2004.03.06

Looks Like Gay

 ここのところ、アメリカでは同性愛者の結婚を法的に認めるかどうかというトピックスが話題になっている。大統領選をにらみ、主要な候補者が一様に反対の姿勢を明らかにしている一方、ゲイの街としても有名なサンフランシスコでは市長が造反。アメリカ全国の同性愛者達がサンフランシスコの役所に婚姻届を出しに押し寄せて、ちょっとした騒ぎになっている。根本には、少々常軌を逸して信心深いアメリカ人達の過半数が、キリスト教の教義に従って同性愛に否定的な目を投げかけている点があるわけだが、アメリカ全土での情勢に対して、全米一リベラルな地域であるサンフランシスコ周辺では賛成者と反対者の比率が逆転しているような状況も面白いところ。
 
 アメリカの大学には"Greek System"という「社交クラブ」が幾つもあり、キャンパス周辺には3つのギリシア文字が並んだ建物がやたらにあったりする。儀式を経て入会してパーティ等を行いながら仲間作りに精を出す組織らしいが、最近ゲイ専門のクラブがあることを知って少し新鮮な驚き。
 
 
 テレビでもゲイというのは基本的な笑いのネタなので、市販薬のTVCMのパロディで
 
 
 -最近、普通の人っぽくなったゲイの人に→飲むとゲイ特有のハイテンション復活
 
 -家の息子がチアリーディング・手芸・料理に凝り出して不安を感じたら、ぜひこの薬
  →ホモシル
 
 
というようなのを手を変え品を変えやっていたりする。かみさんやこちらのネイティブが最近お気に入りな番組にも
 
 
 -おたくチックな冴えない男性がプロポーズを決意
  →そこで、5人のプロフェッショナルなゲイがファッション、インテリア等
   それぞれを徹底指導
 
 
というのがあるし。ダサダサの男性ばかりのアメリカ人、頼りになるのはやっぱりゲイということらしいのだが・・・ その他にもTVのスタンドアップには、藤井隆のようなゲイっぽさをネタにした本当はストレートなコメディアンもいたりする。
 
 さて、長々と書いて来たが、こんな話をしているのも、一つ気になることがあったから。我が家ではローカルなニュース専門チャンネルが結構お気に入りなのだが、そこのニュースの天気予報に出てくる予報士。普段は、いかにもアメリカンなオーバーな身振りを付けながら、大声でがなり立てるチーフのおっさん。これがたまにいなくて、もう少し若いアンちゃんが出てくるのだが・・・・・・・・・・・・何か、この人がゲイっぽい。偏見で申し訳ないが、ゲイっぽい。何だか、毎日見る度にゲイっぽい。サンフランシスコという土地柄だけあって、ありえないことでもないし。と、そういえば、半月ほど前、日本人の間でも「日本の某有名若手男優がサンフランシスコに別荘を買った。そう言えば、あの人の浮いた話って聞いたことなかったよね。」と話題になっていたな~。とまぁ、そういうお土地柄。
 
 で、その日本の俳優の場合のように、行動から判断するというのはまだ分かるのだが、件の天気予報士の場合、見かけだけでゲイっぽいと感じるわけだ。見かけの何が僕にそう思わせるんだろう?ということで、周辺に実物もいないことだし、先に挙げたようなTV番組に出演するゲイの人達を観察しながら少し考えてみた。
 
 
1. なで肩
 
 華奢な外観というのはゲイに好まれそうだが、実際のゲイの人達を見てみると、皆アメリカ人だけに結構ごつかったりもする。マッチョで皮ジャン着たようなスタイルの人も多いし。でも、やっぱり身なりに気を使うせいか、どちらかといえば細いタイプが多いのだろうか。件の予報士は着やせするタイプのようだし、ややアメリカ人にしてはなで肩のような気もする。そこら辺が、ゲイっぽさを感じさせるのだろうか。
 

2. 甲高い声
 
 ゲイの人の声で野太いというのはあまり無い気がするし(いないわけではないが)、少し作ったような高めの声が多い気もする。件の予報士、確かに声が年の割りに高め。
 
 
3. しぐさ
 
 先に挙げた5人のプロフェッショナル・ゲイが登場する番組、皆、挙動をわざと誇張しているような嫌いがないことはないのだが、意外と見かけだけでは男っぽい人、普通の格好・アクションをした人が混ざっていたりする。じゃあ、何がゲイない人とそうでない人の違いなんだろうと思ってジ~ッと観察していたのだが、手のしぐさに共通点があった。元々、欧米人はジェスチャーが大きめなのでよく手が動くのだが、ゲイな人達の場合、腕でなく手の平の動きが特徴的。あのヒラヒラやるようなしぐさとか、日本でもオバちゃんが「あらやだ、奥さん」ってやるようなしぐさとか。ストレートな男性は手だけを細かく動かすしぐさを余りやらないので、そこら辺りが違いだろうか。でも、考えてみると、天気予報で手の平をヒラヒラはさせないしなぁ。
 

4. お手入れ
 
 ということで、最後はコレ。同じく、ゲイ番組で出演者の共通点を探していて思ったのは、「整い過ぎ!」という点。5人の髪型のセットが異様に決まっている。日本の場合、眉毛をカットして髪型もキメキメに決めている若い男性は珍しくないわけだが、正にああいうキメキメ過ぎる感じが5人のゲイの共通点。5人の内の一人の専門は美容師だったし。服装も少し派手めという点を除いても、普段着にしてはキメキメ過ぎ。これも東京辺りではアリな感じもするが、アメリカではかなり目立つ。
 
 別のコメディ番組の再放送で、ハリソン・フォードが役作りのためにヒゲを生やしたという写真を見て一言。「今度のハリソンは一味違うぜ。何故なら、とっても....」
 
 
  "... Looks like Gay!" (皆、大爆笑)
 
 
 というのがあったが、無精髭ゼロで整い過ぎた口ひげみたいなのは、やはり「ゲイっぽい」ってことらしい。
 
 
 
 というわけで、ここまで来てどうやら最終的な結論に。件の気象予報士、他の1~3の要素も多少あるのだが、4の部分、何か整い過ぎた感じがゲイっぽく見えるキー・ポイントだったらしい。現実にどうかは分りませんがね。
 
 
 ということで、ストレートの男性の皆様、余りに身なりを整え過ぎるとゲイっぽく見えるそうですよ。ご注意を。(ウチでは、身なりがだらしなさ過ぎるとヤイノヤイノ言われるので、この分析結果を引っさげて反論してみようかな。) 

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2004.03.03

TVCM、センスがいいにもほどがあります

 アメリカに来てから、やはり日本人とセンスってもんが違うんだな~と思うことが多いです。誤解がないようにここで言っておきますね。
 
 
 
    タイトルは皮肉です。
 
 
 
