2005.01.09

トラックバック・スパムとクラシック初心者にお勧めと (2)

 え~、(1)の話で「トラックバック野郎」のような企画も今後必要なくなっていくんですかねぇ」というように書いたんですが、12月の半ばからココログがはてなとのタイアップ企画をやっていて、その中で別途トラックバック企画をやっているんですよね(なんでも百選)。
 
 開始されて数日後に覗いてみたところ、これはあんまりトラックバックつかないだろ~なと思ったのが、「ホントはカンタン クラッシック初心者にお勧め1枚百選」。現在も参戦は2枚のみ。しかも両方ともコメント無しだから、本当にお寒い状況です。(そもそも「クラシック初心者」って何だか少々お寒い言葉だと思います。)他のテーマもかなりお寒い状況で、キャンペーンの企画が悪いのか、はたまた露出が少ないのか、神のみぞ知るところであります。
 
 音楽やブログというのはネットやブログとの親和性もいいのか、検索かければありとあらゆる推薦記事、しかもかなりマニアックなジャンルまで出てくるんだけど、クラシックは今まで2箇所見かけたぐらいなので、逆に相性が悪いのかな?と思ってちょろっと調べてみました。個人ページのリンク集ですが、そんな感じで存在しているようです。

 で、そのリンク集元のCLASSICAさんは人気サイトのようですね。僕も昔、この企画の紹介記事をどこかで目にしました。
 

 「無人島の一枚」
 
  
 リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」なんて確かに初心者にお勧めだと思うので、上記のサイトを眺めてもらった方が参考になるような気もしますが、とりあえず個人的な好みと、オルタナティブやテクノ、ジャズ辺りを聴いた耳で勧められるのはどの辺りかって感じで選んで見ましょうか。企画のトラックバック状況が寂しい限りなので、思いつくまま羅列してみっか。
 
 
 

マーラー:交響曲第2番「復活」
シノーポリ(ジュゼッペ) マーラー フィルハーモニア管弦楽団 ヴァイクル(ベルント)

ユニバーサルクラシック
2001-08-22
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 上記の「無人島の一枚」でも意外な人気でちとビックリしたんですが、マーラーは19世紀末から20世紀の退廃的な時期をウィーン中心に過ごした作曲家。当時は指揮者としても活躍していて、ケン・ラッセルが伝記映画を撮ってます。革新的な交響曲を9曲書いた辺り(10曲目は途中で逝去)で、「近代のベートーベン」的に位置づけられるんですかね。1曲が長いのでレコード時代は若書きの第1番ぐらいしか人気がなかった不遇の作曲家(各楽章すらLPの片面に収まらなかったので)だったものの、CD時代に入り一気に人気に火が付いたという時代の流れもあり。
 
 CD時代になって人気が高まったというのにはもう一つ理由があって、ストリングスの重低音や甘い旋律が流れていたかと思うと、いきなりブラスが吼え始めるといった、レンジの広さが録音技術のネックだったという点。僕は、そこら辺がロックのダイナミズムに通ずる感覚だと思うので、敢えて初心者にもお勧めしたいのですが、ちと長いのが厳しいかな。最初はBGMとしてどうでしょう?ちなみにマーラーの5番には映画「プラトーン」で有名になったアダージョがあり、7番は百鬼夜行をモチーフにした「夜の歌」、8番は演奏者が千人必要という逸話で有名と、キャッチーなネタに事欠きません。
 
 2番、3番は俗っぽさもあるのが聞きやすくて最初にいいと思いますね。特に、2番は最後で入るコーラスの旋律といい、クールじゃないかと思うんです。初心者にクラシックがやっかいなのは、演奏者と作曲者がイコールではないところ。演奏者が違うと、ポップスで言えばカバーのセンスの如く曲の色合いが変わって来るので、名演を選びとるのが難しいんですよね。星の数ほどあるレコードを全部聴くわけにいかないし。ただし、演奏者にも得意とする作曲家等々相性があるので、有名なマーラー振りは10人ぐらいに絞られる気もします。2番の場合は個人的な好みでシノーポリ盤を推しておきますよ。癖が強いけれど、ロック的な醍醐味といえばバーンスタインもいいのかな。
 
 
 
シベリウス:交響曲第2番
バーンスタイン(レナード) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 シベリウス

ユニバーサルクラシック
2002-09-25
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 ダイナミズムという点で言うと、やはりシンフォニーがいいと思うんですが、ショスタコービッチの5番とかこのシベリウスの2番とか、いい意味での親しみやすさがあって初心者から上級者まで楽しめると思うんです。評論家の小林秀雄だったかが、ドボルザークとかシベリウスとかを通俗作家と切り捨てているのを読んで、親父系ジャス評論家とかと変わんねぇなぁと思うわけですが、これは演奏もピカイチなので文句のつけようがないでしょ。
 
 ちなみに指揮者のバーンスタインは作曲家として作品も書いているんですが、ミュージカルの名作「ウェストサイド・ストーリー」を書いたという辺りでも「クラシック初心者」には親しみが湧くのではないでしょうかね。
 
 
 
ブラームス:交響曲全集
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス ベーム(カール) ウィーン楽友協会合唱団 ルートビッヒ(クリスタ)

ユニバーサルクラシック
1991-08-25
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 本当は交響曲で有名な作曲家ならば全曲聞いてもらいたいというのはあるんですよね。ベートーベンとかマーラーなんて、いわゆる捨て曲無しの作曲家ですから。The Beatles辺りで洋楽を聞き始めて、歴代のアルバムをさかのぼって行くような聞き方で。と言っても、財布の中身は限られているので、ちと高いけれどいきなり全曲聴ける全集が買えてしまう作曲家をチョイス。
 
 ブラームスは19世紀のドイツ・ロマン派の作曲家。ロマン派というだけに歌心にあふれていて、ストリングスの使い方がグレートです。1番が最も親しみやすいとされるようだけど、完成形の定番4番、賛否が分かれる問題作3番とか、何だかポップスのアルバム紹介のようですな(The Pixiesのアルバムの位置づけとダブるような)。生涯4曲しか書かなかったんだけど、とにかくメロディを口ずさみたくなるような作品ばかりで、捨て曲なしです。
 
 
 
4大ヴァイオリン協奏曲集
ミルシテイン(ナタン) ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ブラームス ヨッフム(オイゲン) メンデルスゾーン アバド(クラウディオ)

ユニバーサルクラシック
1998-07-15
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 好きな楽器や曲のスタイルで聴くという選択もありかなと思って、個人的に好きなバイオリンの音色が楽しめる協奏曲集。超有名曲が4曲入りということで、自分が昔聴いていたのはスターン版だった気もするところ(廃盤の様子)、とりあえずこちらをお勧めしておきます。聴いていないから申し訳ないですが、アバド指揮のヨッフムということでクオリティは一定レベル以上のはず。
 
 チャイコフスキーやメンデルスゾーンのメロディの冴えはソングライターとしても一級だから、ポップス愛好者にも楽しめると思うんです。後は、ドボルザークのチェロ協奏曲とか。クラシック特有の変奏が繰り返されて徐々に時間をかけて曲が進んでいく辺りが退屈と思う人もある部分だけど、ジャズ等のインプロやテクノのような音楽とそんなに遠くないのでは。
 
 
 
R.シュトラウス/アルプス交響曲
ベル(デイビッド) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 R.シュトラウス カラヤン(ヘルベルト・フォン)

ユニバーサルクラシック
1998-06-10
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 マーラーを「CD時代になってから脚光を浴びた」と紹介したけれど、R.シュトラウスもCD時代ならではの弦から管までフルに使って色彩の洪水みたいな曲を使うという点でお勧め。初心者といえば、ムソルグスキーの「展覧会の絵」(ロック・リスナーにはELPのカバー、電子音楽好きには富田勲のカバーが有名ですかね)とか、先にも触れた「シェヘラザード」とかあるとは思いますが。
 
 テーマがはっきりあって絵を書くように書かれたこういった管弦楽の組曲は、イメージとの相関という分かりやすさで初めての人にはいい気もします。登山する人が道を歩いていて嵐にあったり、きれいな滝を見つけたりという一連の流れが曲になってます。ちなみに、R.シュトラウスは他にも「英雄の生涯」とかもお勧めできる感じ。この作曲家と言えば、クラシックを聴かない人には、ニーチェの哲学書に題をとった「ツァラトゥストラはかく語りき」が映画「2001年宇宙の旅」の冒頭のファンファーレに使われたおかげで一番有名なのでは。

