2003.12.15

コインに学ぶアメリカの州: デラウェア

【過去のTB元】 [$10のクリスマスプレゼント]
  
 
 Newellさんのブログに1ドルコインの話があったので、前々からまとめてみようかなと思っていたネタをちょっと立ち上げてみる。
 
 まずは簡単に前フリ。アメリカで流通しているコインは1セント(通称Penny)、5セント(Nickel)、10セント(Dime)、25セント(Quarter)、50セント、1ドル。この内、50セントはほとんど流通しておらず、1ドルコインもあんまり。サンフランシスコ近辺では、郵便局の切手自動販売機と駅の販売機でお釣りとして1ドルコインを使っているが(アメリカの自販機は性能がよろしくない)、通常の店でのショッピング等でもらうことはまず無い。
 
 1セントコインは日本の1円玉といった感じ。使い道がないので、ベイエリアに多い浮浪者にあげるか、余りに態度の悪いウェイターへの嫌がらせチップとして使うぐらい。5セント玉も日本の5円玉同様、自販機等で使えないことが多いので、利用価値は低い。ということで、電話にしろ何にしろ、25セント=コインの代名詞。アメリカのバス等では機械からお釣りが出ないこともあり、始終クウォーターだけは持ち歩いておいた方がよくなる。
 
 さて、そんな25セント玉なのだが、1999年からアメリカの造幣局ではちょっとしたプロジェクトを始めている。25セント玉の裏側はデフォルトで鷲の絵なのだが、そこにアメリカ全州にまつわる絵を描いて発行しようという試み。年に5種類ずつしか発行していないの、我が加州の図柄が出回るのはまだまだ先。ドラッグ・ストアにはコレクションを納める冊子等が売っており、結構皆集めたりしている様子。意外と揃わなかったりする。ということで、アメリカの歴史・地理に詳しくない私、コインの図柄を元にアメリカ各州のお勉強をしてみようと思い立った。が、このネタ、検索してみたら既にやっている人が...しかも、結構よく書けているではないですか。皆、思いつくことは同じだ。
 
 ちなみにTVのコメディ番組でも、これをネタにしてお勧めする25セント玉に刻むべき州のキャッチフレーズ
 
 「Texas ~ ブッシュ大統領を輩出した教育水準の州」
 
 「Massachusett ~ 間にAssが挟まるお間抜けな州、や~い、や~い」

 
とかやっていた。
 
 
Delaware.jpg
  
 
 まぁ、とりあえず自分のお勉強がてら、ちょっとまとめてみるかということで、第一弾、デラウェア(Delaware)州。最初の頃の州は小さいので地図上見えるだろうか、赤い部分。州都はDover。州の名前は総督Lord De La Warrの名前から来ているそう。合衆国憲法を最初に批准した州であり、国内で2番目に小さい州。ワシントンやニューヨークに近く、州法等が整っているため会社の設立が多いようで、住民2人に対して1つの会社がある位。世界の大企業の目安になるFortune 1000(一流はFortune 500)の内、6割が設立地デラウェアだとか。
 

 state1.jpg
  
  
 観光地としては古都New Castleぐらいか。建国前の古い家々も残っている様子。コインに記してある通り"First State"が通称でもあるが、その他にも
 
 
 Blue Hen: 尾っぽが青い雌鳥で、独立戦争の際にデラウェアの州軍が暇な時の闘鶏用に連れ歩いたことと彼らの勇敢さをかけて、イメージとなった。
 
 Diamond State: T.ジェファーソンが、戦略拠点上「宝石のよう」と称したため。
 
 Small Wonder: 前述の経済的な重要性等から。
 
 
がある様子。コインに記されている絵はCaesar Rodney。癌と喘息を患いながらも雷雨と猛暑の中を駆け抜けて州代表の会議に参加し、アメリカの独立を後押しした人物ということで有名。その時の絵というわけですな。
 
 州旗はこんな感じ。下の日付は、前述の通り、憲法を批准して正式な州となった日。真ん中には、船で通商、その他で農業、そして州兵を重要なシンボルとしている。背景色はコロニアル・ブルー。コロニアル(「植民地の」)とはアメリカに渡ってすぐの移民たちが、欧州母国の様式を元に作り上げたスタイルのこと。色を表す名称にも用いられている。
 
 
 stateF1.gif
  
  
コイン画像について:
Quarter-dollar coin image from the United States Mint.

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