 文化の違いっていうのはあると思うわけですよ、どこの国に行っても。だから揚げ足取るようなことは言いたくないんですが、大体においてアメリカ人ってのはセンスが悪いです。カリフォルニアンは特に東海岸以上にだらしがなかったりもするので、イタリア人とかがこちらの人の服装を見ると、Unbelievable!なようですね。ま、そこら辺は機会があったら書くとして、今回はTVCMの話をするとしましょう。
 
 「アメリカのコメディは何が面白いんだか」という意見を聞きますが、面白いコメディアンも結構いるんですよ。そこら辺りはお互いの文化がリアルタイムで伝わりにくいからでしょう。ただし、やはり感覚の違いがあります、特にタブー絡みの辺り。嘔吐とかゾンビ化とかの汚らしいネタなんか日本のTVならば避けられると思いますが、アメリカ人は大好き。特に、手の所にホースを仕込んで黄色い液体を噴出させるといった嘔吐ネタがコメディ番組で飽きるほど頻出。さすがに、そういうのは僕も駄目です。
 
 そういった感性がTVのコマーシャルにも通ずるようで、「それってアリ!?」と思うようなのを時々やっています。日本だと、即スポンサーからアウト宣告をくらいそうですが。昭和天皇崩御時の井上陽水「皆さん、お元気ですか~」が駄目出しされるぐらいですからね。最初にそれを感じたのが、日本でも有名なコンビニ・チェーンのアメリカでのCM。日本と異なり、このチェーンではミニストップよろしく夏に冷たいフローズン・ドリンクを販売しているんですが、着色料で舌が真っ青になった子供が舌をガラスに映して見て喜んでいるシーンを延々と映します。ただただ、それだけ。売りが着色料ですか?昔の駄菓子屋さんじゃないんですよ、全く。まぁ、これは青色のマヨネーズや紫のポテトチップスを販売したら爆発的に売れた、というお国柄ですから。公害や食品添加物への意識は日本より後進国な気がするぐらいですからね。
 
 それぐらいならば、後に挙げた背景の知識を元に、「しょうがねぇな」で済んでしまうのですが、最近、「それはないだろう」と突っ込んでしまうようなCMが立て続けに流れています。まず、一つが"got milk?"というコマーシャル。これは、10年前から続いている「牛乳を飲みましょう」キャンペーンの有名なシリーズなのですが、件のCMはこんな感じ。
  
 
 
  台所にいる子供達とお母さん。牛乳を飲みたがらない子供達。母親曰く。
 
  「牛乳を飲まないと、大きくなって大変なことになるのよ。」
 
  答えて子供達。
 
  「大丈夫さ。ほら、隣のお爺さんを見てみなよ。あの人、牛乳嫌いだよね。」
 
  人の良さそうなお爺さんが、裏の庭で芝刈り機を使っている最中。
  
  
  芝刈り機が振動していて、いきなり両腕がもげる。
 
  それを見た子供達、慌てて牛乳を流し込む。
 
 
 
 言いたいことは分りますよ、牛乳飲まないと大変大変、あ~大変。でも、これって子供に向けたCMですよね・・・ありません。いきなりの急展開に、最初見た時、僕は口あんぐりでした。
 
 さて、さらに最近気になって仕方が無いのが、もう一つのコチラ。やはり、日本にも進出しているイタリアンなサンドイッチ・チェーンのCMなんですが。2匹の何とも言えないキャラが出てきて歌うだけのCMです。まぁ、とりあえず画像を見てやってくださいよ。
  
 
 
       QZS.jpg
 
 
 
 どうやら、サンドイッチか鶏肉らしきものに、目や歯を後付けしているようなんですが..........
 
 
 
 
 これは可愛くないという次元の問題ではありません。目はギョロギョロ動くし、唄っている歌はダミ声のローファイ・フォーク。おまけに、何だか腹の方から蝕肢みたいのがニョロニョロ出ているように見えるので、気になって仕方ありません。嫌がらせのように気色悪い動きをするし。これで、ここのサンドイッチが食べたいと思いますか!とにかく、このグロさをご自身の目で確認してみてください!皆さんに僕の言いたいことを痛いほど分かっていただきたいです。
 
 
  問題のTVCMが見られるサイト (真ん中辺で2種類見られます)
 
 
  
 しかしよく考えてみると、挙げた3つのCM例って皆食品絡みなんですよねぇ。「アメリカ人の舌には味蕾が劇少ない」ってのは本当なんだろうな、とつくづく思います。

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2004.02.19

風雲たけし城 in U.S.A.

 大昔に、下のような文章を書いたことがあります。>[鉄人 in U.S.A.]
 
 「料理の鉄人」がアメリカでも放映されていて大人気という話ですね。この際に、コメント欄で「たけし城」も放映されているらしいという話を書いて、同じく米国在住のgentooさんから情報をいただいていたんです。ということで、その話。
 
 ちなみにご存じない世代もいるかもしれませんが、「風雲たけし城」は、僕が小学生の頃、つまり20年以上前に放映された視聴者参加型番組。たけし軍団が支配するたけし城の陥落に向けて、様々なアスレチックのようなゲームに挑戦して生き残りを目指す、という内容です。子供心にも「よく、あれだけアイデアを思いつくなぁ」と思わされた、ゲームのバラエティが素晴らしく、お金も相当かけていた様子。
 
 元ネタはアメリカのTV番組周辺にありそうなんですが、それをバージョンアップして逆輸入という辺りが日米関係を暗示していますね。アメリカで見るという要素を除いたとしても、登場する挑戦者達の服装・格好が恐ろしく時代を感じさせるので、いろんな意味で楽しめる番組でもあります。
 
 アメリカでのタイトルは"MXC (Most Extreme Elimination Challenge)"。何か微妙にダサいです。番組は「ビデオ巻き戻し」や「今日の痛かったシーン」等々、独自の編集を加えて無理やり30分に編集されています。当然、トーク・シーンは吹き替えで、全部内容が変わってますね。ま、当時のそのままではウケル筈ないですが。登場人物も、
 
 
   たけし=Vick、東=Kenny、稲川淳二=Guy
 
 
といった感じで、イタリア系っぽいのが多い気がするのはどういうことなんでしょう。イメージ=「馬鹿」ってことなんですかね。独特のなまり(日本人っぽくしているのか)で喋るので聞き取りづらいのですが、参加視聴者達にもイチイチ外人名を付けて、変な甲高い声で馬鹿っぽいことを喋らせています。
 
 日本では馬鹿番組が放映されているというイメージがアメリカ人にあるのか、ちょっと前にも「バンザイ」という番組が始まって、日本でも少々話題になっていたようです。確かに、SNLの昔のコントにもわけの分からない日本語を喋るドラマというネタがありました。番組の間に挟まるインチキCMでは「ゴキブリがお菓子に変わる」という何ともはやな感じでしたが。未だにいろいろなイメージがあるようですね。
 
 ちょっと気になって、去年の時点で、MXCの評判をチェックしてみました。
 
 
  「クール!」
 
  「こんな面白い番組、番宣もしていなし勿体ない。あんなマイナー・チャンネルじゃないところでやればいいのに。」
 
  「タカシ・キタノの番組~(以下説明)~」
 
 
 