 指揮者のカラヤンは僕の世代まで一般的にも有名な名前だと思うけれど、たくさんの録音を残している中で、定評があるのはこういった表面的(というと言葉が悪いけれど)な曲の方かな。ベートーベンとかは軽過ぎる気もするんだけど、その軽さが現代的といえば現代的。演奏の隙のなさが凄いんですけどね。とにかくR.シュトラウスは、最もカラヤンの個性とあった演目の気がします。
 
 そういった線では、ここら辺り。
 
 
 

ホルスト:惑星
ロンドン交響楽団 ホルスト プレビン(アンドレ)

東芝EMI
1998-12-09
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 カラヤンの十八番中の十八番なので、そちらを挙げとけば問題無いと思うんだけど、敢えて個人的に聴いていた奴を。ただし、新興レーベルから出ていた奴が見つからないので、別の時の録音になってしまうようなのが残念。「火星=戦争の神、マース」といった具合に神話の性格付けを背景に、太陽系の惑星達を描いた組曲でメロディの印象がなかなか。絵画的なので、これも初めてにもいい曲かと。
 
  昨年、平原綾香だかが詞をつけてヒットさせていた「ジュピター」(少々詞がいただけないと思うんですが~歌唱力もか)が、この組曲中の「木星=ジュピター」の有名な主旋律です。今さらながらの選曲だけど、いいものはいいということで、音楽ジャンルを超えてアピールするグッド・メロディということが証明もされたわけだけど、今後も著作権が切れているクラシック曲を借用していくケースが出て来るんですかね。しかし、最近、3つか4つかのテレビCMのバックで使われまくりですなぁ、木星。
 
 
 
ラヴェル:オーケストラ作品集 〔ボレロ/道化師の朝の歌/スペイン狂詩曲/ラ・ヴァルス 他〕ハイティンク/ACO
ラヴェル

ユニバーサルミュージック
1994-07-06
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 先にムソルグスキーの「展覧会の絵」の名を挙げたんですが、管弦楽団が演奏する管弦楽バージョンに書き換えたのがラベルというフランスの作曲家。そこからも分かる通り、ストリングス・ブラスの使い手でもあるわけで、上のようなCDはどうでしょうかね。こちらも未聴なんですが、有名な「ボレロ」+自身のピアノ曲を編曲した「クープランの墓」が入っているようなので。
 
 この組曲「クープランの墓」が好きなんだけど、意外とCDが出回ってない気がします。ラベルは古典主義的なところがあるので、Aメロ~Bメロ~サビ~Aメロみたいな3分ポップスのカチッとした構成に慣れた耳にはいい気もしますね。
 
 
 
コダーイ:ハーリ・ヤーノシュ
クリーヴランド管弦楽団 コダーイ セル(ジョージ) プロコフィエフ ボロディン リムスキー=コルサコフ

ソニーミュージックエンタテインメント
2000-08-23
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 後は、ロシアや東欧のエキゾチックな節回しを取り入れたここら辺はどうでしょうか?指揮者のセルも少し世代が前になるんですが、アメリカのクリーブランド管との絶妙な演奏でなかなかイイんですよ。「ハーリ・ヤノシュ」はチェコ(だったかな?)の「ほら吹き男爵」のような話を元にした組曲で、洒落っ気ある感じが単純に楽しめるのでお勧め。プロコフィエフもロシアながら、同様の親しみやすい味わいがあるのでコンピレーションもナイスかと。
 
 
 
カントルーブ:オーヴェルニュの歌他
アップショウ(ドーン) ナガノ(ケント) リヨン国立歌劇場管弦楽団 カントルーブ

ワーナーミュージック・ジャパン
2001-07-25
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 民謡や民俗音楽を取り込んだ小品集ってのは、最初に親しみやすいところだと思うので、もう一発。こちらはフランスのオーベルニュ地方の曲を集めた作品ですね。昔聴いていたアルバムが無いので、良さそうのを選んでみました。ちと、本当にいいか分からないのが問題ですけど、曲はクラシックを聞きなれない人にもいいと思います。
 
 
 
プッチーニ:オペラ・アリア集
オムニバス(クラシック) シュトライヒ(リタ) ペータース(ラインハルト) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 プッチーニ フレーニ(ミレッラ)

ユニバーサルクラシック
2002-09-25
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 オペラは最も愛好者以外に勧めにくいジャンルだと思うんですが、それも間違い無くて、そもそも音楽だけ聞くものでなく、舞台で見る総合芸術なんですよね。だから、CDで勧めるのは本道ではなくて、逆にこういったガラ(オペラ内の歌曲=アリアをコンピレーションしたもの)こそ、特に初めての方にもいいのかと。
 
 オペラの脚本というのはその時代の流行りものを取り入れる場合が多いので、はっきり言ってとんでもないいい加減なものも多いです。モーツァルトとか一流の作曲家の作品でもそう。イタリアのプッチーニなんかも、昼下がりのメロドラマみたいな内容ばかりで、勘違いのアジア観(「蝶々夫人」「トゥーランドット」)も満載なんだけど、そういった俗っぽさが音楽ではいい意味で現在の感覚にも通ずる感じなっていると思うわけで。
 
 とにかくメロディの冴えはピカイチで、そこらの名作ミュージカルと遜色ないのでお勧め。昔聴いていたデッカの編集盤が曲数を詰め込みまくりだったので挙げたいんだけど、輸入盤だったのでどうやら廃盤かも。ということで、同じくクラシック・レーベルの名門(ジャズでいうブルー・ノートみたいなもんです)のグラモフォンの編集盤を挙げておきましょうか。
 
 
 
オルフ:カルミナ・ブラーナ
アンダーソン(ジューン) シカゴ交響合唱団 グレン・エリン児童合唱団 バイクル(ベルント) クリーチ(フィリップ) シカゴ交響楽団

ユニバーサルクラシック
1997-09-05
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 クラシック初心者向けのコンピレーションって、洋楽で言うところの「NOW」、いやさらにもっとベタな日本のヒット集アルバムのようなセンスのかけらも無いのが多いです。一番問題なのは演奏者で天と地の開きが出るのがクラシックなので、ああいったコンピレーションで演奏の質がほとんど考慮されていないのが問題なんですよね。 
 
 と、こんな話をしたのも、最近、映画紹介やバラエティ番組のBGMに使われているからか、そういったコンピレーションに頻繁に冒頭曲が入っているオルフの「カルミナ・ブラーナ」。中世の音楽をモチーフにした、プリミティブな合唱が新鮮で、確かにクライマックスの映画音楽にピッタリ。全曲通したドラマ感もいいと思うので、ぜひ原曲全ての一聴をどうぞ。
 
 
 
 
 後はおまけ。CD検索している間に見つけて、個人的にちょっと聴きたくなった未聴盤を2つだけ。
 
 
 
恐怖音楽
オムニバス(クラシック) トーマス(メアリー) アサートン(デイヴィッド) ロンドン・シンフォニエッタ シェーンベルク ショルティ(サー・ゲオルグ)

ユニバーサルクラシック
2003-07-23
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 日本のコンピレーション盤のセンスの無さについて嘆いたけれど、何だか面白そうなのを見つけましたよ。楳図かずおのジャケットもいかした、悪魔とかをモチーフにした音楽集。タイトルのセンスもなかなか。
 
 
 
メシアン:峡谷から星たちへ
チョン・ミュンフン フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 メシアン ムラーロ(ロジェ) ジュスタフレ(ジャン=ジャック) プティ(フランシス)

ユニバーサルクラシック
2002-10-30
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 昔、現代音楽&哲学好きの友人から借りて聞いたのが懐かしい、メシアン。代表作とされる「トゥランガリラ交響曲」ですら当時あまりCDが出回っていなくて、この「峡谷から星達へ」なんかも演奏者を選ぶ余地が無かったんですよ。何か未だに選択肢も狭そうだけど、アメリカのユタの情景を元にしたというこの作品、実際の風景も目にした今、聴き直したいなと思うわけですわ。でも、何だか格好いいですよ。クラシックや現代音楽に慣れていないと敷居が高いのは確かですが。

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2004.12.08

オレンジ色の憎いヤツ

 体調悪くて死にそうでした。さて、「小ネタBlog~純情派」さん経由(「芸能人の通知票をつけよう~芸能人評価グラフ。」)で、「芸能人評価グラフ」というサイトを見つけました。
 
 ミュージシャン、芸人、アイドル等に評価点数を付けてみるという機能なんですが、世間一般の評価がどうなのかという点ではちょっと面白いところがあります。「10代男」の参加率が極端に高いですが。
 
 気になったのは冒頭のジャンル「売れっ子歌手」。予想される浜崎あゆみ辺りよりも何よりも予想外にバッシング率が高いのが「橙色の電子レンジ」。今、シングル等々の売れ筋No.1だと思うんですが、意外好かれてないのでしょうか?
 
