗り出し始めた作品。時代を先取りした女性ストーカーに付きまとわれる話のスリラー。イーストウッド演じる主人公がベイエリア南部のCarmelのローカル局で働いているラジオDJという設定。人気が出てきてサンフランシスコの局からも話が来ているというような状況ながら、舞台は基本的にMonterey Countyで、有名な海岸沿いの道路を走り抜ける冒頭シーンなど70年代の情景が見られる。結構、道路が舗装されていなかったりして、へぇと思う。
 
 Carmelという街は、実はイーストウッドがその後市長になった町でもあり、芸術家等が住む小じんまりとしたいいところ。開発を抑えているので落ち着いた雰囲気が楽しめ、ここのビーチはのんびりするのにすごくお勧めできる。サンフランシスコから少し離れているけれど。
 
 
13. スターウォーズ
 
 G.ルーカスもハリウッドから距離をおいた位置で活動を続ける映画製作者。彼のSFX工房Industrial Light & MagicはMarine Countyといって、サンフランシスコからGolden Gate Bridgeを渡るとすぐの地域にある。
 
 特に3作目「エピソード6」の「ジェダイの復讐」に登場する惑星エンドアは、北カリフォルニアのどこかの森で撮ったはず。サンフランシスコから州境にかけての海岸沿いエリアにはRedwood(セコニア杉)の原生林が点在しており、州立公園、国立公園が盛りだくさん。ドライブしていると、日差しの照りつける中から道路がいきなり薄暗いそうした森の中を走り抜けたりするのでビックリさせられる(本当に薄暗くて暗い森といった感じ)。サンフランシスコの近くにも、Muir Woodという原生林の公園あり。
 
 
14. めまい

 オールドな映画ファンには涙ものな「めまい」。何と言っても超有名なGolden Gate BridgeのふもとからK.ノバクが身を投げるシーン、これ合成くさいなぁと思っていたら、今でもそんな風景が残っておりちょっとびっくり。地震の後遺症で橋が修復工事中なのが難点だが。
 
 その他映画で有名なEmpire Hotelも観光スポットとして営業中と聞いた。サンフランシスコのオフィス街Embarcaderoやサンフランシスコを見下ろす名所Twin Peaks、緑が広がるPresidio、ベイエリア南の観光名所17 Miles Drive、上の作品で挙げたMuir Woods等々、50年代の風景が楽しめるので、頭に焼き付けてから今の風景と比べるとおもしろいかも。
 
 
15. 卒業 

 これまたクラシック。D.ホフマンの出世作かつ、ラストの結婚式から花嫁奪取&逃走シーンがパロディのネタになるくらい有名。Simon&Garfunkleの名曲も満載。Mrs.Robinsonとかね。
 
 設定でホフマン演じる主人公がU.C.Berkeley生ということで、Berkeley周辺の60年代の様子が映し出されている模様。60~70年代にBerkeleyは学生運動の中心だったことも踏まえてのキャラ設定。後は最初の方でサンフランシスコからBay Bridgeを渡る車を運転するシーン、サンフランシスコ動物園も出てくる様子。 
 

 
16. 悪いことしましョ 

 さて、意外と出てくるサンフランシスコ周辺が舞台の映画の数々。最初はこのコメディ。芸達者なE.ハーレー(悪魔役)とB.フレーザー(主人公)が出ていてなかなかよく出来ているコメディなんだけど、コスプレや主人公の惨めさぶりがちょっとやり過ぎで偏執的。そういうの好きだけど。
 
 舞台があちこち飛ぶのだが、街の映像はほぼサンフランシスコ・メイン。やっぱり主人公もIT関係の仕事に就くオタク・キャラってことでベイエリアなのだろうか。Fisherman's Warf周辺の公園も登場するが、印象的なのはBay Bridge。劇中何度か行き来するシーンが登場。悪魔に連れて行かれるクラブは劇中Oaklandにあるという設定。Bay Bridgeのふもとにあるクラブの映像が印象的だが、どうやら合成の模様。

 
17. ブリット 
 
 これを外したらいけません、S.マクウィーンの出演作。「ダーティーハリー」「フレンチコネクション」共々、現在の刑事物の原型となった70年代3大名作。その内2つがサンフランシスコ舞台というのも面白い。
 
 有名な坂道をぶっ飛ばすカーチェース・シーンはサンフランシスコの市街地内。当初はGolden Gate Bridgeでの撮影も計画していたようだが、さすがに許可が下りなかったとか。その他、遠景にBay Bridge、ケーブルカーで有名なPowell St.も映っているが、後味悪く終わるラストのアクションはサンフランシスコ国際空港。ものすごくモダンな今の空港と比べてみると興味深い。
 
 
18. タワーリング・インフェルノ 

 これまた70年代の名作。超高層ビルで大火災が起きて...というパニックものの古典。子供の頃TVで見て、救助用エレベーターが落ちるシーンにショックを受けたなぁ。
 
 のっけからCity Hall、Golden Gate Bridge等映るが、舞台となる高層ビルは特撮でサンフランシスコの町並みに挿入されている。ふもとの映像には、EmbarcaderoにあるBank of Americaの実物ビルを撮影に利用。ビルかの窓からベイエリアの夜景が拝める。
 