 あの~、綴り間違えてるんですけど。欧米のメディアに高評価の映画監督と同一人物とは夢にも思っていないんでしょうな。どうやら、ネット上の掲示板を見る限り、大学生に人気があるみたい。ちなみに、アメリカのバラエティ番組の人気は大学生から火が着くことが多いです。

 思うに、結構受けている様子なのは、以下の点からかと。
 
 
 - "Jackass"等に通じる馬鹿っぽさ(アメリカ人大好き)
 
 - アメリカにもある視聴者参加チャレンジ型番組(例."Gladiator"だったかな)にカテゴライズ可能
 
 - 「料理の鉄人」同様、アイデア・条件設定がどう見ても秀逸
 
 - 言葉に関係なく、楽しめるビジュアル性
 
 - 悪役側=着物を着て城にいるサムライ
 
 
 結構、最後の要素も大きい気はします。

 さて、先の掲示板でのアメリカ人のコメント、「マイナー・チャンネル」についてですが、アメリカではケーブルTVのチャンネル改変が結構あります(実際、この2年ぐらいで2~3回経験)。このMXCも当初、名前の違うチャンネルで土曜日の夜に30分という枠、しかも宣伝ゼロという体制でやっていました。ところが、そのチャンネルが衣替えして"Spike TV"という名前になった途端、毎日のように放映するようになってます。
 
 しかし、この"Spike TV"、何とも言えないんですよ。煽り文句、
 
 
   「全米規模初!正に男のためのチャンネル」
 
 
 ハイハイ、のっけから年末年始007シリーズ全放映で、想像はついていましたが。他局で歴史関係の特別ドラマをやっている祝日「プレジデント・デー」にも、特番「水着グラビア」です。やってくれます。と、そういうホワイト・トラッシュ(見ている僕もトラッシュですが)向けのチャンネルなわけですが、番組間に流れるCMでさらに唖然としました。
 
 
   放送開始のアニメ> "ストリップレラ” 
 
 
ストリッパーが夜な夜な(でも、お仕事の後なので「超深夜」だそう)正義のヒロインに変身して、悪の組織と戦うそうです。ここまで徹してくれると、さすがにちょっとリスペクト!

 
 番組サイト: SpikeTV内 (残念ながら、ほとんど情報は載っていません)
 
 
 
【過去のコメント】

[Newell] [2004/02/19 03:36] [ MyDoblog ]
たけし城は、アメリカで何度か見ました。CATVのチャンネルなので、いまいち、放送時間帯が掴めていないのですが、ザッピングしているときに、たまたま見つけると、見てたりします。
私としては、やはり服装、髪型にノスタルジーを覚えてしまいます。

[☆イル] [2004/02/19 11:38] [ MyDoblog ]
> 「全米規模で初!正に男のためのチャンネル」
全米規模なんですか?凄い・・・。
うーん、「男ってもんは・・・」って言いたくなってしまうような番組を胸張って堂々と作っているところ、やっぱりアッパレ。


[blue&gold02] [2004/02/19 23:16] [ MyDoblog ]
Newellさん>
あの髪型と化粧は何かすごいなぁと思ってしまいます。同じことが、将来現在の標準を見ると起こるのかなと思って見ています。

☆イルさん>
レーティング等が発達しているにしては、アメリカも低俗番組が多いようですね。


[wolfy] [2004/02/20 20:25] [ MyDoblog ]
旧TNN(The Nashville Network)ですね。2年ほど前にNashville, TNから本社をNYに移して、なぜか略称だけ残っていたんですが、WWEの"RAW"の局ロゴが、ある日突然"Spike TV"に変わっていたので驚きました。
まあupnとかでCBSの"Everybody Loves Raymond" を毎日再放送していたりとか、再放送豊富ですね…>マイナー局。
USA Networkにも買収の噂がありましたね。I-10を走っていると、送出局があって、こんなとこからやってるのか、と思いました。”TV Land”なんてどうよ?って感じ。

[blue&gold02] [2004/02/22 10:53] [ MyDoblog ]
最近、メディアの合併ばやりですからね。宣伝のトーンがかなりアッパーな方向に変わったので、Spike TVって何よ?ってな感じでした。USAにも噂があるんですか・・・結構、しっかりしたドラマ系が強くて好きなチャンネルだから、変な感じに変わらないで欲しいものです。

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2004.02.05

映画で旅するベイエリア: 番外編 ~ SF舞台のTVドラマ ~

 ☆イルさんより、過去記事の「映画で旅するベイエリアを読んでいただいたという、嬉しいコメントをいただいたので、久しぶりに書いてみようかと。ただし、今回はアメリカのTVドラマ編で行こうかな、と思ってます。Newellさんのところのやり取り(「クローズド・キャプション」のコメント欄)で「フレンズの舞台は?」みたいな話もあったのですが、多くのTVドラマの舞台はNY、次がLAですかね。やっぱり、日本で東京が舞台になるのと同様、街の規模の違いでしょうか。
 
 ということで、今回は「サンフランシスコが舞台のTVドラマ」特集です。
 
 
1. 刑事ナッシュ・ブリッジス (原題:Nash Bridges)
 
 多分、今回のリストの中では日本で一番知名度が高いのでは?僕が日本にいる頃にも、TV東京系列で日曜日にやっていましたね。その後ものシリーズも続行したようですが、アメリカでは現在終了した模様。ただし、現在も朝に再放送をやっていたりするので、結構な知名度、人気かもしれません。
 
 オールドな方々には、一世を風靡した80年代のTVドラマ「マイアミ・バイス」(日本では怪物番組「なるほど・ザ・ワールド」の裏番組で、人気は少々辛かった気が)中、刑事コンビの白い方、D.ジョンソンといえば通じるかもしれません。あの顔のまま中年の刑事役になっているので、当時の写真と比べると結構面白いです。
 
 現実でも不良仲間のC.マリン(相棒役)と一緒にプロデューサーも兼ねてのTVシリーズ。ブリッジスはSFPDの特捜班刑事、部下の刑事を束ねるボス役で、腕利き・女性にモテモテ・現場主義といった感じ。コンバーチブルの黄色いバラクーダを捜査用に乗り回すは、警察のオフィスは最初市庁舎内から埠頭の船の中に引っ越すはで、かなりハチャメチャな設定。マリンのやっているドミンゲスも、当初ブリッジスを助ける私立探偵だったのに、いつの間にか刑事に昇格しているし。
 
 でも、脚本がよく書けていて、結構面白いんですよね。登場するキャラクターも、仕事で失敗して離職する部下→宗教へ、部下の女性刑事→殉職、主人公の離婚した妻、ボケ出した父親、と意外とアメリカの世相も取り込んでます。マイアミからかつての相棒が現れるエピソードとか、細部もなかなか洒落が聞いているし。
 