 ちなみに僕の周りに現れた彼らのファンの方々はこんな感じでした。 
 
 
 
 疲れきって帰宅途中の電車の中。座って寝ていると、電車に響く隣の金切り声。携帯で話しては切り、次の話が始まっての繰り返し。やっと終わったかと思ったら響き出す、「花」の着メロ。
 
 
 たまたま隣になった飲み屋のカウンター席で、タバコの煙を煙突のように吹きかける男から聞こえてくる音楽論。対象は「橙レンジ」と「中島美嘉」。ケムいんですけど。
 
 
 夜の10時近く、家の外にタムロしている中学生。全員で唄い出したかと思うと、他が飽きても一人だけが歌い続けるその声はどんどんボリュームアップ。歌い通したその曲が「ロコモーション」(だっけか?)。「コレ、難しいけど、いい曲だよね?」って、ソコはカラオケ・ボックスじゃないのです。
 
 
 
 「人を憎んで音楽を憎まず」だとは思いますが。

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2004.11.17

iPodシャッフル機能の都市伝説

 結構な期間、ブログ書きを放っておいたので、ブラウザのお気に入りに、気になったリンク「書いてみようかのタネ」がたまっていてウザイことこの上ない。ということで、ゆっくり整理中。
 
 おかげで古い記事を眺めることが多いわけだけど、コイツも結構古いネタ。当時、アチコチで引用されて、皆がエッセーを書いていたっけ。
 
 
 Wired News (2004/4/16): 『iPod』のシャッフル再生で音楽の聴き方が変わる
 
 
 シャッフル演奏機能のおかげで、違うジャンルが連続する面白みについてまとめた記事で、ここら辺はApple のサイトでもさっそく売り文句に姿を変えている。
 
 
 シャッフル機能は、みんなのお気に入りの機能です。 次に演奏される曲が全く予想できないので、荘厳なクラシックのアリアのすぐ後に70年代のヘヴィロックが流れてくるなどの意外な展開に常に驚かされます。
 
 
 リスナーのジャンル分けの壁が高いアメリカの場合、日本以上にインパクトが高いんだろう。原則的にはCDプレーヤーのシャッフル機能の発展版なんだけどね。だから、当然そういったシャッフル機能にもっと先鋭的なアイデアを載せて人工知能DJにすれば面白いね、という話も出てくるわけで、
 
 
   TAROSITE.NET BLOG: iTunes・iPodのシャッフルセンス
 
 
 確かにいろんなアルゴリズムを考え出すと面白そう。しかし、それ以上に面白かったのが、上記の文で最初に出てくる「iPodってセンスがいいよなオイ」という部分。意外とブロガーは皆理性的なコメントを書いていたようで、今探してもそんなトーンのエントリーが見つからないのだけど、こんな感じ。
 
 
   iTunes、シャッフルの謎
 
 
 「夜通し犬が鳴いていた」(=犬が鳴くと眼が覚めて「うるさい」と思うので、ずっと鳴き続けていたという感覚になる)的な人間の認識の問題にも触れた上で、やっぱり選曲に偏りがあるようだと結論。これが昂じて、「俺様の iPod はあのバンドが好き」とか「バラード好き」とか言い出す輩も出て来たり(特にアメリカ人)。
 
 ちょっと実験してみようかと思ったわけだけど、途中で挫折した。
 
 ・以下の適当に選んだ関係無さそうな3曲をランダム演奏。
 
 1. Madonna / La Isla Bonita
 2. Four Seasons / Sherry
 3. Fishmans / Walking In The Rhythm

 (ちなみに、1曲目は言わずと知れた80年代のヒット曲、スペ語。2曲目、コーラス・グループの60年代の全米ヒット曲。3曲目、今は亡き日本のダブ、浮遊系、唯一無比バンド。)
 
 ・30回やって、結果は
 
   1→2→3 :  7%
   1→3→2 : 10%
   2→1→3 : 17%
   2→3→1 : 13%
   3→1→2 : 23%
   3→2→1 : 30%

 何だかこれだけ見ると、1曲目だけには特定の傾向もありそうだけど、トライ回数少ないし、選曲メカニズムが分らない以上、同じ長さの楽曲選んだりして条件合わせないとね(3曲目が7分近い長い曲)。クラシックやテクノ、ヒップホップを入れるべきだったし。やってる途中で既に飽きたので、誰かしっかりした実験をしてくれんかね。
  
 さて、面倒くさいので真相を求めて答えを探してみたわけだけど、やっぱり掲示板で「シャッフル・センスの神ぶり」が語られていますなぁ。で、真実といえばこの記事。
 
 
  The New York Times (2004/08/26) : When iPod is the DJ, watch out


 「私の iPod には一曲しか入っていないのに、最悪のタイミングでかけてくる」とか「俺の iPod は 50Cent 好き」とか、あるサイトの議論では
 
 
 I'm pretty sure iTunes is not sorting my songs randomly. It seems to learn. I'd say it's using some Bayesian logic and/or simple neural networks to vary probabilities of songs to be selected and adjust parameters of selection by the user's history of song skipping.
 
 
とか。つまり、確率論的なアルゴリズムで学習した上で曲をかけるとの意見。と、ここまでが笑い話的な本題へのフリ。Apple 社の人間にトドメを刺させる。
 
 
 When confronted with such elaborate theories, Stan Ng, Apple Computer's director of iPod product marketing, laughed. "The funny thing about it is that it really is random," he said. "When you turn on Shuffle Songs, it creates a randomized list of all the music on your iPod without repeating a song."

 
 この他、「ロジックは明かせないが、基本的に1世代目の iPod からシャッフル機能のしくみは変わっていない」とのことで、「完全にランダムだ」として、「iPod の選曲能力の神秘」という都市伝説にピリオドを打っている。
 
 そうしたらそうしたで、「奴らは真実を語っていない!」とかで、Apple の陰謀説など唱える人がいたら面白いんですがね。人間のDJ能力を退化させて業界を支配するとか。

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2004.11.16

CCCDの黄昏

 久しぶりに音楽ネタ。OTO-NETAさん経由。
 
  
ITmedia対談(2004/10/14) : 小寺信良・津田田大介 「CCCDはみんながやめたいと思っていた」
 
 
 音楽好きを代弁するような層を受けた意見で対談が進んでいて、なかなか共感できるところ。最近、ネットから離れていたこの半年ぐらいでも、小ちゃな記事で報道されているのを眼にしたように、
 

ITmedia記事(2004/09/17 ):エイベックス、CCCDの弾力運用を決定――SA-CD、DVD-Audioを推進
 
 
SMEホームページ: ネットワーク認証型コピーコントロールCD 「レーベルゲートCD」仕様の終了にあたり
 
AV Watch(2004/9/30): SME、CCCDの「レーベルゲートCD」を終了へ -11月17日より全タイトルを通常の音楽CDでリリース
 
 
と、まぁ喜ばしいことにCCCDの市場からの排除が進みつつあるという流れ。一番上のえーべっくすがどうしたというのはどうでもいい気がする(というか感情的に気にしたくない)ところだが、下段のソニーの話が報道された時は少しへぇと思った。お粗末なCCCDの対症療法的な次の技術とのイメージがあったから。
 
 最近、個人的によく聴いていた Asian Kung-Fu Generation のCDで追うと、
 
  1stアルバム=通常CD → 今年辺りのシングル=レーベルゲート → 上記プレス → 2ndアルバム=通常CD
 
と、よく分かる。
 
 上に挙げたSMEのプレスでは、
 
 
 導入前に比べますと、著作権保護に対する意識が高まり、違法行為に関しては一時の混乱期を脱したと認識できる状況を迎え、法的環境の整備も進んできました。このような状況を踏まえ「レーベルゲートCD」は一定の役割を果たしたとの認識のもと、その終了を決定しました。  
 

とのことだけど、SMEがレーベルゲートCDを導入したのは、2003/1/22。いろいろな投資を考えると、まず経営側の当初予想の範疇を大きく超える市場側の動きが誤算だったというところだろう。
 
 最初に挙げた対談で
 
 
 レコード会社的には、輸入権の問題がおこったとき、インターネットを利用した、まっとうな形での反対運動が盛り上がりましたよね。反発の仕方はいろいろでしたけれど、(中略) あれにはレコード会社としても相当ヘコんだというか、「俺ら、こんなに嫌われてまで輸入権を推進したり、CCCDをリリースしたりすることはないいんじゃない?」という空気が生まれたみたいです。インターネット上の意見と大多数の意見はイコールではないですが、気にはなるみたいですよ。
 