 
19. 大地震 
 
 これまたパニックもの。でも映画自体はこれ、舞台がLAなんですよ。ところが何故かユニバーサル・スタジオのアトラクションに行ってみると、舞台がサンフランシスコの地下鉄に。LAには地下鉄無かったからかな。
 
 スタジオでよく見ていると、止まっている電車はBART(Bay Area Rapid Transport)。サンフランシスコ通勤者の足。ベイエリアではアメリカに珍しいほど公共交通網が発達しており、このBARTは湾をくぐって各地を結ぶ重要な交通ライン。確かに、海の底を走っている時に軽い地震があって止まったりするので、ゾッとすることも経験。
 
 
20. ビュー・トゥー・ア・キル 

 世界各地を舞台にして、時には「何だそりゃ」的表現で笑わせてくれる007シリーズ(日本舞台のもあり)。R.ムーア時代の弛緩ボンド期のこの作品は、ジャケット分かる通りサンフランシスコが舞台。ラストではGolden Gate Bridgeでスタントを繰り広げてくれるが(セット撮影の模様だが、高所恐怖症の人には見られないかも)、その他にもCity HallやFisherman's Warf、Japan Townといった観光名所が登場。

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2003.12.15

映画で旅するSFベイエリア(1)

 これまた、ふとした思いつき。ただ今住んでいる米国サンフランシスコ・ベイエリアが登場する、もしくは関係ある映画をリストアップしてみようという企画。
 
 最近あまり映画を見てないので、登場すると聞いたor部分的にちらっと見ただけの映画も混じってしまうが、とにかく個人的にリストアップしてみたいな、と思ったので。中身については、今後リストの中から見直したり見てみたりしたいと思っている。
 
 
01. ダーティーハリー
 
 まず刑事物の始祖といえばコレ。70年代の名作、クリント・イーストウッド&D.シーゲルの名作で、実在した殺人鬼Zodiacをモチーフにしたずるがしこい異常者vs汚れ物刑事の攻防戦を描いた古典中の古典。今じゃ、異常者しかりダーティーな刑事しかり珍しくないんですが、70'sの雰囲気ともどもウェル・メイドとしかいいようがなし。主人公がサンフランシスコ市警の刑事という設定なので、Golden Gate Park、Treasure Island、City Hall、Golden Gate Bridge等の観光名所を含め、あちこちでサンフランシスコの情景を見ることができる。冒頭のアクションシーンはユニバーサル・スタジオのセットのようだが。49er'sのスタジアムでのシーンも印象的。
 

02. マトリックス・リローデッド

 お次は「マトリックス」の2作目。これには、「そもそも仮想現実じゃん!」と突っ込みが入りそうであるが、最後のフリーウェーでのアクション・シーン、Bay Bridgeのふもと近くOaklandの海軍基地で撮られている。巨大な本物そのものの高速道路を作り上げてしまったことで話題にもなったようだが、よ~く見ているとBay Bridgeの先っぽがチラチラ、フリウェーの防音壁の上から見て取れる。

 
03. 鳥

 映画と言えばハリウッド、LAの南部カリフォルニアなのだが、実は北部カリフォルニアのSFベイエリアを舞台に活躍した映画製作者は結構多い。先に挙げた、C.イーストウッド、G.ルーカス、そしてこのA.ヒッチコック。
 
 さて、おいおい他の作品も挙げていくとして、まずはこの「鳥」。ある日突然鳥達が狂い出して人を襲い始めるという、動物パニック映画の原点なわけだが、まず冒頭おなじみ監督のカメオ出演シーン(ヒッチコックは中後期から必ず自作の映画に一瞬顔を出すようにしていた、新聞記事に載っていたりネタが細かいので面白い)。これが、ケーブルカーで有名なPowell St、Union Suqre周辺。
 
 メインの舞台となる島の情景は、主にサンフランシスコから北へ2時間程度のBodega Bayというところ、それに今度は南のHalf Moon Bay辺りで撮られた模様。予算不足で実現しなかったらしいが、本当のラストは鳥に支配された荒廃しきったサンフランシスコの情景だったとか。う~ん、見てみたい。それにしても、さっきから外で鳥がうるさいな...