 サンフランシスコのあちこちが登場する上、部下の一人にヒッピー上がりのキャラ(Grateful Deadについて講釈を垂れたりする)がいたりとか、オフィスがある船はBay Bridge近くのPier 39にあるらしいとか、娘が通い始める大学がUC Berkeleyとか、ベイエリアの情景満載ですね。

 日本でもアメリカでもビデオ・DVDは未発売のよう。初期にエピソードを集めたビデオ「処刑調書」(高い!)が出ているようなので、レンタル屋にあるかも。
 
 
  参考サイト: 日本のCSチャンネル 
 
 
 
2. モンク (原題:Monk)
 
 アメリカで現在、一番知名度のあるサンフランシスコ舞台のTVシリーズといえば、コレかな。最近、新シリーズが再開されたので、TVでも激しく宣伝やってます。
 
 SFPDの腕利き刑事だった主人公モンクが、神経症で休職。その間に、看護婦を相棒にして探偵稼業を始めるといった内容。とにかく、推理力抜群というキャラながら、極度の潔癖症で物が触れない等々の落差が笑わせるライトなミステリーもの。基本的には安楽椅子探偵ものに近い感じかな。極端な主人公の行動が、「変な人を笑う」というアメリカ人の一般的なギャグ・パターンにピッタリ来るのか、かなり人気もある様子。ゴールデン・グローブ賞も受賞してます。
 
 オープニングでもサンフランシスコの夜景等が拝めますが、劇中でも警察のオフィス等、街中の風景が登場。何となく、現在のサンフランシスコの様子が分かるのでは。
 
 主人公モンク役の俳優どこかで見たなぁと思っていたら、映画「13ゴースト」に出てましたね。B級ホラー映画のリメイクながら、意外と評判良かったあの映画、確かに父親役の彼もウザいキャラだったので、このモンク同様、それが持ち味かもしれません。
 
 これも日本でビデオが出ていたようだけど、見当たらないなぁ。
 
 
 参考サイト: アメリカの番組サイト
 
 
 
3. チャームド -魔女3姉妹 (原題:Charmed)
 
 女3姉妹が実は魔女っ子で、魔法が使えるようになって、良い幽霊に助けてもらったり、悪い魔女に襲われたり、という何だか頭悪そうな、漫画チックなお話。前にアメリカでTVガイドの表紙になっていたので、それなりの人気かと。やっぱり、美人3人が主人公というところがポイントなのでしょう。2001年で終了ながら、お子様が見そうな時間帯(夕方とか)に再放送してます。ハリーポッターで大騒ぎなアメリカとしては、「魔女」ってどうなの?と思いたくもなるもんですが。「奥様は魔女」も、今では少し問題あるようですし(こちらは女性の社会地位とライフスタイルの点も加味)。
 
 これまた、オールドな方々にポイントなのは、末っ子役の女優がアリッサ・ミラノという点かと。80年代のアイドル~映画「コマンドー」(現カリフォルニア知事の出世作ですね)の娘役~その後、3流映画出演、という「あの人は今」的な経歴ながら、ここのところに来て、アメリカではあちこちのTVドラマ等に出演して人気者に返り咲いてます。「セクシーな女優は?」という人気投票にも顔を出しているようだし。
 
 オープニングのThe Smithsのカバーに合わせて、金門橋やノブヒル(辺りかな)等のサンフランシスコの風景画映ります。サンフランシスコの1軒家に住んでいるという設定だけど、特撮と屋内シーンが多いので、サンフランシスコ度は低いのかな。実際、LAでの撮影が多い様子。
 
 幾つかファン・サイトもあるようですね。本家Amazonに行くと、現在もビデオ・DVD化の予定なしとか。日本ではCSで放送していた様子。
 
 
参考サイト: ファンサイト
 
 
 
 さて、その他は未見&少し古いので、ざっと。
 
 
4. サンフランシスコの空の下 (原題:Party of Five)
 
 94年から2000年まで放映されたドラマ。交通事故で両親を亡くしたサンフランシスコに暮らす一家、3男2女のストーリー。ゴールデングローブ賞も取ったりしているようだが、白人家庭の学生達の恋愛と生活模様というコンサバ感たっぷりの様子。
 
 ポイントは、その後「スクリーム」「スターシップ・トゥルーパーズ」「007」等々に出演のN.キャンベル、アイドル(?)のJ.L.ヒューイットがレギュラー出演していたことだろうか。こちらも本国でもビデオ・スルー。
 
 
 
5. 私立探偵ハリー (原題:Crazy Like A Fox)

 80年代のドラマ。日本ではNHKで放映されていた模様で、子供の頃見たのかな~というところ。「刑事コロンボ」とかは覚えてるんですけどね。昔のサンフランシスコの風景も見てみたい気はします。
 
 
 
 後は調べてみると、
 
 Dharma & Greg (1997-2002): ホームドラマ?
 MDs (Meds and the Oath、2002-): 病院もの
 The Division (2001-): SFPDもの
 Sliders (1995-2000): SF、タイムトラベルもの
 Midnight Caller (1988-91): ?
 Full House (1987-95): シットコム(ゆえに設定&挿入カットのみ)
 Hotel (1983-88): ホテルもの(←そのままじゃん)
 The Streets of San Francisco (1972-77): こいつはどこかで記事を読んだ気が
 San Francisco International Airport (1970-71): 当時のSFOは今と大違いなので見てみたい
 
 
みたいなところがサンフランシスコ舞台らしい。皆、現在、テレビで見られないんで未確認ですがね。(と思ってたら、Full Houseは再放送やってました。チラッとしか見なかったんですが、TheMonkeesっぽい音楽モノのようでしたね。)発見した珍品としては、
 
 
 Trapper John, MD (1979-86):
 
 
今なお再放送で人気の朝鮮戦争舞台のブラック・コメディ「M/A/S/H」(映画も名作)のキャラが、サンフランシスコに戻って来て......というTVドラマ。意外と続いたようだけど、こればかりは初耳でした。
 
 
 
【過去のコメント】
 
[Newell] [2004/02/05 14:40] [ MyDoblog ]
ナッシュ・ブリッジス。見てました。最初の頃のほうが面白かったです。ケイトリンが来てから、何か恋愛色が強くなってしまい、面白くなくなってしまいました。特に後半はボロボロでしたね。

[blue&gold02] [2004/02/05 21:08] [ MyDoblog ]
確かに最初の方が馬鹿馬鹿しくて面白かったようですね。米国再放送&日本地上波放送しか見ていないので、プロレスラーがレギュラー刑事化した後ろの方のシーズンとか知らないんですが。

[☆イル] [2004/02/05 21:47] [ MyDoblog ]
私の名前がblogの最初にあって、なんだか嬉しいです。「サンフランシスコの空の下」は昨年、ケーブルテレビで何度か見たことがあります。

[blue&gold02] [2004/02/06 10:55] [ MyDoblog ]
コメントのおかげで書く気になる話というのも多いんですよね。

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2003.12.26

お気に入りのTV番組 in U.S.A. (4)