 
という一節があってなかなか。特に、一番最後の「イコールではない」というところが示唆的で、結局、自分を含めたCCCD反対派って音楽中毒者寄り。CCCD反対を声高に叫んでも、一般の平均的層は「CCCDってナニ?」といった温度差があるのではないかと。
 
 ただし、その温度差に対するレコード会社の戦略というのがピントが外れていて、最近では顧客クレームを「ビジネスを拡大するための貴重な情報源」と位置づけて業績を伸ばすのが、小売・サービス業では常識的なところだったわけ。クレームをつけるような顧客は、会社の製品に関心がある、潜在的な忠誠心を持つ層であるというロジックが背景にある。
 
 音楽マニアの層というのは定期的に一定量の音楽ソフトを買ってくれる層であるのだから、そこの声に耳を傾ける反応が遅すぎたのが本質的な問題だと思う。そういう人間は輸入盤を買うだろう?→でもそこが商売のやり方でパイを得られる潜在的な層というわけでしょ。
 
 今までの商売というのは、確かに現在でいうところの「CCCDってナニ?」層、マスを狙ってガバッと一発当てるという「歌謡曲の大ヒット」的アプローチだったけれど、CDを買う層というのは若い世代で、その世代はクールなものに惹かれて流行に敏感。最近では、志向も分極化傾向になると思うし。BEGINがAERAのインタビューで「紅白歌合戦で皆が知っているような曲が流れない現状」を嘆いていたけれど、それが時代の流れなんだろう。紅白の馬鹿馬鹿しさを眺めて共感はするけれど、そもそも皆の胸に響くような大名曲って、そんな高い確率では産まれないのが真理だろうから。それ以外の他にはない格好良さとか独特の雰囲気みたいな部分で売るしかないんだろう。
 
 CBSドキュメントで Def Jam の創立者、Russel Simons (ヒップホップのメジャー化に伴い大成功、現在では PHAT FARM 等の服飾ブランドを立ち上げて、これまた成功)のインタビューをやっていたけれど、「白人達がヒップホップの可能性に鈍感でいたおかげで、ここまで来れた」というのは非常に興味深い。最初はアンダーグラウンドでマイナーなアフリカン・アメリカンのコミュニティー内音楽が、現在米ビルボードのチャートなどほとんどブラック寄りの楽曲になるまでになっている。
 
 日本でそういう動きがあり得るのかは藪の中だけど、「マニアな潜在顧客」と「マス層」両方をにらんで、顧客戦略のポートフォリオを考えなけりゃならんというのが真理だと思う。そもそも、マスな層は楽曲コピーだってレンタル屋とMDで、音質の劣化やCDのパッケージを持つことへの所有欲なんかが弱いから、CCCD戦略にはミスマッチがあったように思うわけだ。
 
 結局、CCCDの廃止だって、iPodを始めとするデジタル・プレーヤーの急激な普及で、そこに載せられない規格のことを考え直さざるを得ないってところが戦略転換の最大の背景要因だと思う。投資額を考えれば、「著作権保護の認識が高まったこと」なんかが原因ではない。iPod初登場の時期とアメリカの業界の動きを考えると、日本でのCCCD導入時期は明らかに先見性の無いタイミングだった。
 
 
 とまぁ、ここまで書いて来て、こんな記事もあったわけだが、
 
 
CNET News.com(2004/06/18) コピー防止機能付きCDが全米ヒットチャートでNo.1に
 
 
 何だか先進的な部分と田舎臭さが混在するアメリカらしいなぁと。ちなみに、僕がいたベイエリア都市部、学生街では個性的なレコード屋が結構あったのもあるけれど、CCCDの類は少数派。輸入盤を含めて、主要なタイトルは選択肢のある買い物ができたので、まずCCCDは買わないで済んだ。日本では、未だに輸入盤でコピーガードCDしか手に入らないタイトルがあるけれど、早く駆逐して欲しいもんです。個人的にはまず買うのをためらうのが反応だから。

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2004.04.14

「海外盤CD輸入禁止」問題に反対票

 最近、「音楽」率が上がってきている本ブログですが、それは単にエントリーを書くペースが落ちているからだけな気もします。とりあえず、さらに拍車をかけておきますか。
 
 こんな零細ブログでも見ていただいている方々がいらっしゃるので、微力ながら表題の問題についてサポート(TB送信)&紹介エントリー。詳しい話はサイト「海外盤CD輸入禁止に反対する」をご覧ください、よくまとまっています。曰く、

 
 
  「6月16日の国会が閉会がタイムリミットです。」 
 
 
 
 内税表示等々、どうも最近、日本で変なやり方がまかり通っている気がするので、これも音楽好きの間だけの問題ではない気がします。影響と効果をしっかり検討するべきなのにコソコソなし崩し式で、立案者が大して考えてない様子がアリアリですし。そもそも景気の問題があるのに、うまくいっているビジネスの足を引っ張るorつぶすようなやり方も納得行かないです。割高感が消費へブレーキをかける効果もあるので、音楽業界自体にもマイナスの筈。こういうやり口がまかり通ると、市場原理からみて鎖国状態になった後の邦楽CDの値段にも影響する可能性大。以上、洋楽を聴く聴かない、CDをたくさん買う買わないに関係なく、社会的影響が大きい話。
 
 ということで、これは反対票を投じるためのエントリーでもあります。ここをご覧のブロガーの方ならば「海外盤CD輸入禁止」への反対票を投じるのは簡単。「海外盤CD輸入禁止に反対するBLOG」の記事へトラックバック。
 
 
 トラックバック先URL:
 http://
 blog.goo.ne.jp/tbinterface.php/022b0a81728a6a205512d6287dd7e358
 
 
 【追加: こうしたウェブ上の反対票について懐疑的な方には、このエントリーなど参考になるかと>「『署名』としてのトラックバック」。】
 
 
 しかし、海外から「海外盤日本へ輸入禁止」への反対票というのもシュールなものです。
 
 そろそろ、次から音楽以外の話題を書こうかな......

 

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何を聞けばいいのだろうか

 ブログを始めて半年ほど経過。弱小サイトながら、ウェブのどこかで自分のブログのリンクが貼られていたりするのを見ると、何だか不思議な気分になります。少し前にも、こんな言及エントリーを見つけました。
 
 
 
 関谷さん(別売)さん 「座薬の草原(たおやめぶり) \[\[(.+?):(.+?://.+?)\]\] →$1 ぼっ、ぼくの手!!」(表示は原文ママ)
 
 
 「自分史上最高キレイ!」
 
  
▼「自分史上もっとも偉大なアルバムベスト50」を選ぶ 【TB募集中!】

TrackBackで自分史上もっとも偉大なアルバムベスト50 or 25 or 10を募集する企画。よせられたTrackBackをちらちらと眺めると、やっぱり「俺は時勢やジャンルにとらわれず広く深く音楽を聴いているぜ、どうだオシャレだろ」とばかりに激しく自己主張するリストがずらずら並んでいてとても面白い。特に音楽は何人も寄せ付けない孤高のリストを作ろうとする傾向が強いよね。ほっとんど知らないアルバムばかりならんでいると「じゃあどれか試しに聴いてみようか」と選ぼうにも選べないのが欠点か。

というわけでPukiWiki君が勝手にごみTrackBackを先方に送るのを防止する壁エントリーでした。
 
 
 
 ネット上でもよく見かけるような「印象論」スタイルの文章で、文章力ゆえか意図的にぼかして書いているのか真意がよく分からないところがありますが、どちらかと言えば、企画元の自分に対してよりもそれにトラックバックを寄せていただいた方々に対してネガティブなスタンスをお持ちのようです。ただ、なかなか面白いテーマが絡んでいる気がしたので、ちょっと駄文を垂れ流してみますね。
 
 ネット上で祭り的な盛況をもたらすテーマというのは、流行的な要素もあるとは思いますが、主に以下の2つのケースが多い様子。
 
 1. 暴言・行き過ぎた極論への一方的な非難殺到
 2. もともと明確な結論が出にくい話題で、議論が巡り巡って、また1周
 
 両者とも、いわゆる「常識」の問題が絡んでいて、異なる「常識」の間で議論が平行線になることで、結論が出ないまま議論が長く続く理由になります。「常識」というのは大多数の平均値であるがために、個々の人達の「常識」には当然偏差が生じるわけで、特にコミュニティが違うなど属性が異なる人間の間では認識の違いは決定的になるわけですね。ブログ人口の増加で、結局、似た者同士が寄り集まってコミュニティ形成に落ち着くという話もありますが、ネット上のそうしたコミュニティ間での常識の摩擦は昔からあるような問題の気がします。
 