 
04. アメリカン・グラフティ
 
 これまた古典。自身未見なのだが、古き良きアメリカといえばコレ。映画に登場する'Mel's Diner'、サンフランシスコのその店は既に存在しないようだが、チェーンとなってベイエリアではあちこちで見かける。Union Square周辺にもあったはず。各席にジュークボックスがついていたり、ピンボールが置いてあったり、そういう雰囲気バリバリのインテリアなので、観光時にはおもしろくていいかも。


05. スウィート・ノーベンバー

 あまり恋愛映画は見ない方だが、これは学校が始まらずに時間を持て余していた時、ケーブルTVでチラチラ見た作品。K.リーブスとC.セロンの美男美女が繰り広げる、夢物語りなラブストーリー。舞台がサンフランシスコなので、もろにあちこちの有名スポットが拝める。Presidio周辺のビーチから望むGolden Gate Bridgeとか。主人公2人ともサンフランシスコ在住という設定なので、China Town等、街の中心があちこち登場する。ヒロインの友人はゲイで、そちらのコミニュティも出ててくる様子。


06. フォレスト・ガンプ

 ゼメキスの職人技が光る一作。わらしべ長者的な主人公の目を通してみるアメリカ年代記なわけなので、当然ヒッピー・ムーブメントの発信地、サンフランシスコ周辺も登場。ただし、目立ったところでは、ヒロインが旅立っていくバスに「Berkeley行き」と書いてあるぐらいかな。ガンプがエビ漁で成功した舞台が、ベイエリア南部のMonterey、Carmel辺り。実際、アメリカにしては魚介類が手に入りやすくおいしいとされるベイエリアだが、う~んというところもある一方、何故かエビだけはうまい。この映画での設定をいただいて、Pier39やMontereyといった観光地にはレストラン・チェーン「Baja Gump」がある。インテリアにガンプ・ネタを多用して、料理はまぁまぁおいしい。ここのエビ・マスコットが可愛くないのだが。
 

07. スタートレック4-故郷への長い旅

 2つ目はコレ、もうジャケットを見れば一目で分るのだが、おなじみの宇宙船乗員達が現代のサンフランシスコに迷い込むというお話なので、サンフランシスコの有名どころがいろいろと拝める。スタートレックの映画版は失敗作に近いものが多い気がするのだが、この4はサンフランシスコの風景を見るには適作かも。宇宙船から見下ろす街の風景、きれいな夜景が拝める。後は、PresidioやMonterey水族館(12/31付近でクラゲの画像をアップしているところ)等々。しかし、サンフランシスコの夜景はかなりきれい。高速を夜走り抜けていると感動する。日本の首都高速みたいに、街の中心から近すぎないから汚い所が見えなくてもよいのかもしれない。


08. ザ・ロック

 はっきり言って大嫌いなM.ベイの監督作。派手に爆発とガンファイトを見せとけばいいや的映画は嫌いではない。ポップコーン片手に気楽に見れるんだし。でも、この監督にはイライラさせられる。何だか意味ないところでカメラぐるぐる回転とかスローモーションとか、演出がパーだから。「バッド・ボーイズ」とか絶賛者がいた「ヒート」(もう最悪)等々、何か人間ドラマだのコメディだのに色気を出すくせにロクなものが撮れず、皆展開もダラダラ。いさぎよくアクションならアクションの演出に集中しなさいっての。J.ウー並みの偏執的な美学があれば、カメラぐるぐる回しても許すけど。
 
 何だか熱くなってしまったが、こんな作品を当時キネ旬みたいなのが年間ベスト10に挙げていたから。映画は細菌兵器を盗んだテロリスト一派が難攻不落のアルカトラズに立てこもり...という話。したがって、AlcatrazやGolden Gate Bridgeが登場。あとは冒頭のケーブルカー大爆発なシーンとか、S.コネリーが逃げ出すFairmont Hotel(高級超名門ホテル、その歴史からサンフランシスコの顔でもある)、高級住宅地Nob Hill、ミサイルが飛んでいく49ersのスタジアム等々も登場。
 

09. ザ・コア
 
 反則承知で4作目「ザ・コア」。今さらながらのパニックものなわけだが、Golden Gate Bridgeが溶ける特撮シーンが登場。未見なんだけど、意外と評判はよいよう。日本で怪獣出現といえば東京タワーのように、アメリカだとWhite House、Golden Gate Bridgeがど定番。他にもいっぱいあるので、ちょくちょくネタに入ってきそう。
 「ザ・ロック」なぞを入れているのならば、コチラも入れておかなればならんでしょう、「アルカトラズからの脱出」。
 

10. アルカトラズからの脱出

 アルカトラズはA.カポネが入れられた監獄等々、脱出不可能な場所として有名。サンフランシスコの桟橋から見ると、すごく近くの湾内にあるちっぽけな島なのに不思議に思える。これには理由があって、まず潮流がきついこと。動きがかなり変則的なので、船の運航のために河口を整備する土木技術者も苦労している様子。後は水温。外人が「どこか泳げるビーチない?」とか聞くと、ネイティブが「自殺する気か」と答えるぐらい夏でも冷たい。ガキンチョは漬かってたりするんだけどね。
 
 そして、おまけがサメ。Golden Gate Bridgeは飛び降り自殺の名所でもあり、新聞社が累計自殺者の集計を「何人目」という形で表現していたら、キリ番目指す馬鹿が増えたので止めたというぐらい。ところが、ここから飛び降りて死ぬのはその飛び降りの衝撃だけでなく、上記の理由も多いとか。投身者の死体が上がらないのはサメがご相伴に預かるせいという話。
 
 そういうことを踏まえて見ると、実話に基づくこの映画、ラストも意味深。人形を使って看守をごまかしたり、結構笑える展開もあるこの映画、アルカトラズを観光するならばマストな存在。

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