 今後適宜追加していくとして、そろそろこのシリーズも終わり。あとは、ベイエリアのローカル・ニュース(それ専門のチャンネルがある)が家では人気。CNNのような全国区ニュースとは異なるユニークな点があるのだが、個々のニュースとして取り上げた方が面白そうだし。ということで最終回。
 
 
4. Law & Order 

 今まで挙げた3つが全部コメディというのも、ふざけた性格にピッタシだったわけだが、たまにはまじめな奴も観ている。これは、Cop ShowとかCrime Storyで括られるような刑事&法廷ものの骨太ドラマ。90年代始め辺りから続く、こちらも超長寿TVドラマ・シリーズで、日本でもソフト化されているかと。番組サイトによると、リアルタイムの回は全米でも視聴率10~15%ぐらい。エミー賞等々の常連でもある作品。やっぱりアメリカ人で知らん人はいない番組だろう。ただし視聴層は30台より上の筈で、昔読んだHBSのケーススタディでもCEOのような年齢の主人公が観ているシーンがあった。
 
 「法と秩序」というタイトル通り、1時間のドラマの中で、NYを舞台に最初刑事が事件を追い、次に検事が法廷で戦って結末へ、というスタイル。大体、最初はミスリーディングな容疑者をつぶしていく展開で、ここら辺実際の捜査にも少し近い感触(1時間ものなので限界はあるが)。その後、取り調べから法廷での闘いに移り、かなりヘビーなラストで終わることが多い。基本的に、法の不整備や社会的な問題をベースにしているので、ほぼハッピーエンドにはならなく、かなり考えさせる重いラスト。
 
 法律やアメリカ社会の問題に興味がある人には面白い番組だと思う。中絶や同性愛、信仰みたいなアメリカの文化風習を考える上で重要なポイントは網羅して扱って来ている感がある。例えば、
 
 
  殺人犯が神父に懺悔
  →唯一の証人である神父は教会を追放されてまで法による社会正義を選ぶのか
  →それとも教義に従った信仰による正義を選ぶのか
 
  連続レイプの犯人がレイプにより生まれた中国人と黒人の混血と判明
  →キリスト教の教義により、中国人社会で疎まれつつ生きなければならなかった犯人の半生
  →結局憎んでいた父親と同じ道を歩んでしまった犯人の苦悩
  →それを見守った同じくレイプによって産まれた経歴の刑事は、自分と犯人は紙一重なのだろうかと悩む
 
  過失により殺人を犯した女性が、トランスジェンダーの男性と判明
  →必死に検事側が減刑処置と女性刑務所への収容を訴える
  →法律上では性転換前のため、外見は女性だが男性として扱われなければならない犯人
  →泣き叫びながら刑務所へ
  →直後に暴行を受けて病院へ運び込まれるのを、やるせなく見つめる検事達 
 
 
 実際はこうしたメインストーリーに、更にさまざまな要素が横糸として加わった作劇になって1時間を一気に魅せ切る。D.Wolfというプロデューサーの元、とにかく脚本が毎回うなさられるぐらいよく練れている。単に社会問題を取り込んでいるだけでなく、どんでん返しを何度か用意している上、作劇の山もちゃんと作ってあるので1本1本戯曲化できるのではと思うぐらいのグレード。登場人物も皆かなり人間臭くてリアルなキャラ作りがされており、最近のシリーズでは登場女性に刑事にしてはちょっと美人過ぎるんじゃない?ってな人も出てくるが、基本的に俳優陣は味のある演技派揃い。
 
 もう第何シーズンも放映していて過去のシリーズも同時に再放送しているので、どれが最新作か混乱するのだが、どうやら現在3シリーズを同時にやっている。王道がただの"Law&Order"でTV界最長のシリーズ。ここでは法廷闘争の方が印象的で、おっさんのMcCoy検事と初老の刑事が特に「顔」といった感じかな。他の傍流シリーズに比べて一番ヘビーな内容で、人気も一番高い。"Criminal Intent"は一番新しいシリーズで犯人の視点が加わった展開。"Special Victim Unit"が性犯罪や異常者を追う特捜チームの話で、やや話題は軽め(といってもレイプ等々、アメリカの闇を感じさせる話題が多いのだが)。シリーズ初のアジア系も出演している。最近、全シリーズ含めて過去の名場面を集めた写真集が出て、本屋でも目立つ位置にディスプレーしてあったので、やっぱり結構な人気かと。モノクロで、フェイクの死体シーンが多々なので、ちょっとナニな趣味だと思わされたのだが。
 
 言葉の激しい応酬が多く、前半の捜査シーンではいろんなコミュニティの英語が出てくるし、後半は法律用語多々なので、ノンネイティブにはなかなかヒアリングがキツイ番組でもある。やっと慣れてきたけど、「今何て?」ということも少なくない。でも、時間をつぶす甲斐のある番組だと思う。いろいろ考えさせられる。
 
 
 
 参考サイト:ファン・サイトの一つ、他にも多数ある

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お気に入りのTV番組 in U.S.A. (3)

3. Late Night with Conan O'brien
 
 しかしコメディ好きな家庭だ。こいつも深夜のコメディショー。アメリカには長寿番組D. Lettermanのショーがあり、観客を入れて、ホストによるゲストとのトーク+寸劇等のコメディネタ+番組付きビッグバンド演奏によるオープニングとCM入り+ゲスト・ミュージシャンのライブという形式。このD. Lettermanの番組は未だに健在なわけだが、これが昔に番組ごとTV局を移籍してしまった際、ホストだけすげ替えた番組が幾つか始まり出した。それが、Jay LenoのショーやこのConanのショーで、皆本家に劣らず結構な人気。他にもホストだけ違う似たような夜中の番組多数で、番組の形式もほぼ同じ。
 
 アメリカ人のコメディセンスは......という声が多い中、このConanの番組だけは在米留学生の間でも結構な人気のようなので、おそらく日本人にも受けるセンスかと。ゲストとのトークとかは結構ヒヤリングに苦しめられるのだが。口パクでBushやHussein、M.Jackson等々の有名人にお馬鹿なことを喋らせるネタとか、深夜ならではのちょっとした過激さながら、エミー賞とかも取っているようだ。
 
 NY大停電の際にはプロデューサーと数人のスタッフだけで番組をやり通していたし、一度はクレイメーション(粘土人形を使ったコマ取りアニメ)だけで番組をやり通すというネタも。この回いつになったら実際のスタジオ映すのかなと思って見てたら、D.Bowieのライブまで粘土で、最後までやり通したので口あんぐり、ちょっとブラボー。
 