 音楽に関する「常識」に目を向けてみると、The Beatlesを知らない人はいないでしょう~~~~~と思った時点で、ややある種の「常識」に囚われているのかもしれません。輸入レコード店の進出等々で、洋楽を聴いたことがない人の率は昔に比べてかなり落ちている筈ですが、未だに洋楽不況という現象もあったりします。The Beatlesは常識でしょ?と思ってみても、実際にアルバムを耳にしている人がどの位いるのか?John Lenonのアルバムになると少し減りそうですし、彼らの会社から出たバンドGrapefruitsになると、ソフトロック好きの間では知られた名盤を世に出してはいるものの、「常識」的にはマイナーの部類。この3者に「常識」の線を引くとなると、大体、大抵の人の意見が一致するとは思いますが、イコール全ての人間の「常識」とは言えないこともあるわけです。
 
 という辺りを念頭において、上の引用文を眺めてみると興味深いところがあります。元の企画記事に寄せていただいたエントリーに関して全て目を通させていただいているのですが、セレクションの中には世代的に高校を卒業するかしないかの近辺で、いわゆるJ-Popのヒットチャートに並ぶようなアルバムを主体にセレクションしている方もいらっしゃいました。「孤高のリスト」というにはコメント欄で好きな人同士のやり取りが始まったりもしていますし。関谷さん(別売)さんは「ちらちらと眺めると」とおっしゃっているので、そうしたエントリーをご覧になっていないのだとは思いますが、ざっと見渡してThe Beatles や Bob Dylanクラスのアーティストのアルバムは結構な率で入っているようです。
 
 「俺は時勢やジャンルにとらわれず広く深く音楽を聴いているぜ、どうだオシャレだろ」というのがどの辺りを指しているのか、僕にとっては非常に興味深い話です。というのも、トラックバック先は、上のようなマニアックではないリスナー、少々マニア系な方々でジャズ方面、R&B方面etc.といろいろいらっしゃるので、どこら辺がイン/アウトなのか興味があるわけです。「相互コミュニケーションのツール」とか言われているブログですから、ご自身のセレクションを寄せていただければ一番なのでしょうか?恐らく、はっきりしない文章よりも、それで「ああ関谷さん(別売)さんはこういうことが言いたいんだ」っていうのが分りやすくなる気がします。
 
 昔、友人と「音楽ってその時に巷で流行っているヒット曲を耳にして、後でその頃の思い出と懐かしく思い返すようなものだろ」と軽い議論になったことがありますが、そういった要素というのは確かに切り離せない部分です。今回の「自分史上~」というTB企画でも、お題を設定する際、そういった要素も考えました。非難囂々のRolling Stone誌記事の訳題「音楽史上最も偉大な~」をパロッているわけながら、「自分史」というのに「思い出話」的要素が入っています。実際、参加者の方々には結構、あの頃この頃(例えば10代の頃etc.)聴きまくったアルバムという観点で寄せていただいている方々も多いですね。お題をどう捕らえるかは参加者の自由だと思っていますが。
 
 そうした場合、どちらかといえば「どうだオシャレだろ」というよりも「恥ずかしいけれどオープンにします」という内容になりますが、この2つのトレードオフというのはリスナーにとって「何を聞くのか」にかかわる面白い命題です。というのも、誰しもどちらかがゼロということはあり得ないと思うから。マニア向け雑誌であるにせよ、ドラマ主題歌のような一般的窓口であるにせよ、ミーハー的なきっかけであることには変わらず、そうしたきっかけがゼロというならば、友人のバンドやローカルシーンのインディー・アーチスト以外、聴くことがあり得なくなってしまいますしね。
 
 一方で、「どうだオシャレだろ」というのも普遍的な否定しきれない要素。以前、紹介したiTunesの話(アメリカの大学生が共有されているプレイリストをクールに見せるため、ジャズ・マニアのリストから曲を持って来る等々修正したがる、という話)が典型的な例。格好よく見せようとする格好悪い話なのですが、逆に、そうしたスケベ心が新たな音楽に出会う原動力になるということもあるわけで、一概に馬鹿げた話として切り捨てるわけには行かない部分あり。かつて、今の日本の親父世代が似たような動機で、大学時代に見栄から哲学書を手にしたりしたのと似たような話で、動機が不純であっても、読まないよりも実際に読んだことがある方がいいに決まっているわけですから。
 
 少し前にココログ内で話題になったエントリーにKaoriさんの音楽至上主義「私は学校で」というのがあって、内容はMr.Children好きな中学生であるKaoriさんがアイドル好きな方のブログに「あんなに音楽性が低い音楽を聞くなんて理解できない」と喧嘩腰でアプローチした話。結構な方々がトラックバックやコメントを付けているのでいろいろな意見があるものの、一つ多かったのが「若気の至り」といった感想。そこには他人に対する礼儀についての意見が込められているのですが、「音楽性」に対する考え方と年齢の関係という典型的な要素も含んでいます。
 
 年齢と聴く音楽の間には、ある程度明確な相関関係があって、若い内は「クールだと思う音楽」、つまり先に言うところの「どうだオシャレだろ」系指向が強くて、その内、新しいものを探す面倒よりも、固まって来た自分の嗜好に合わせた範囲内の音楽を聞くようにに落ち着きだすというシフト。最近、中高年がCDマーケティングで狙い目の購買層になって来ているというのは、日米共によく言われる話で、リバイバル・ヒットや再結成ツアー、元ヒッピー・元ヤッピーの聞くような音楽、といった辺りが象徴的な例。一方で、もっと下の世代が年齢に応じて「どうだオシャレだろ」を指向するのは、ある意味普通なことです。
 
 その辺りは、The New Yorkerの3/29/2004号"Slow Burn - Norah Jones eternal afternoon"という記事にも言及されている部分があって少し興味深いので、ご紹介。なぜNorah Jonesがあれだけ売れているのかという話を、少し扇情的にかなり皮肉なトーンで書いてます。
 
 
" ... young artists like Jones, who is twenty-five, and Josh Groban and Michael Buble are selling soothing songs by the seashore to a much older audience.

These artists' faith in melody and acoustic instruments ostensibly provides evidence that not all musicians below the age of thirty are getting tattooed with runic symbols and sending viruses to each other or tiny, inscrutable batphones."

Record companies have agreed to think the older audience is their pot of gold."

 
 
 僕は、彼女の声好きですけどね。TVのライブを見ると、生演奏は少し苦手なよう。ちなみにアルバム・カバー等々より実物はもっとポッチャリ。と、そんなのはどうでもいいですが、上の記事、グラミー受賞等々で800万枚売れたアルバムの理由について、他にもSadeとの相似、セックスの隠喩等々を挙げています。
 
 最後のレコード会社の「中高年がこれからのターゲット!」という辺りについては、「信憑性は半分ぐらい」というのがライターの意見。曰く、「20代まで」というのが音楽的嗜好の境界線だけど、日本ではもっと境界線が上の気も。どちらにせよ、音楽への散財比率が高いのはその辺りの世代ですし、それは自分の場合も同様かな。だんだん自分が「過去に聴いたものの復習」的、「何だか最近いい音楽ないねぇ」的方向へ向かうのも、「年齢」対「保守性」のやむを得ない傾向なのかな、と思う今日この頃です。

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2004.04.11

買ってしまいました -その2-

 以前、その1を書いて忘れてましたね。後いくつかあるんですが、とりあえずその2をば。iPodです。
 
 アメリカではminiの方が幾らでも売っているんですが、音楽好きには容量小さ過ぎ。40GBが欲しかったんですが、ちょっくら高すぎるので、あきらめて20GBにしました。2200枚に届こうかというCDコレクションから選んだ究極のベストをiPod内に作るべく、ゆっくりセレクション作業を進めています。いつ終わることやら。
 
 さて、iPodに関して、気になったことをツラツラと。
 
 まず、ネット上の何箇所かでも取り上げられているのを目にしたこの記事。UK Today「警察が警告! iPodの白いヘッドフォンは暴力スリの格好の的!!」。イギリスでの話ですが、アメリカに暮らしている自分も前々から気になっていたんですよね。サンフランシスコ界隈の高速沿いにはビルボードが立ち並んでいるわけですが、まずどれ位の人が買ってるの?という辺り。キャンパス周辺でも意外と学生が聞いてたりして、ベイエリアを走る鉄道内でも意外と持っている人を見かけます。大抵は有色人種、しかも身なりのいい感じ。やっぱり、お金を持っていそうなのが見て取れる気がするので、続いて、物乞い、その他の狙い所にならないのかなという辺り。$100超えると大金な感じがするアメリカの一般的な金銭感覚からすると、かなりの高級品ですしね。でも、結構見せつけるように携帯している様子です。
 
 自分の場合、ちょっと怖くので、持ち歩かないで家や図書館、車の中で使ってます。といっても、「暴力スリ」が怖いんじゃなくて、壊す&無くすのが怖くて...日本にいた時、4年間で携帯4回買い直したようなダラシナイ人間なので(破壊1回、紛失1回)。こちらのCMでは激しく踊りながら聴いているけれど、あんなの落下が怖くてできません
 
 しかし、Apple製品を買うのが初めてだったので面白かったです。使うということでは、日本での学生時代に研究室でよく図面やグラフを書いてたんですがね、爆弾マークに悩まされながら。今回、iPodのパッケージの凝りようにはビックリさせられました。でも、使っていると気になることが少々。まず、悪い噂が流れるバッテリー。何だか、のっけから減りが激しすぎる気がするんですが......後は、データ転送用のケーブルと電源ケーブルが兼用な点。どうやらMacではPCから電源供給されることもあってそういう設計のようですが、PCの場合、頻繁に接続する~外すを繰り返していると、きゃしゃなコネクタ部分がいかれそうな気配。
 
 と、そんなことを感じている中、読んだ記事「iPodを可能にしたAppleのデザイン至上主義」。ここの中で、「iPodの設計では、機械的な制約や生産・メンテナンスの作業効率による制約を考慮せず、デザインを最優先においてネジ選定を行った」という話があって、デザインの素晴らしさは分るのだけれど、そういうやり方を取っているとソニーの轍(→ブランド戦略&ソニータイマー)を踏むのでは?とちょっと思ったんですが。DellやGateway等々の参戦でコモディティ化・価格競争が始まると、幾らデザインが良くても性能や品質は度外視できないでしょうし。でも、今、元記事を眺めると肝心な部分が無いんですよね。記憶違いかな?と思ったんですが、言及記事のここら辺ここら辺を見ると、だいぶ記事内容が削除されている感じもします。クレームでもあったのかな?

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Live! Live! Live! ~JMさんの企画にノッてみる(1)~

 何だか今月~来月中頃までは非常な過密スケジュール期でして、ブログ書く時間にも汲々とする今日この頃。おかげで、ネット上の盛り上がり4月バカココログ内、音楽絡みのちょっとしたお祭りも、コメントorトラックバックすることなく過ぎ去って寂しい限りです。4/1は来年もまた来るんだし、ま、いいか。
 
 ということで、少々亀さんなのですが、Japan Music Blog総帥のJMさんの少し前の企画にトラックバックしてみようかと。ご本人にも「タイムリーに乗り遅れた方も、引き続き参加頂けるとうれしいな」とおっしゃっていただいていることですし。しかし、JMさんの更新ペースを見て、少しは爪の垢でも煎じて飲もうかなと思っているところです。

 トラックバック企画一覧を眺めてみましょう...
 
 
  1. ジャケット相似形を探せ!
  2. Impressiveなレコジャケ
  3. 最も○○だったLive
  4. favoriteな音楽映画
  5. 音楽雑誌を買え!
  6. 映画の中のunforgettable music
  7. 観たい!most desiredなLive!
  8. the encounter扉を開けた一枚
 
 
 
 音楽好きならば、一つのお題でご飯を3杯おかわりできそうなトピックスばかりなんですが、かたむけるウンチクの引き出しが多いわけではないので、幾つか選んでまとめ書きしてみます。 
  
 
3. 最も○○だったLive
 
 「最も○○」というのも、最近とんとライブに行っていないので難しいです。そこで、「最も○○」を「最初」、"the earilest"か"the first"とすると、「最初に行ったライブ」何だっけ?・・・・・・厳密な最初はN響コンサートですね。昔、「クラッシック・オンリー!」だった時代が5年ほどあったものでして。今もあるのか知りませんが、シーズン最初に3回セット、3,000円也で聞ける特別チケットがあって、発売日に行列して手に入れました。曲目は今じゃ記憶も定かじゃないんですが、マーラーの「巨人」とかブラームスの1番辺りのど定番だった気がします。日本のオケの中ではN響はレベル最高峰なんですが、意外と素人にも分るようなハズシ(特にブラスは目立つ)があって、日本のレベルもまだこれからなんだな~と思った記憶が。でも、海外演者の来日公演のチケットなんて高いし、すぐ売り切れだから、学生じゃ手が届きませんでしたわ。
 
 「ライブ」といえば「ポピュラー・ミュージック」じゃないんですか?とおっしゃる貴兄には、最初に行ったライブ=Black Grapeとお答えしておきましょう。今は亡き新宿Liquid Roomでのライブでしたねぇ。Happy Mondaysもその後、再結成ライブをフジで見ることになるんですが、ダンス担当の訳分らんメンバー、ベスの噂のマラカス持ったタコ踊りを拝めたので大満足だったけれど、発汗量がすごいライブでしたね。数日間耳が聞こえなくなるような音量を初経験だったので、ロック系ライブに通い続けると確実に聴力衰えるなぁと、変な感心をしたのは覚えてます。
 
 そう言えば、その前に見に行ってました。非クラッシックの初ライブはFishmansです。「空中キャンプ」で3人体制になる前だったので、ギターやキーボード=ハカセが拝めたという、今となっては貴重なライブでしたねぇ。でも、何かの放送録画用の公演だったようで、コンサートホールみたいな座席指定のハコだったので、盛り上がりも演奏もイマイチだった気がします。今となっては、その後もう一度だけ見ておきたかった!とりあえず、これが日本のアーティストの初ライブでもあります。
 
 野外ライブ初回は、苗場に移った1回目のフジ・ロック。最初に見たのは、ボアダムスかUAだった気が。また、行きたいけれど、所帯を構えるとシガラミが~というところですか。
 
 
7. 観たい!most desiredなLive!
 
 これは幾らでもある気がします。とりあえず、Nirvana。後は、The Pixies。正直言って、オリジナル・アルバムでは舐めていましたが、ベスト盤にくっついているライブ盤を聴いて、あ~ライブを一度観ておきたかったなぁ、と。上で書きましたが、Fishmansもダビーになった3人体制以降、「8月の現状」の頃のライブとかを観ておきたかったです。しかし、間違いなく、皆、今じゃ絶対観れないような面子です。
 
 加えて、アメリカにいながら見逃してしまったBeck+The Flaming Lipsの合体ツアー。日本にいた頃、Corneliusを引き連れたLipsのライブを観て、歌唱力と演奏力の実際を知っているんですが、やっぱり組み合わせの妙ですからね。もう一つ、Ron Sexsmithsの来日ライブを見に行ったんですが、その頃デビューしたスガシカオが前座だったのに見逃したことがアリ。前座のスガシカオ、見逃したのは今でもかなり後悔。これも観ておきたかった。
 
 基本的に、「もう観れないだろう」というラインアップになってしまいましたが、NirvanaやFishmansのような場合を除けば、再結成という可能性が無いことはないんです。その当時のマジックが戻ることはないとは思いますが。実際、Happy Mondaysなんか実物を観られるとは思ってもみなかったし。The Posiesも、「あ~もう観られないのか」リストの一員だったけれど、密かに活動継続で、少々寂しい入りの来日ライブを観に行くことができたし(でも、リズム隊バリバリのハードなノリのを、一度観ておきたいです)。個人的には、Echo&The Bunnymenも観ることができるとは思ってもいなかった一員。"The Cutter""Never Stop"等々、往年の名曲乱れ撃ちに涙しましたよ。何となく、Eaglesのライブに入れ込む親父達の気持ちが分った一瞬でした。ナニ、もうお前がオヤジだろ?そうですか、すみません。
 
 とここまで書いて、トラックバック欄を見ると、上にOOSAKAさん。そうかJohn Zornも観てみたいなぁと、何だかキリが無くなりますね。考えてみれば、名指揮者でもあった往年のクラシック作曲者達、マーラーとかR.シュトラウスとかも聴けるものなら聴いてみたいです。そうそう、オペラの初体験はPuccini"Tosca"、ミュージカルならば「レ・ミゼラブル」ですね。

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2004.04.10

「自分史上もっとも偉大なアルバムベスト50」を選ぶ 【TB募集中!】

 
 Doblogより引っ越してきました。以下の企画は、引越し前にいろいろな方にトラックバックをいただいた企画です。新たに興味を持たれた方、ぜひトラックバックにてご参加ください!
 