 さらに面白いのがホストのConan O'brienの経歴で、Harvard大卒!その後、1で取り上げたSNLのコント・ライターから、2で取り上げたThe Simpsonsの脚本執筆。そしてこの番組とアメリカの王道有名コメディ番組のスタッフを総なめしている。ウィットに富んだトークも笑えるんだが、いい年してスタジオでパンツ一丁姿になったり、なかなかいろんな笑いのネタを繰り出せる辺りは、さすがの経歴か。しかし、イギリスのコメディアンも(Mr.Beanの人とかPythonsとか)高学歴だけど、アメリカでも高学歴のエンターテイナーいるんだなぁと。お笑い芸人に学歴が必要だとは思わないのだが、学歴とか関係なく自分のキャリアを築きあげられる社会の土壌はいいなぁと思う。先に書いたSNLの出演コメディアン、W.Ferrelも昔の映像で見るとニュース・キャスターを普通にやっていて、いつ裸踊りするんだかってイメージとのギャップが面白かった覚えがある。
 
 そうそう、この番組のレギュラー・バンドを率いるMax、B.Sprigsteenのツアーバンドの現メンバー。そこら辺もよくネタになっていて、しばしばツアーでいなくなっているのもご愛嬌。ホストとの掛け合いでコメディアンっぽいこともやってるのが笑える。
 
 しかし、うちはかなりのNBC系列番組好き。NYに行ったら、スタジオ見学ぜひしたいなぁ、と思ってる。
 
 
番組サイト: 放映したネタがいっぱい載っていて、サイトでも楽しめるのでお勧め

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お気に入りのTV番組 in U.S.A. (2)

(前回までのあらすじ)
 もともとTVっ子とはいいがたい僕の家では、アメリカに来てもあんまり見たい番組が見つからない。あら大変、どうなるんでしょう。
 
 
 全く大変ではないです。幾つかアメリカでもど定番の番組(あんまり若向けではない)見てます。
 

2. The Simpsons
  
 これは日本でもちょっと前のサントリーCCレモンのCMで認知度かなりあるのでは。黄色い家族達(やっぱり、ずばり黒だと問題あるのかな)が繰り広げるコメディ・アニメ。歴史はもっと浅いけれど、個人的にはアメリカにおける日本の「サザエさん」的ポジションだと思っている。今までのネイティブとの会話で話に出てきた経験を総合すると、60歳台、40歳台、20歳台、皆家族の名前覚えてたしね。日本で「波平」から「マスオさん」が普通代名詞に近いくらいメジャーなように。今ビールを飲むのに使っているのがダメ親父のホーマーがビールを前に狂喜の雄たけびをあげる「喋る栓抜き」なんだが、店で鳴らして「これいいな、買おうよ」なんて話していたら、後ろのアメリカ人のオバちゃん達も後から鳴らしてゲラゲラ大喜び。同じくお買い上げだった。
 
 「サザエさん」も新聞連載当時は時事ネタを上手く取り入れる才が絶妙で人気を博したわけで、腑抜けたTV版などノータリンのカツオにキック。The Simpsonsも、ちょっとオツムが弱いけれど憎めない親父からしっかりものの奥さん、やんちゃな餓鬼、が結構ブラックかつタイムリーなネタを繰り広げている。アメリカの平均的な家庭生活をかなり的確に踏まえているところもあるので、結構ナルホドと思うところもあり。
 
 若者に人気なSouth Parkになると、ネクロマンティックやスプラッターなネタ、セックス・差別絡みのネタも多いので、お茶の間にはちょっと不適切。ストーリーを書く才能は大したものだと思うのだけど、ちょっとかなり悪趣味な方に触れるのでねぇ。あれはあれでアメリカの世相と生活を切り取ってはいるんだが。South ParkではThe Simpsonsを扱って、
 
 「Simpsonsでやってないネタなんてないのさ、ほらソレも、いやアレも。」
 
なんてボヤイてみせる回もあるぐらい、いろんなネタを取り込んでいる。「エンロン・ジェットコースター」(奈落の底まで急降下)なんて、明らかに子供向けのネタじゃないしね。
 
 ちなみにオープニング曲もジャジーな名曲。中華食堂で飯食ってたら、そのテーマの着メロが鳴り出してた。あれ、いいなぁ。
 


【過去のコメント】

[she-no] [2003/12/26 05:30] [URL] [ MyDoblog ]
The Simpsons、大好きです。
CCレモンのCMで登場する前にTV神奈川で放映していたのを見て、
(最初子供達が見ていたのですが、私の方がヴィデオ録画し出すというはまり様(~-~;)
OP、EDも、シーズンを盛り込んでいて凝ってましたよねぇ。
着メロなんかあるのかー。いいなー。
しかし、日本で仮にあって設定したとしても、マニアックな人しか気づいてくれないだろうな。

[blue&gold02] [2003/12/26 05:43] [ MyDoblog ]
TV神奈川でやってたんですか!僕がもう神奈川の住まいを離れちゃった頃かな。
大学の同級生はホーマーの口まねがお得意でした。去年はアメリカでもバーガーキングのキャンペーン・キャラになってましたね。

[she-no] [2003/12/26 13:03] [ MyDoblog ]
5年くらい前にやってましたよ<TV神奈川。
でも、放送時間が夕方になったり、夜になったり。。。と、ころころ変わっていたからなぁ。

[blue&gold02] [2003/12/26 23:40] [ MyDoblog ]
そういえば、CMだけは見たような気が...
5年前だと、仕事で東京、埼玉、神奈川辺りを転々としていた頃だしな~。今はCSとかケーブルとかで日本でもやっているかもしれないですね。

[Newell] [2003/12/27 02:44] [ MyDoblog ]
私も、サウスパークはちょっと見ていられません。若者には人気があるようなんですが。
シンプソンズは10数年前にWOWOWが日本で放送したと思います。日本で流行らせるために、いろいろとキャンペーンをしたのですが、結局、あまり流行らずに終わりました。絵柄が受け入れられなかったのではないかと思います。
バーガーキングで売っていたシンプソンズの時計は買いました。セットで持っていたりします。

[blue&gold02] [2003/12/27 03:02] [ MyDoblog ]
悪友のおかげでバッドテイストにはかなりの免疫ついているのと、ブラックめのユーモアが好きなので、South Park、意外と好きなんですが、家庭にはちょっとというところが...
「サザエさん」の「マスオの悲哀」とか「小遣い、奥さんに握られてて」みたいな話は、逆にアメリカ人に見せてもよく分からんところでしょうからね~。The Simpsonsもアメリカの細かい所がピンと来ないと面白くないところがあって、広く一般に受けるというのは難しいんでしょうね。

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2003.12.24

お気に入りのTV番組 in U.S.A. (1)

 元々日本でもあんまりテレビを見ない方だったので(特にドラマ)、アメリカに来てもとりわけ見る方でもないとは思うのだが、テレビから知識を得ることも少なくない。というのも、広大なアメリカ、基本的に暮らしている地域の話題は耳に入ってくるのだが、全国各地になるとさっぱり分らないことも多いのだ。SFとかかなりどぎついホラー、カルト映画も好きなんだが、結婚生活とは妥協の産物。家で見る番組は当然夫婦のどちらかが嫌いなものは除外される。ということで、家でお気に入りな番組はかなり王道派。若い学生連中ならば、"American Idle"とか"Buffy"とか見ているんだろうけど。
 
 こちらの家庭はケーブルTVを引いているのが普通だから、最低でも数十~百の多チャンネル。これがいいのはSFから、コメディ、料理、インテリア、スポーツ、ローカルニュース、外国の番組、ミステリー等々、専門のチャンネルが揃っていること。最近の日本もケーブル局やCSで近い環境が整っている家庭も少なくないようだが。チャンネル探すのがしんどい欠点もあるけど。特に、いいのは大抵の番組がすぐに再放送されるので、見逃しても適当に待ってればその内見られる点。イギリスにおけるコメディ番組とかがそうだけど、元から番組自体再放送を前提に作られているところもある。ドラマもコメディもシーズン間に結構な合間を取って作り込んでいる印象を受けるが、日本なんかスケジュールが過酷過ぎるのかもしれない。バラエティの2本取りとか当たり前でそこそこのクオリティを維持できるので、それはそれで大したものだけど。最近はドラマの続編やリメイクに伴って、夕方の再放送とかも当たり前になってきたので、ビデオ化だけでなく放送後の再生ビジネスを考えて長い目でコンテンツを作って欲しいものだ。特に、大概のドラマ。あれは酷すぎ。
 
 プライムタイム以外の朝昼夕方、アメリカでは大概のドラマが再放送されている。「M*A*S*H」「Taxi」といったアメリカでは有名な辺り、「刑事コロンボ」「ナイトライダー」「特攻野郎Aチーム」「刑事ナッシュ・ブリッジス」といった日本でもやっていた辺り(「タイムマシンにお願い」とか「うわっ」て思ってしまった、日本だと何だか超深夜の放送終了前にやっていたっけ)。大抵、思いつくようなドラマは皆再放送している。最近経営が怪しいTV神奈川なんか、最近まで「くれくれタコラ」「モンキーズ」「機動戦士ガンダム」とか妙な時間に再放映していたので、まぁそんな感じなのかな。
 
 さて、本題に戻って、家でまぁお気に入りのポジションと言える番組を幾つか挙げておこう。先述の通り、かなり一般的なセレクションかと(アメリカ人ではど定番ということ)。
 
 
1. SNL (Saturday Night Live) 

 CMによると「Grandaddy of Sketch Comedy」なそうな。ま、元ネタは60'sのイギリスの「空飛ぶモンティ・パイソン」なわけだが、そこら辺はそこのメンバーを何度もゲストに呼ぶことで敬意を表しており、アメリカ人のやり方にしては好感が持てる。日本の「ひょうきん族」「夢で逢えたら」以降のバラエティは、この流れを引いている、その源流。
 
 70年代に始まった長寿番組で、その名の通り、土曜の夜に、①コントをつなぎ、②合間に音楽ゲストが演奏、③有名芸能人がホストとして番組の司会を行う、という3つの決まりごとに従った番組。アメリカのコメディアンの登竜門でもあり、多数の日本未公開な映画を含めアメリカのコメディ映画の出演者はかなりの確率でココ出身。有名どころでは、J.ベルーシ、D.エクロイド、C.チェイス、B.マーレー、S.マーチン(ホストで何度も出演して人気に)、E.マーフィー、M.マイヤーズ、A.サンドラー、その他多々。ちょっと前だと、日本では有名じゃないが、W.フェローとかT.メドーとか面白い。
 
 日本にいる頃から見たかったんだけど、何故か日本ってリアルタイム~10年前ぐらいのコンテンツが出回っていない。E.マーフィーやJ.ベルーシ達のブルース・ブラザーズの頃まで遡らないと。アメリカの笑いのセンスは分らないっていうけれど、結構笑えるコントも多くて受けると思うんだけどねぇ。皆、芸達者で、特に歌わせたり躍らせるとやってくれる。ここら辺はアメリカの芸人の方が一枚上。
 
 音楽好きならば、ミュージシャンがここに出演して生演奏することがブレークの証ということもご存知のはず。錚々たる面子がライブをするので、それも見る楽しみの一つ。結構、若手の注目株とかも売れる前に出てきたりするので。最後に出演者が揃って抱き合ったりしながら挨拶するんだが、出演ミュージシャンの性格が出て、居場所無さそうにしてたりするのも印象的。後は、この番組の音楽プロデューサーHal Wilnerもその卓越した選曲センスが有名で、実力派ミュージシャンを集めてガーシュウィンやK.ワイルの古典をカバーさせるコンピレーション・アルバムを企画している。K.ワイルの回のアルバム「Lost In The Star」はお勧め。番組のコントでもお馬鹿な曲をうまく当てはめて腕前を見せつけている。 
 
 日本では王監督を扱ったコントが物議をかもしたようだが、アメリカではコント中の有名人の扱いはかなり過激。件の内容はセンスが何だと思うが(映像を見ていないので詳しくは分らないものの)、アメリカの番組を見ていると「よく訴えられないな」と思うぐらい。有名税ってことなんだろうか。特にSNL中の政治ネタは有名で、歴代大統領も徹底的にコケにされてきた。パパ・ブッシュはそれに対して番組にビデオ出演して懐ろの深いところを見せたのだが、ものの本によると子ブッシュの方は、たまたまついていたテレビでSNLが始まったのを見て、
 
 
 
  「お願いだ、そのTVを消してくれ。早く、早く。」
 
 
 
とか叫んだそう。気持ちは分るけど、小物だねぇ。 
 
 
 
 (長くなったので、次回に続く)
 
 
参考:ファンサイトの一つ

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2003.12.12

鉄人 in U.S.A.

【過去のTB元】 [もう一度みたい。アイアンシェフ!:『料理の鉄人』]
  
 はちくろさんの人気ブログからトラックバックさせていただきました。
 
 1年前ぐらいからアメリカでは放映が始まっており、結構人気があります。"Food Ch."という、マーサ・スチュワートとかの番組もやっている料理専門ケーブル局でなんですが。(ちなみにここで番組を持っているような料理人達は皆結構な人気者で、名前を冠したチェーン・レストラン等を展開していたりします。)
 
 かなり人気があるようで、コメディ番組「SNL」(日本で言えば「笑っていいとも」クラスの有名長寿コント番組、その内ブログでも紹介予定)の中でも、インチキ日本語でパロられていたので、恐らく一般アメリカ人の間でも結構な知名度かと。写真は「鉄人」カレンダーの販売サイト。
 
 
ironchef.png
 
 
 学校の教官が「あの食にかける意気込みは馬鹿げているけどすごい」とか言っているのを聞いて、私のような日本人はほくそえんでるわけです、ハイ。
 
 面白いのは鹿賀丈史だけ字幕で吹き替えなし、なところ。あのテンションはそのままの方が効果的と判断したのでしょうか。その他のアナウンサーとかコメンテーターとかは、見事に元の雰囲気を出した感じで吹き替えられています。特に、コメンテーターの知ったかぶった様子も甲高い声の英語で胡散臭く吹き替えられていて、個人的にかなりの壺。


【過去のコメント】

[十文字みかげ] [2003/12/12 03:32] [ MyDoblog ]
来年のカレンダーになってるところがちょっとウケました。
鹿賀丈史、すごいなぁ。

[えり] [2003/12/12 04:17]
そうなのかぁー。すごい人気なんだ。「馬鹿げているけど凄い」か。そうだろうなー。
ところで、こっちではウンナンのこれができたら100万円が結構人気です。そっちではやってます?