                        ***
 
 最近、本ブログもアメリカ生活ネタより、音楽・映画ネタの比率が増して来ています。その理由は簡単、新学期が始まって机に向かうだけの毎日なので、楽しみが部屋でかける音楽ぐらいなんですよ、あぁ。
 
 ということで、今回のお題「自分史上もっとも偉大なアルバムベスト」をトラックバックで作成、新たな音楽を僕に教え込んでください。僕の生活に新鮮な感動と潤いを分けてください。「あんたみたいなマニアと違って、あたしゃ~、"No Music No Life"な生活を送ってませんよ」と仰る皆様、今回は何と3種類、用意してご奉仕いたします。
 
 
 音楽マニアを標榜する方には: 【松】 ベスト50
 結構音楽好きだよという方には: 【竹】 ベスト25
 そんなに選べないよという方には: 【梅】 ベスト10
 
 
 細かい話は、下に書いてます。別に読まんでも構わないです。そういう話ということで。
  
                         ***
 
 え~、最近『「音楽史上もっとも偉大なアルバムベスト500」にケチをつけてみる』という心の狭さをアリアリと示す企画を、時々書いています。当然、「そんなに文句言うなら、お前のベストって何よ?」っていうような内なる声も聞こえてきた訳です。
 
 そこで、タイトルの企画。主旨は以下の通り。
 
 
- 曲単位ではありません、あくまでも複数曲入ったアルバム(ミニ・アルバム含む)でのセレクションです。 
 
-昔から10枚選ぶDesert Island Discという企画があるわけですが、音楽好きには全然足りん!ということで、若干増。本当は500枚選びたいんですよ~。でも、考えるの面倒だしね。
 
-あくまでも、「自分史的に」であって、「音楽史」なる抽象的なものは関係ありません.....って、ホラ、これでケチを付け返される心配も無し!自分の感性・思い出に従って選べばいいだけ、楽です。
 
-2枚組までは許容範囲。箱物(ボックス・セット)はペケ。ブートレグ・限定盤はアリ。ベスト盤は可能な限り除外してオリジナル盤を。
 
 
 ま、ルールは破るためにあるものとも言いますが。
 
 自分の結果は以下の感じ。今後思いついたら、ちょくちょくいじる予定なので、新たなアルバムが加わったり、今あるのが消えたりすると思います。1~2ヶ月程度でフィックス、最終決定版にして、各アルバムにコメントつけて記事にする予定。それまでは、ブログの上の方に置いておこうかな。
 
 ちなみに、ジャンルの壁を解決するために、その分野だけでベストが作れそうなジャンルについては、「枠」を作って1枚に絞ってます。春のセンバツの「20世紀枠」みたいなものですね、いろんな意味で何じゃそりゃという感じですが。今の場合、「クラシック枠」「ジャズ枠」「テクノ枠」「ヒップホップ枠」「サントラ枠」で各1枚ずつ。実は、枠外に他にも混じっている気もするんですが。まぁ、気にしない気にしない。
 
 ちなみに、順不同。
 
 
 1. Simon Turner - King of Luxembourg / Sex Apeal
 2. Nick Cave & The Bad Seeds / Live Seeds
 3. Bjork / Post
 4. The Pale Fountains / From Across The Kitchen Table
 5. Nirvana / MTV Unplugged In New York
 6. フィッシュマンズ / 空中キャンプ
 7. Echo & The Bunnymen / Songs to Learn and Sing
 8. The Velvet Underground & Nico
   / The Velvet Underground & Nico
 9. Nine Inch Nails / Downward Spiral
 10. Ron Sexsmith / Ron Sexsmith
 11. Dr. Octagon / Ecologyst
 12. Squeeze / Greatest Hits
 13. フリッパーズ・ギター / ヘッド博士の世界塔
 14. Wilco / Being There
 15. The Blow Pops / Charmed, I'm Sure
 16. John Zorn / Naked City
 17. Elliott Smith / Figure 8
 18. My Bloody Valentine / Loveless
 19. Big Star / The Third Album - Sister Lover
 20. Radiohead / Pablo Honey or OK Computer
 21. The Magnetic Fields
   / The Wayward Bus - Distant Plastic Trees
 22. Prefab Sprout / Life of Surprises
 23. V.A. (Hal Wilner) / Lost In The Stars
 24. Pavement / Crooked Rain
 25. The Smiths / Louder Than Bombs
 26. スピッツ / フェイク・ファー
 27. The Streets / Original Pirate Materials
 28. Talking Heads / Sand In The Vaseline
 29. Ben Folds Five / Ben Folds Five
 30. The Byrds / Mr. Tambourine Man
   or The Beach Boys / Pet Sounds
 31. The Flaming Lips / Soft Bulletin
 32. V.A. / Red Hot + Rio
 33. The Beatles / Magical Mystery Tour
 34. 椎名林檎 / 無罪モラトリアム
 35. The Pixies / Live Album from Death To The Pixies
 36. Bran Van 3000 / Discosis
 37. The Posies / Frosting On The Beater
 38. Tim Buckley / Lorca
 39. Blur / Modern Life Is Rubbish
 40. Aztec Camera / High Land, Hard Rain
 41. Parkinson D.C. / Albanige
 42. The Auteurs / After Murder Park
 43. The Doors / The Doors
 44. Matthew Sweet / Girlfriend
 45. 中村一義 / 金字塔
 46. (ジャズ枠) Albert Ayler Trio / Spritual Unity
 47. (テクノ枠) Aphex Twin / I Care Because You Do
   or Plug / Drum'N'Bass for Papa
 48. (ヒップホップ枠) De La Soul / 3 Feet High and Rising
 49. (サントラ枠) V.A. / The Return of Cult Fiction
 50. (クラシック枠) Gustav Mahler / Symphony No.2++
    (Giuseppe Sinopoli & Philharmonia Orchestra)

 
 "or"は選択を悩んでる最中のもの。最終的にどちらかを選ぶはず。異論・反論あるかとは思いますが、あくまでも「自分史上」なものでしてね(いやぁ~、便利かつ無責任な言葉だ)。
 

【過去に寄せていただいたセレクションへのリンク集】
 
梅: 『飛べる可能性についての一考察』
[ トラックバック日時:2004/02/15 02:12 ]

梅: 『here comes the calamity (Blog edition)』
[ トラックバック日時:2004/02/15 03:20 ]
松: 『here comes the calamity (Blog edition)』
[ トラックバック日時:2004/02/16 01:56 ]
 
松: 『≡ ○ と × ≡』
[ トラックバック日時:2004/02/15 08:17 ]
 
松: 『Gold Standard』
[ トラックバック日時:2004/02/15 09:32 ]

竹: 『技術・音楽・異業種交流の日々雑感』
[ トラックバック日時:2004/02/15 14:37 ]

梅: 『FiltrikR』
[ トラックバック日時:2004/02/15 16:39 ]

松: 『asian_pops_review』[ トラックバック日時:2004/02/15 21:19 ]

梅: 『~・~・かけるかなー・~・~』
[ トラックバック日時:2004/02/16 12:57 ]

竹: 『sweet bohemian』
[ トラックバック日時:2004/02/16 20:29 ]

松: 『+++ VoiCE +++』
[ トラックバック日時:2004/02/16 22:42 ]

竹: 『明日ハ晴レカナ、曇リカナ』
[ トラックバック日時:2004/02/17 01:28 ]

梅: 『音楽雑記』
[ トラックバック日時:2004/02/17 20:19 ]

梅: 『Backyard』
[ トラックバック日時:2004/02/18 00:27 ]

竹: 『Re:code』
[ トラックバック日時:2004/02/18 04:49 ]

松: 『別室』
[ トラックバック日時:2004/02/18 16:56 ]

松: 『From Basshead,To No One』
[ トラックバック日時:2004/02/18 22:51 ]

梅: 『サタケ家』
[ トラックバック日時:2004/02/19 00:55 ]

松: 『心の琴線―kokoronokinsen―』
[ トラックバック日時:2004/02/19 21:49 ]

竹': 『Handsome Restaurant』
[ トラックバック日時:2004/02/19 22:04 ]

松: 『Word...Life』
[ トラックバック日時:2004/02/20 00:23 ]

松: 『weblog Katt別館』
[ トラックバック日時:2004/02/21 00:37 ]

松: 『poco a poco』
[ トラックバック日時:2004/02/22 14:38 ]