[blue&gold02] [2003/12/12 09:23] [ MyDoblog ]
カリフォルニアにはアジア系が多いので、International Ch.というところで時間帯を分けて各国の番組を放送していますね。ただし、これは一般的じゃないので、「料理の鉄人」とアニメぐらいかな日本の番組は。
あ、そういえば、僕は未見なんですが、「風雲たけし城」の放映が始まってるらしいです。我らの世代は懐かしくて涙が出ちゃいますね。しかし、すごい年代物を引っ張り出してくるものだ。フジも「鉄人で」一発当ててやる気満点のようです。

[gentoo] [2003/12/12 16:15] [ MyDoblog ]
「風雲たけし城」は見ましたよ。アメリカでは「Most Extreme Elimination Challenge」と言う名前で放映しているようです。ビートたけしやそのまんま東の名前を外人風にして、好き勝手に吹き替えを行ってました。前述の番組名で検索すると色々とわかると思います。

[blue&gold02] [2003/12/13 05:53] [ MyDoblog ]
情報ありがとうございます。さっそくググってみました。結構いい評判のようだけど、番宣等に力を入れていないのでマイナーみたいですね。普段テレビを適当につけて面白かった番組をその後も見るというスタイルなので、週一のマイナーな番組だとぶち当たらないんですよね。今度チェックしてみます。

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2003.12.06

土曜の朝(2): 戦隊ものにアメリカを見る

 先に(1)を書いたが、アメリカの土曜の朝はお子ちゃまアワー。日本のアニメも「遊戯王」だの「ドラゴンボール」だの「ポゥキモン(ポケモン)」だの、やっている。ちなみに少し前に「アメリカで放映開始」と話題になった「ルパン三世」は深夜帯放送(僕自身は未見なのだが)。日本だと、電車の中でお子様が「俺、次元!」「俺、五右衛門」とかやっているのを聞いて、「こんな世代にもまだメジャーなのか」と感慨深かったが、アメリカはレーティング厳しいからねぇ。
 
 ゴレンジャーに始まる戦隊物についても、既にアメリカには輸入済み。日本の特撮・アクションシーンだけいただいて、主人公達のシーンだけを差し替えて作品を作り変えている。日本にいた頃(もう5~6年目?)、そうしたアメリカ・バージョンを更に逆輸入したものを深夜に放映しているのを目にしたことがあったが(あの時間帯ということは「大きなお友達」向けなのだろうか)、アメリカンな会話が終わった後に怪獣と戦うシーンになると、バックが東京タワーだったりして笑えたものだった。
 
 こちらで一度目にしたのシリーズは、ヒーロー・ヒロイン3人組。どうやら高校生という設定らしく、戦闘を離れるとアメリカンなハイスクール・ライフになる。ちょっと面白かったのは、赤青黄といるのに
 
 
    「主役が黄レンジャー」 
 
 
 カレーは食べてなかったけれど。3枚目ではなくて、かっこいい2枚目ヒーロー。
 
 アメリカを感じさせることに、赤の人が有色人種系(ヒスパニックぽかった)。それで、当然赤が主役という設定なのだが、明らかに会話シーン等々、残りの白人男女の青黄がスポットを浴びている。黄色=有色人種というのも配色として少し問題ということもあるだろう。こうした現象はアメリカでも"political correctness"が叫ばれるようになって、あちこちで見られるようになった。例えば、ドラマ「フレンズ」が「登場人物に白人しかいない」と皮肉られるように、通常は登場人物の人種構成を調整するのが現代の常識。実際の社会は分離されているわけだから、欺瞞でもあるのだが。
 
 顕著な例で、その走りが見て取れるのが、80年代の映画「ゴーストバスターズ」(1作目ね)。幽霊退治屋の科学者3人組がドタバタを繰り広げるが、当然学者の3人は皆白人。ところが、何故か途中でいきなり黒人のバイトが加入して来る。これが、キャラは全く存在感ゼロだし、何せストーリーにほとんど絡まない。取って付けたのがアリアリと分かるわけ。
 
 カリフォルニア、特にサンフランシスコ周辺は、リベラルで人種が入り乱れているので特殊だが、南部や中部の古いアメリカこそ、平均的なアメリカなのであります。観光地以外に行くと、レストラン等でもジロジロ視線を感じ取ることもしばしば。
 
 
 
【過去のコメント】
 
[MediHen] [2003/12/05 19:40] [ MyDoblog ]
最近はハリウッドの映画のパニックものなんかでも、想定顧客層とキャスティングを重ねると、生き残るのが誰々かが想像ついちゃってゲンナリ、なんていうこともありますね。

これは、political correctnessというより、マーケティング偏重か。

[blue&gold02] [2003/12/05 21:18] [ MyDoblog ]
パニックものだと、取ってつけたように有色人種混じってますよね。あと、はっきりブラック向けという映画は、登場人物に白人ゼロだし。
ハリウッド映画はひどいですよね。大したことしていない小悪党が、残酷に殺されたりしてイヤ~な気分になることが最近多い気がします。

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2003.12.04

土曜の朝(1): ジャッキーですか、へぇ。

 アメリカで「土曜日の朝(Saturday Morning)」といえば、子供のためのアニメ・タイム。(ポンキッキーズ、テレタビーズみたいなのも含む。)午前中は皆、TVもそういう番組ばかりなので大人は退屈だが、いろいろ勉強することもあります。
 
 例えば、コレ。ジャッキー・チェンも出世したもの、彼監修のアニメ。ちなみに、彼は出てこない。やんちゃな男の子とそれをサポートする、ヌボーッとした若い男が大冒険するストーリー。カンフーも申し訳程度。その内、「ミヤジさん」よろしく(○C「ベストキッド」)、ジャッキーが特別出演して主人公達を特訓してくれるのでは、と期待して見守っていた。そのまま番組終了。字幕が流れる。「原案、ジャッキー・チェン...」。へぇ。
 
 どうも、おかしい。「出演、ジャッキー・チェン」 ...... もしかして、
 
 
 
   「赤シャツの、台本棒読み男は『ジャッキー』ですか?」
 
 
 
 
 
 
 Jackie.jpg
 
 
 
 衝撃でした。似てなさすぎ。あれだけ戯画化しやすいキャラをここまで、とアメリカ人の画力に感動です。

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