竹: 『MAD LIFE』
[ トラックバック日時:2004/02/25 11:43 ]

梅: 『此処カラ何ガ見エル』
[ トラックバック日時:2004/02/26 04:21 ]

梅: 『Lovely Day☆』
[ トラックバック日時:2004/02/26 13:41 ]

梅’: 『502Records =otology=』
[ トラックバック日時:2004/02/26 21:43 ]

梅: 『FREE/AREA』
[ トラックバック日時:2004/02/28 01:12 ]

竹: 『marc-14-mn official blogsite』
[ トラックバック日時:2004/02/28 02:50 ]

松: 『戯れ言ですが』
[ トラックバック日時:2004/02/28 14:02 ]

梅: 『21世紀的な少年』
[ トラックバック日時:2004/02/28 15:54 ]

竹: 『だらだら』
[ トラックバック日時:2004/02/28 16:22 ]

松: 『di-bit blog』
[ トラックバック日時:2004/02/29 02:17 ]

?: 『※『傷』画数13画:大吉!』
[ トラックバック日時:2004/03/01 01:10 ]

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2004.03.28

CCCD賛成派6割とか

 何か他人の誤りに突っ込んでばかりで非生産的な気がして嫌だし、もっと見識・知識がある方がCCCDについてネット上でしっかりとした議論をなさっているのを知っていますので何だとは思います。おそらく、この報道について書かれている方も多いでしょう。でも、CCCD反対票1票として「重複ウンザリ~」という声を覚悟で書かせていただきます。
 
 元の話はCKさんのブログ「デジモノに埋もれる日々」の”CCCDに「消極的賛成」な人が多いらしいのですが?”。(社)日本レコード教会が発表した2003年「音楽メディアユーザー実態調査」に関するお話です。日本レコード教会のウェブサイトへのリンクは「許可制」らしいので、CKさんのブログ→AV Watch記事→04.03.24 プレスリリース(PDFの報告書本体もあり)でどうぞ。
 
※アップ後、誤字があったので訂正いたします。(誤)日本レコード教会→(正)日本レコード協会です。失礼いたしました。
 
 
 
 CKさんが既に看破されている通り、結論「コピー防止機能付きCDの賛成派は6割」の元データ(P.21)を眺めると、
 
 
「賛成する」 16.1% + 「積極的には賛成しないが、仕方がないことだと思う」 38.9% = 賛成派6割 
 

らしいです。あの~、「賛成しないが」っていうのは、日本語でいうところの「反対」のことじゃないんですか?

 古典的な統計データの操作法としてアンケートの質問文のニュアンスをいじるというのがあります。有名なのは「新薬の副作用で10%の患者は死ぬか病状が悪化しますが、新薬認可に賛成ですか?」vs「新薬を導入すれば、9割方問題なく患者の病気を完治できますが?」というような例。ネガティブな方向を避けたいという人間心理を利用した例ですね。昔、朝日と読売で同じようなアンケート結果の微妙に異なるYes/No率を眺めていて、やはり質問文のニュアンスの違いによる効果に気付いた事例があるんですが、資料がどっかに行っちゃったんだよな~。ここに挙げられれば面白いんですが。
 
 話が逸れましたが、今回のプロパガンダ手法はかなり稚拙な事例。結論の前で強引に方向転換【下注参照】。他にも報告書を見ていて疑問が生じたもんで、まとめてメモしときます。
 
 
 p.21 CCCD評価 2002年 賛成する+積極的に賛成しないが... = 58.5%
             2003年 賛成する+積極的に賛成しないが... = 57.9%
 
  
 あの~、その教会流集計手法で行くと、賛成派が減ってますが...この場合は統計上の誤差という結論でしょうか?
 
 報告書では同時にDVDに関する統計も取っていて、そちらは「DVD再生機器保有者」内での統計(p.12)なんですが、CDの方はアンケート回答者全員に対しての統計。50代、60代のCD購入経験の無い方も含めてよろしいのでしょうか?データを見るとこんな感じなんですが...
 
 
 p.7 50代のCD購入経験者 男性 43.1%、女性 23.2%
    60代のCD購入経験者 男性 38.3%、女性 34.5%
 
 
 ま、買ったことがなくても高い関心と知識を持った方がいるかもしれないですね~
 
 
 p.17 総数      CCCD知らなかった 42.3%
     CD非購入層 CCCD知らなかった 57.5%
 
(ここでの数字は上記p.21のデータの場合と違って、さらに今年度から新たに統計を取った55歳以上を含む。)
 
 
 え?こんなにいる「CCCDを知らなかった」方々に、どうやって賛成・反対の意見を聞いたんですか?アンケート用紙に何やら啓蒙解説文章でも書いてあったんでしょうか?
 
 
 
おまけ: CCCDと関係ないところで気になったのは、以下の部分。
 
 
p.5 「音楽関連支出合計はエンターテイメント関連支出全体の30%を占める」
 
 
 質問している支出内訳項目が、「音楽関連支出」=「CD・カセット等購入」+「コンサート・演奏会等」+「音楽教室・音楽サークル活動」+「カラオケ」+「録音用メディア購入」+「音楽ビデオ購入」+「CD・カセット等レンタル」+「有料音楽放送」+「音楽専門書籍・雑誌購入」+「有料音楽配信(携帯)」+「アーティスト関連グッズ」+「音楽ビデオレンタル」+「有料音楽配信(PC)」、計13件。対して、他のエンターテイメント項目、ザクッと7件。あの~、いろいろ抜けてそうですが。後は、もう1箇所。
 
 
 p.21 録音経験者 MD 21.6%、カセット 14.5%、CD-R 11.5% 

 
 え?っと一瞬思いますが、「経験者」ですから、まぁ正しいのかと。でも、
 
 
p.21 過去半年間に音楽用にコピーされたCD-R/RWの1人あたり平均録音枚数
    =録音経験者 11.5%×平均枚数11.6枚=1.33
    この1.33を用いて、いろいろ計算、最終的にCD-R/RWの約57%が音楽
    複製用と結論
 
 
 「経験者」てのは累計の人数ですから、「過去半年の経験者率」を使わなければ駄目なんじゃないですか?それとも、そういう意味の「経験者」なのかな?でも、そうすると、少なくともカセットの経験者率(データでは14.5%)よりCD-Rの経験率(11.5%)の方が高くなりそうですよね、ここ最近の使用率を考えると。
 
 う~ん、何だか難しい統計手法でいっぱいです。どなたか頭の悪い僕のために、そこに潜むマジックについて教えてくださいませんか?
 
※たびたびの誤字で失礼いたしました。(誤)マジック→(正)ロジックです。
 
 
 
 
【ちょっと蛇足 @03-29-2004 05:15】
 
  「積極的には賛成しない」という「消極的に反対」とも取れるような表現を「仕方がない」という表現で和らげて印象を操作しているわけですね。「ない」の否定が「積極的に」にかかっているとすると、意味的には「消極的に賛成」と取れるわけですが、これをそのまま文にして「消極的には賛成である」としてしまっていたら、選択者が減っていたかもしれないということです。
 
 おまけに、アンケートによる評価ランク付けでは、しばしば7段階評価というのが心理学的な面で採用されたりします。これは人間は両極端の評価を避けるという傾向から、最高・最低ランクの2段階を5段階にプラスするやり方。欧米ですらそうなので、Yes/Noの他の「わからない」に票が集まりやすいような日本人の場合、なおさら極端な表現には票が集まりにくい筈です。そういうことを頭に置いて眺めてみると、中間的な選択肢のオブラートにくるんだ「積極的な賛成ではないが、仕方がないと思う」と「どちらかといえば反対」の恣意的な表現の差の効果は明白。データの公正を保つならば、「どちらかといえば賛成」と「どちらかといえば反対」の2つとして表現するべき。
 
 ま、調査と統治の機関を別にするというのは全てにおける鉄則なので、調査結果に信頼性が無いのは当たり前と言ってしまえば、それまでの話ですがね。

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2004.03.11

買ってしまいました -その1-

 勉強以外は寝るだけのような生活なので、最近ストレス性の購買欲が上昇中。幾つかお買い物をしてしまいました、その第一弾。ブツはコレ、
 
   お買い上げ品 その一
 
 日本ではつい最近発売されたばかりのようですね。コレを見てください。今回買ったDVD3枚組セットは$35ですが、日本でのお値段、13,500円。え~~~~~!今、日米DVDを交互に見ても大丈夫なように、リージョンフリー機もしくはアメリカ専用機を買おうかと思ってますが、それでもお釣りが来る値段ではないですか。まった